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<リビア>イスラエルの例外扱いに不満も(毎日新聞) −”イスラエルの核を問題にしない米国の二重基準に対し複雑な感情を抱くアラブの市民の感情に配慮”
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/104.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 21 日 05:54:42:eWn45SEFYZ1R.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031221-00000072-mai-int

【アンマン小倉孝保】大量破壊兵器開発計画放棄を宣言したリビアは19日の声明で、「中東地域は例外なく同様の措置をとるべき」と述べた。イスラエルの核を問題にしない米国のダブルスタンダード(二重基準)に対し複雑な感情を抱くアラブの市民の感情に配慮したものと考えられる。リビアの決定を称える米英の姿勢に、アラブの市民は冷めた反応を示している。

 リビアの最高指導者、カダフィ大佐は19日、声明を発表し、「賢明な決定であり、勇気ある前進だ」と自画自賛した。これに先立ち、外務省が発表した声明では「リビアの決定が例外なしに中東全地域の例になることを望む」とした。これは、核兵器を保有しているとされるイスラエルも同様の措置をとるべきだとの考えを示したものだ。

 中東地域では、イラクのフセイン政権崩壊で大量破壊兵器開発疑惑が払拭されたほか、イランでは、国際原子力機関(IAEA)の圧力で国際社会が同国の核開発の透明性を確保できる見込みがついた。そして、カダフィ大佐の今回の決定で、イスラエルに対する大量破壊兵器の脅威はかなり取り除かれた。

 これまでも、エジプトなどは、国際会議などを通じて中東地域の非核地帯化構想を提案しているが、イスラエルは応じる姿勢を示していない。イスラエルを例外扱いしたままで中東から大量破壊兵器一掃を進める米国の姿勢にアラブ・イスラムの多く民衆は不信感を感じている。

 アラブ有力紙「アルハヤト」カイロ支局のムハマド・サラハ支局長は「カダフィ大佐は自身が権力の椅子に座り続けるためには米国を満足させるしかないと考えた。米国はイスラエルを守るためには独裁者さえ支持する」と冷めた反応だ。また、同「アッシャルク・アルアウサト」アンマン支局のナビル・ガイシャム支局長は「中東で最も強力な大量破壊兵器を所持しているのはイスラエルだ。イスラエルがこれを放棄しない限り、地域の安定はない」と語る。

 米国はリビアの決定を称えるが、アラブの一般市民の間には、イスラエルの優位をさらに確実にする今回の決定に複雑な感情も残る。特にイスラム原理主義過激派は米政府のこうした二重基準に強い不満を抱いており、イスラエルを例外扱いしたままの米国のやり方はテロリストに口実を与える危険さえある。(毎日新聞)
[12月21日0時51分更新]

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