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編集長曰く、「石原東京都知事がただの乱暴者かどうか、それは読者の判断に委ねよう。」
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/404.html
投稿者 【Newsweekメルマガから一部転載】 日時 2003 年 12 月 10 日 02:48:55:9NYGQWLO3QGjM

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【編集長コラム】
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★ いつの間にか忘れていませんか★

 イラクへの自衛隊派遣問題は、外務省職員の死によって与党の中にも慎重論
が出ている。テロに屈して自衛隊派遣を見送ることはできないなどと言いなが
ら、もし自衛隊がテロに襲われて犠牲者が出れば、来年の参議院選挙は敗色が
濃厚になることを恐れているのだ。もちろん人命は何よりも重い。しかし選挙
に負けるから危険な所には送れないという論理(というより本音?)もいかが
なものか。
 「大義」ということに関しては先週書いたが、このところ気になることがも
う一つある。いつの間にか言葉が変わってきているのだ。たとえば過激な発言
で知られる石原東京都知事。先日も外務省職員殺害事件に関してこう述べた。
「堂々と相手を殲滅したらいい。日本軍は強いんだから」
 殲滅なんていう言葉にもドキッとするけれども、日本軍という言葉にはもっ
と驚いた。自衛隊は軍隊ではない、と言い張ってきたこれまでの自衛隊論議か
ら言えば「日本軍」などという表現はタブー中のタブーである。しかし私が驚
いたのは、石原知事がこの言葉を使ったことよりも、この言葉に「良識派のマ
スコミ」が食いつかなかったことだ。
 そう言えば「国益」なんていう言葉も、長い間、箪笥の中にしまい込まれて
きた言葉である。戦前の日本の軍国主義を思い起こさせる言葉として「門外不
出」になっていた。自衛隊に関してはこういう「箪笥言葉」はもっと多い。司
令官という言葉も使わないし、もちろん兵士とか兵隊とかいう言葉も使わな
い。東部方面隊なんて言われると、まるで警察の機動隊の一部みたいだが、実
際には首都圏から新潟までを防衛する陸上自衛隊の部隊である。全国を5ブ
ロックに分けており、その中でも最も重要な部隊といっていい。
 軍国主義を連想させないようにするこうした一種の「言葉狩り」は、決して
良いことではない。われわれ日本人が軍国主義とは無縁であり、平和憲法があ
るから平和であるというような一種の平和ボケ現象を生み出すからである。も
ちろんイデオロギーは言葉とは無縁ではありえない。しかし昔の軍隊用語を使
わないからといって自衛隊が軍隊でなくなるわけでもあるまい。
 言葉狩りがよくないとはいっても、いつの間にか無自覚的にタブーであった
言葉が戻ってくるのも本当にそれでいいのか、という気分になる。本来、自衛
隊という言葉自体がまやかしのようなものだとしても、だからといって日本軍
と呼ぶことにすればいいというものではあるまい。それでは言葉狩りをただ裏
返しにしただけで、呼称を変えることの意味が何ら認識されないからである。
 自衛隊にまつわるさまざまな問題を国民的に議論することが必要だろうし、
何と言っても憲法9条を含めて現在の日本憲法をどうするのかを真剣に考える
必要がある。今までのように護憲といえばすむ時代は終わってしまった。21世
紀の日本としてどのような憲法が必要なのか、そして世界の秩序に貢献できる
憲法とは何か、それが議論の軸である。タブーを破ることは良いことだが、破
るという意識と破ってどうするかという目的がなければ、ただの乱暴者だ。石
原東京都知事がただの乱暴者かどうか、それは読者の判断に委ねよう。
(藤田)

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【今週号の記事】 ニューズウィーク日本版 2003年12・17号
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 イラク     外国人狩りの悪夢の中で
         誰もが標的になる緊張の日々を本誌記者が現地報告

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 ■凋落     信者がソニーを見放した理由
 ハイテク    中国の「プロジェクトX」
         半導体から燃料電池まで、明日の世界標準づくりに邁進
 通商問題    新たな火種は予防原則
 視 点     今こそ評価すべきグリーンスパンの力

◆WORLD AFFAIRS◆
 ロシア     気がつけばKGB国家
         悪名高い組織のOBがモスクワや地方で政府の要職に
 アイルランド  移民が揺らすケルトの国
 アメリカ    マイケル弁護に秘策あり
         注目事件を独占する売れっ子弁護士のしたたかな戦術
 シナリオ    イラク崩壊の危険な序曲
         シーア派が内紛を始めれば国家再建どころではなくなる

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 プロフィール  トレンドをつかさどる6人の旗手
         鋭い美意識で時代の空気をつくり出す注目のリーダーたち
 注目スポット  世界デザイン都市紀行
         ミラノやパリから北京、ベイルートまでいまホットな12の街
 インタビュー  アルマーニ、独創の哲学
 企 業     環境もつくるアイデア集団
         デザイン会社IDEOの発想の秘密はフィールドワーク
 初級講座    通を気取れる基礎知識
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 サイエンス   チェロの音色は黄金色
         聞いた音の色が見える「共感覚」の研究が進んできた
 中 国     メダルより輝く五輪の利権
 映 画     愛と殺人とハンドカメラ
         少年殺人犯と遺族の愛憎劇を描いた『息子のまなざし』

◆ON JAPAN◆
 リチャード・サミュエルズ(マサチューセッツ工科大学教授)
         小泉が感謝すべきこれだけの相手

◆PERISCOPE◆
 チェイニー「偽情報」に新証拠、
 ゲリラ掃討よりメンツが大事? 
 アテネ五輪テロ対策に「弱点」、ほか

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