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パキスタン:大統領暗殺未遂事件 背後にイスラム過激派か (毎日)
http://www.asyura2.com/0311/war45/msg/425.html
投稿者 はまち 日時 2003 年 12 月 26 日 06:02:21:rhFP/VPyFgrPk
 

パキスタン:
大統領暗殺未遂事件 背後にイスラム過激派か


 【イスラマバード西尾英之】パキスタンのイスラマバード近郊で25日起きたムシャラフ大統領暗殺未遂事件は、市民に多数の死傷者が出たものの、大統領は今月14日の爆破事件に続いて危機一髪で被害を逃れた模様だ。相次いだ暗殺未遂事件の背景には、大統領に反発するイスラム過激派がいる可能性が強い。

 今回の現場からすぐ近くの14日の現場では、何者かが橋の下に隠した大量の爆発物を大統領の通過に合わせて遠隔操作で爆発させようとした。車列が遠隔操作を狂わせるハイテク機器を装備していたため、爆発のタイミングが遅れ、大統領は被害を逃れたとされる。

 大統領のラワルピンディの公邸からイスラマバードの官邸への行き来には、常に複数のルートが用意され厳戒態勢が敷かれる。それにも関わらずほぼ同じ場所で2度も事件が起きたことは、犯行が組織的で政府や軍内部の情報に通じている可能性も示している。

 「テロへの戦い」への協力を迫る米国と、アフガニスタンのタリバン政権を生み出した国内のイスラム原理主義勢力との間で、ムシャラフ大統領は微妙な均衡を保ってきた。大統領は陸軍出身で99年にクーデターで政権を奪取。しかし、自身は国際情勢に通じ、トルコ型のイスラム世俗国家を理想とする「穏健派」イスラム教徒だ。

 米国での同時多発テロ後、米国の求めに応じてそれまで支援してきたタリバン政権を見限り、米国が主導する「テロとの戦い」に加わった。90年代に入り米国とインドが接近し、政治的にも経済的にも破綻寸前だったパキスタンは大統領のこの選択で息を吹き返した。

 だが大統領の「対米追従」姿勢は、タリバンやカシミール地方で活動するイスラム武装組織と太い関係を持つ国内のイスラム過激派や武装組織の強い反発を買っている。政権は南部の都市カラチなどで活動するアルカイダ残存勢力の摘発にも取り組んでおり、一連の事件にアルカイダの関連を指摘する見方もある。

 米国と国内のイスラム原理主義勢力という内外の圧力の間で、パキスタンは大統領のかじ取りで何とか均衡を保っている。もし大統領が暗殺されるようなことになれば、イスラム教国唯一の核保有国である同国は「穏健派」と「原理派」に二極分解し、大混乱に陥りかねない危険な要素をはらんでいる。

[毎日新聞12月25日] ( 2003-12-25-23:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031226k0000m030065001c.html

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