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韓国訪問中のイラク市民が訴え
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/300.html
投稿者 愚民党 日時 2003 年 12 月 09 日 07:03:54:ogcGl0q1DMbpk

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2003年 12月 8日 月曜日   □□□□ □■  

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  ◇◆ 韓国訪問中のイラク市民が訴え
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4日の韓国<オーマイニュース>国際欄に掲載された、韓国光州市
を訪れた二人のイラク市民の証言に関する記事を訳して紹介しま
す。ぼくには、たいへん興味深い内容でした。


http://www.ohmynews.com/ArticleView/article_view.asp?
menu=c10400&no=142164&rel_no=1&back_url=

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"今イラクには軍隊が必要なのではない"
      光州5.18墓地を訪問した二人のイラク人
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イ・スンフ(yishoo)記者

政府がイラク追加派兵の手順を進めるなかで、イラク人たちが光州
を訪問してわれわれの政府の追加派兵方針の撤回を要請し、関心を
集めている。

彼(彼女)らは、「韓国軍がイラクへ来て死亡すれば、韓国人たちが怒
ることになり、以後の韓国とイラクの関係は悪くなるだろう」と語り、
「今イラクに必要なのは軍隊ではなく、食糧、医療、再建事業などが
必要だ」と主張した。続けて、「たとえ再建事業のために非戦闘兵が
来ても、彼らは軍人」だと述べた。

3日光州を、2名のイラクからの客人が訪問した。アメリカのイラク侵
攻直後から書いた日記が国際社会に知られて、「イラク版アンネ・フ
ランク」と呼ばれているアマル・フセイン・アルワン(14)さんと、<イラク
トゥデー>で活動しているサルラム・アル・アバスマフード・ジュブリ記者
である。

「イラク派兵反対光州全羅南道非常国民行動」(共同代表キム・ジョン
ギル)と、(社)光州平和アカデミー(理事長キム・ジョンジェ)が主管し
て、<市民の声>の後援で光州を訪問した二人は、この日午後3時、国
立5・18墓地と丘墓域を参拝した後、講演会を行った。彼らは光州訪
問でイラクの現在の状況と占領軍である米軍の実状について証言し
た。

 ◆「イラクに必要なのは軍隊ではなく再建と食糧」

国立5・18墓地参拝の後行った記者懇話会で、彼(彼女)らは、光州と
イラクの共通点をあげて連帯感を表明した。ジュブリ記者は、「ここへ
来た理由は、死者と生者の連帯のために来た」とし、「ここ(に眠って)
いらっしゃる方々が、軍部の独裁と戦った時のように、イラクの状況も
その時と同じだ」と語った。

ジュブリ記者は、韓国軍の追加派兵に関して軍隊が来ることに対す
る拒否感を示した。彼は、「ナシリアに韓国軍がいるというのを、大部
分のイラク人たちは知らない」とし、「もしこの事実を多くの人々が知
るようになったら、怒るだろう」と主張した。続けて、「イラクに必要な
のは軍隊ではなく、食糧と医療、そして再建だ」と明言した。軍隊では
なく民間救護団体や企業の手が必要だというのだ。

国内の医務及び工兵など非戦闘兵派兵の論議について、アマル・フ
セインさんは、「それでも彼らは軍人だ」と拒否感を示した。続けて、
「イラク人たちは非戦闘兵といえば、軍服を着ておらず銃を持ってい
ない人を思い浮かべる」と説明した。ジュブリ記者は、イラク人たちが
軍務の種別を問わず軍隊自体に拒否感を持つ理由について、「長年
の軍事独裁のため」だと説明した。

彼は、韓国軍追加派兵方針撤回の主張のもう一つの根拠として、韓
国とイラクの友好関係維持をあげた。彼は、「韓国軍がイラクで死亡
すれば、韓国の人々はイラクに対して怒ることになり、これは後日韓
国とイラクの関係が悪化するように作用するだろう」と主張した。続け
て、「イラクには、韓国製の自動車や生活必需品などが広く普及して
いて、韓国に対する印象は良い」と述べ、「今、数多くの米兵が死んで
いるような事態が、韓国軍に起きないことを願っている」と明かした。

記者懇話会で彼(彼女)らは、アメリカに対する根深い不信を現わし
た。アマル・フセイン・アルワンさんは、「アメリカは人道主義的観点よ
りも政策によって動く国」だとし、「アメリカは死亡者たちと家がこわれ
ることには関心がなく、物質的に獲得していくことにだけ関心をもって
いる」と非難した。続けて、「(米軍は)感情がない人々のようだ」と恐怖
をあらわにした。

アマル・フセインさんは、イラク現地の治安維持のための追加派兵の
論理に、正面から反駁した。彼女は、「権限が与えられれば、イラク
の治安はイラク国民自らが維持することができるが、アメリカはそん
な権限を与えた事がない」と語った。

ジュブリ記者も、やはりアメリカを非難した。彼は、「アメリカはイラク
人たちの自由のために来たと言うが、サダム・フセインに代わって新
しい独裁を行っている」とし、「最低限、フセイン政権の時は治安状態
が良好だった」と主張した。

ジュブリ記者は、抵抗勢力の活動について、「戦争はまだ終わってい
ない」と断言した。彼は、「抵抗勢力のなかには、フセインの追従者も
いるが、多くがイラクの自尊心のために戦ったり、家族たちが被った
被害によって復讐心を抱いた人々」だと紹介した。イラクを占領した
米軍によって抵抗勢力の規模が大きくなるという、逆説的な現象が起
きているというのだ。

またジュブリ記者は、(光州の)5・18抗争当時、公権力が不在であった
状況においても光州の秩序が完璧に維持されたという説明を聞い
て、「イラク南部地方でも(抗争当時の光州と)似た状況が続いている」
と伝えて、独自的な治安維持が可能だということを示した。

 ◆「被害を受けた韓国の民間人に申し訳ない...韓国軍、イラクで
   戦う理由はない」

国立5・18墓地と望月洞丘墓域を参拝した二人は、この日夕方7時、
光州YMCAムジン館で開かれた講演会に参加して、イラクの現況を
生き生きと証言した。

ジュブリ記者は、「望月洞で、アメリカの支援を受けた軍事独裁政権
によって殺された人々を見た」と言い、「(光州と)まったく同様の数多く
の死が、米軍占領下のイラクで続いている」と伝えた。

ジュブリ記者は、米軍によって行なわれている'犯罪'についての証言
を続けた。彼は、「友達の兄弟たちが米軍によって殺され、23年前に
公務員だったという理由で彼らのお父さんまで逮捕された」と紹介し
た。彼のもうひとりの友達は、家の前で妹が泣くので家に入って行っ
たところ、家にいた米兵に射殺されたという話もした。続けて、「私は
米軍が最大のテロリストだと思う」と強調した。

韓国の民間人4人が死亡した事件に関して、ジュブリ記者は、「個人
的に、イラク人ではなく、外部から入って来た者ではないかと思う」と
し、「韓国人の被害者が出たことに対して、とても申し訳ない」と、謝罪
の意を現わした。

ジュブリ記者は、取材活動のなかで会った多数の政治組織関係者た
ちの言葉を引用して、「米軍がイラクから早く出て行きたがっている」
と主張した。彼は、「多くの人々が、報道しないことを前提に、“数百人
の米兵が、イラク人たちが私たちを好きではないから、ここにこれ以
上いたくなく、早く家に帰りたいという手紙を送っている”という話をし
てくれた」と伝えた。彼は、「(アメリカは)石油のために(イラクと)戦って
いる」とし、「韓国軍がイラクで戦う理由はない」と主張した。続けて、
「イラクに韓国軍を派兵しないでくれ」と、派兵方針の撤回を韓国政府
に重ねて要求した。

アマル・フセイン・アルワンさんは、「イラクに帰ったら、人々に韓国の
人たちが民主化のためにどんなに血を流したのかを伝える」と抱負を
語った。続けて、「イラクの人々が韓国の経験を聞けば、大きな力を
得て、韓国人たちのように民主化のために戦うだろうと確信する」と
語った。

彼女は、「サダム・フセインに代わって、今はアメリカが、爆弾と戦車
でイラクを支配しながらイラク人たちの生命と財産を奪っている」とし、
「誰でも米軍に対して行動や言葉で抵抗すれば投獄されたり、殺され
る場合もある」と証言した。続けて、「アメリカは出来る限りイラクに長
く留まりたいから、イラク人たちに権力を渡さないようとしている」と非
難した。

戦争のなかで、家の近くの孤児院に米軍の爆弾が落ちて多くの子供
達が死亡したことが、一番記憶に残ることだという、アマル・フセイン・
アルワンさんは、「イラクの人たちが、民主化と自由を勝ち取ることが
できるように、韓国の人たちが助けてください」と訴えた。


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"再建・医療を助けようとするなら、民間救護団体送らねば"
6ケ月間イラクの状況を見てきたハン・サンジン氏
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この日光州を訪問した2人のイラク人のそばには、ハン・サンジン「共
に行く人々」平和チーム長が同行していた。ハンチーム長は、去る3
月20日、アメリカがイラクに侵攻した後も、反戦平和運動のため'人間
の盾'として、イラクに残り活動した経歴がある。

アメリカを見るイラク人たちのまなざしについて、ハンチーム長は、
「サダム・フセインよりも大きな悪だと見ている」と語った。ハンチーム
長は、「フセインをとり除いてくれたアメリカを有り難く思う雰囲気が一
時はあったが、アメリカを経験してみると、思い違いをしていたという
ことを悟った」と明かした。

ハンチーム長は講演会に先立って光州郵便局前広場で開かれた
ローソク集会に参加して、「イラクの状況が過って伝えられるのは、言
論の責任が大きい」とし、「イラクの治安状況は、私たちが思ったより
も良好だ」と主張した。

ハンチーム長は、「現在イラクには、家毎に銃がある」とし、「アメリカ
が、今のイラクのような無政府状態であれば国がひっくり返っている
だろうが、イラクはそうではない」と表現した。続けて、「終戦直後のイ
ラクには自治の動きがあったが、アメリカはそれをすべて瓦解させて
しまった」とし、「あの時自治活動が始まっていたら、状況は非常に安
定していただろう」と主張した。

ハンチーム長は、政府の追加派兵の論理である'国益'の主張に対し
て反駁した。彼は、「後日、イラクに選挙を通じて政権が樹立されれ
ば、政権の性格がどうであれ世論に配慮せざるをえない」とし、「軍隊
に対する拒否感のひどいイラクの人たちが、軍隊を派兵した韓国に
好意的な世論を形成するだろうか」と述べて、派兵が国益の助けにな
るという主張に反対した。

ハンチーム長は、「本当に国益のために派兵しなければならないのな
ら、軍隊を送らずにイラク軍や警察を訓練することができる方法を講
じなければならない」と述べて、軍事顧問団のような方案を提示した。
続けて、「国益や名分の助けにもならず、ただアメリカによく思われる
ために派兵するというのは狂気の沙汰」だとしながら、「アメリカのた
めに韓国の若者たちが血を流してはならない」と力説した。

ハンチーム長は、今月末イラクに再び入り、平和教育センター建設と
反戦平和活動を繰り広げる予定だ。

(記事紹介終わり)

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 ※ 註: イ・スンフ(yishoo)記者のアルファベット表記はサイト原文の
掲載通り。 ハングル表記は、Yi Sung-Hooと読める。

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