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アフガン人道支援(中村哲さん)と自衛隊派遣…(今朝のTVから)
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投稿者 縄文人 日時 2003 年 12 月 27 日 11:56:02:bfek92EqWeCqg
 

今朝の日本テレビ「Wake up」に、中村哲さんが登場し、
アフガンでいま行われているペシャワール会の灌漑事業が紹介されました。
中村さんは、いつも一貫して、明快なメッセージを発し続けています。
日本が本当に人道復興支援をしたいというのなら、
現地の人々が本当に望んでいるかたちの支援をすべきだと。

医師である中村さんは、かつては井戸掘り、いまや灌漑事業に着手して、
故郷を離れて難民にならざるをえなかったアフガンの人々が、
安心して農業に復帰できる環境づくりをやっていますが、
いまやっているこの事業が完成したあかつきには、
10万人規模の農民たちが自給自足できる環境が整うといいます。
これに要するお金は2億円ちょっとということですが、
そのすべてが共感者のカンパ支援に支えられています。
つまり、現地の日本人スタッフ10人が、
2億円の予算規模で10万人アフガンの人々に対して
安心して暮らせる環境をプレゼントしようとしているのです。

中村さんは言っていました。
この事業をもし政府がやったとしたら、十数倍のお金がかかるだろうと。
現場で働くアフガンの人々には、当然日当が支払われています。
一人当たり1日240円ということですが、
この収入もまた、アフガン人に希望を与えているようでした。

日本政府は、こうした民間人の活動にこそ支援すべきではないでしょうか。
日本から派遣される自衛隊員は、日当だけでも一日3万円の手当が約束され、
浄水器を使って飲み水を作る支援などをするのだとか。
3万円といえば、アフガンでは125人分のお金です。
しかもその水は、機械がなければ作ることができず、
中村さんがやっているように、現地の人々が管理できるものではありません。

ペシャワール会のスタッフたちも口を揃えて言っていました。
日本がイラクに自衛隊を派遣することで、
日本は結局アメリカの手先であることが鮮明に印象づけられ、
これからの活動が危険にさらされることになると。
その言葉には、
「お願いだから、政府はわれわれの支援活動の邪魔をしないでくれぇ!」
と叫んでいるように聞こえました。

小泉さんは、中村哲さんたち現地で活動している人たちの声を聞くべきです。
10人の日本人スタッフが2億円ちょっとで10万人を救える事実を見るべきです。
本当は、こういう活動にこそ資金的な支援をすべきでしょうが、
どうせそんなことするつもりはないのでしょうから、
せめて、現地で必死で活動しているみなさんの邪魔にだけはなってほしくありません。

それから、中村さんたちの工事現場に米軍が機銃掃射をしたことに、
小泉さんと川口さんは、果たして抗議をしたのでしょうか。
そんなことさえできなかった日本政府は、アメリカの手先と思われて当然のこと。
つくずく情けない、そして酷い政府であることを、改めて思い知らされました。

参考↓
ペシャワール会HP
http://www1m.mesh.ne.jp/~peshawar/
イラク復興の『手本』“自由アフガン”の実態
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=326
うっすら雪化粧 (そしてアフガン)
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=116
国際正義という暴力☆中村哲
http://www.creative.co.jp/top/main.cgi?m=349

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