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オバハンからの気まぐれ通信[1月1日〜9日]【イラクへ行くメディアの訓練というのにも笑えた】
http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/156.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 1 月 10 日 02:40:29:dfhdU2/i2Qkk2
 

禁無断転載

オバハンからの気まぐれ通信
(2004年01月)


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■□■2004年01月09日(金)■□■
早々と週末の礼拝日がやって来た、晴れあがった空のしたにスイトピーがすくすく伸びる。郊外では菜の花が咲き出したし、晴れた日には一日毎に陽射しが春めいて来たような気もする。北海道や東北地方は大雪だというのに、こちらは後少しで庭木の植え替えが出来そうだ。

ブッシュに続いてブレイアー、そして今度はオランダの首相が電撃でイラク入り、サマーワを訪問。そして曰く「常に危険なサマーワで、困難な任務に励む兵士の皆さんに期待し感謝してる」と。首相の激励をTVで聞きながら、日本政府とオランダ政府では「危険と安全」の概念というか、受け止め方が違うのだと感嘆。サマーワに対する日本政府の受け止め方、調査結果は「安全」だったからこそ、小泉はサマーワへの自衛隊派遣を決めたのではないのか。「安全」を見極めて送ると、言明し続け、派遣決定したことを忘れてもらっては困る。
もっとも、派遣する自衛隊員への激励式では、そんなことを忘れたかのように堂々と力強く、「決して安全とは言えないサマーワへ行く皆さん…」と、式辞を述べていたから、日本語能力が高くないと、見うけた。
しかし、自衛隊員の「安全には万全の措置を講じている」というから、治安の悪いところで生活する日本人には、それを参考のために是非教えてもらいたいと思う。政府は過酷な訓練をしたから、あるいは十二分な注意を払って行くからと自信のほどを見せるが、だからといって事故が回避出来るものではない。

イラクへ行くメディアの訓練というのにも笑えた。
何でも、知らないよりは知っている方が良い。しかし、イラクへ行ってもアメリカ政府やアメリカのメディア追随、日本政府からもアメリカと同じ視点からの報道しか許されていないような日本のメディア取材なら、大金を使って現地取材をする必要などまったくない。CNNやBBCなどに任せて、そこからの垂れ流しで良いのではないか!
911以来、日本のメディアは、日本政府の対米従属の体制を支える方向に進んでいるが、この主体性をなくした急速な動きは何なのか?「本物のジャーナリストよ、出でよ!」」と、ド素人のオバハンが叫ぶ。

何度も言うが、今回の自衛隊派遣は、国連の活動にも認められていない。今までのPKO自衛隊海外派遣と根本的に異なるものだと、声を大きくして言う!自衛隊のイラク派遣反対!!

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■□■2004年01月08日(木)■□■
1ヶ月ほど前からパソコンの調子が極悪、送信しても相手に届かず、頂くメールの多くも届かないというありさま。送信後に確認、『Sent』トレイにキッチリ入っているので安心!と思っていた…。しかし、それが何の安心にもならないことが最近ようやく判って来た。年末から年始にかけてたくさんのメールを頂いたことと思うが、頂いたメールには必ず(短くても)返信をしているので、オバハンからの返信がない時は、それはオバハンのPCが役立たずだと思って頂きたい!!
しかしPCに弱いオバハン、今後どう対処するべきか??

本日は久しぶりにトリプル・パンチ、連ちゃんでノックアウトされた!!
アフガニスターンでのローヤ・ジルガが終わったとはいえ、治安がイマイチの上、カーブルからパ国境までの陸路上には地雷が仕掛けられたらしい…と、聞いてしまえば、超怖がりのオバハンなどはもうカーブルまで走れない。知り合いの記者たちや専門家も本当か、ウソか確認が出来ないだけに要注意と騒ぐ。特に年末だったか、パ国境からジャララバードの間で地雷撤去団体の車が襲撃された…なんてニュースには、しばらくは走るのを止めようと思ったものだ。オバハンも事故防止のために細心の注意を払っている、しかし、事故は細心の注意にもかかわらず、起こる時は起こる。
そんなわけで、最近は観光客もなく静かな事務所でケイコさんや、6匹の犬たちを相手にノヘノヘ遊んでいるだけ。寒くて庭でノンビリ草木を愛でながらのコーヒーもかなわず、部屋にヤマのような本を持ち込み、連日読書三昧。全力疾走しているか、ひたすら読書にふけるか…どちらかしかないのがオバハンの生活だ。
しかし、ようやく知り合いから「相談事」が持ち込まれた!超お節介なオバハンの出番と張り切ったが、話し自体は「ガイドとねんごろになり、騙された!」と良くあることなので珍しくもない。ただ、パーキスターンの不景気を反映してか、もしかしたら観光会社ぐるみでの「結婚詐欺か??」と思えるもの。
言葉の通じない女性が日・パ旅行社に頼みたいと言ったにもかかわらず、ガイドは「日・パ旅行社のオーナーはレズだから、女性が1人で行くのはアブナイ、やられてしまう。その上、NGOの金を使い込んでいて当局から睨まれている。評判が凄く悪い会社だから行ってはダメ!」と。オバハンはサドマゾだけではなく、レズでもあったのか…。
大昔には若い女の子(といっても30歳くらいだが)が3人ほど出入りしていたら、こともあろうか在パ日本大使館の、超仕事をしないので有名な小役人から「売春斡旋」をしてるではないかと、アチコチ聴き回られた。仕事をしない人だったから、もしかしたら自分自身が恩恵に与かりたかっただけなのかもしれないが、まぁ、まったく言葉がない。

言っては悪いが、とにかく中年女性の一人旅は怖い!
オバハンも何度も巻き込まれ、痛い目にあった。以来、ウチではガイドの家庭破壊につながらないように、また若いガイドの一生を誤らせないようにと、仕事や調査などハッキリした目的がない一人旅の女性はお断りしている。
自分自身のことしか見えない、快楽を求めることしか知らない最近の多くの日本人には、自衛隊派遣の本当の意味するところも、貧富の差がますます強くなって行く日本の将来にも興味がないのだろう。今に、それらはすべて自分たちに振りかかって来るというのに…。

ふたつめは一人旅の女の子。パーキスターンに来て言葉も不自由ではないと(たぶん)自信があるのだろうか。でもオバハンなどから見れば隙だらけ。ご本人は男物のシャルワールを着て、男のようにショールを頭に巻きつけ男のつもりかもしれなないし、粋に装っているつもりかも。しかしバスの中でザックを切られ、帰国直前には引ったくりに遭ったと、短時間の旅行で二度も被害に遭ったことを聞いて、さもありなんと納得。男の側から見れば、ちょっと手を出してからかうか、困らしてビックリさせたいと思う女の子。ご本人がオバハンたちのお節介な注意にも「ハイ、ハイ、解っています…」と、超軽く受け流すだけなので、若さにも勝てないとノックアウトされた。オバハンは繊細なのだ!

三つめは夕方に、やはり中年女性。アンタら人生をなめるナ!…と、言いたい。

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■□■2004年01月05日(月)■□■
曇天、時折は小雨で、終日夕暮れなみの暗さ。
1週間前の早朝、SORAスタッフへの指示と給料の支払を兼ねて、アフガン国境の町トルハムへ出かけた時も、「いつまでたっても夜が明けない?いったい何なの?」と、車の中で身体を横にしたまま、薄目をあけて車窓を眺めていたが、ついに7時半になり、インダス河とカーブル川の合流点で身体を起こすと、なんと視界が30mの濃霧。インダス河にかかる橋は濃霧につつまれ、今までに見たこともないような幻想的というか、SF的な映画の世界に取り込まれたようで恐怖感を覚えた…。前後左右上下が薄ボンヤリと浮かぶ中で、目の前の吊り橋アーチを空中浮遊でもするように、ソロソロ走る気持ちの悪さ。きょうも、きっと吊り橋は濃霧につつまれていることだろう。

予定では、本日のイスラマバードでの空港離発着は通常通りということであったが、南アジア国際会議の影響らしく今夜出発の東京への便は26時間遅れとか。会議中は連日のように、定期便の離発着は政府の指示で朝令暮改。この「朝令暮改」なるものは日本人には到底理解が出来ないらしく、非難ゴウゴウ。だからと言って一般国民が何とか出来ることでもない。日本のように消費者が最優先ではなく、すべて国家(政府)による強権発布が不思議ではない開発途上の国々だからこそ出来る。そして、そうした価値観で生きている国々や人々がいることを理解するべきだろう。「郷に入れば郷に従え」と何かの折には聞かされながら、何時までたっても自分の価値観を引きずって文句や不平不満を言ってもキリがないというものだ。南アジア国際会議、これから7年毎に廻りめぐってくることに留意して対応を考えなくては。

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■□■2004年01月03日(土)■□■
昨夜の12時から大通りと、空港から会議場やホテルへの道路が全て封鎖された。
会議場から2km以内は全部がレッド・ゾーン。今朝は6時〜夜の11時まで空港も使用禁止。大通りに面したレッド・ゾーン地区内の事務所は休むようにと、政府からお達しがあったとかで、思わぬ連休に大喜びしている人々もいる。ウチはスタッフに休みの通達を出さなかったので、真面目なスタッフたち全員が来れるところまで乗合で来て、後は歩いて来たと。休みのつもりで本を自室に持ち込み間食いっぱいでゴロゴロ、ついに胃薬のお世話になるグータラなオバハン。

木曜日の国会で、ムシャラフが正式に大統領として2007年まで座につくことが承認された。承認選挙では1170議席中、賛成658、反対1、欠席336、棄権175ということで、上院と下院、パンジャーブ州、シンド州で過半数をみたものの、北西辺境州やバロチスターン州では25〜30%が賛成で、後は欠席や棄権が目立った…。
1999年の秋にクーデターで国家最高指導者に就任以来、数々の困難を綱渡りで回避して来たムシャラフ大統領だが、国民の支持率も今いちでオバハンには残念でならない。
言っては悪いが、アメリカさんのおっしゃる錦の御旗のような、民主主義を標榜して来た、今までの腐敗極まりない政府よりは余ほど良い。もっとも、真剣にビジネスをし、金を儲けようとしている息子などは「窮屈でしょうがない!」と嘆く。オバハンのようにビジネスには関係のない者は、腐敗した前政権よりは、幾ばくかでも規律のある現政権。そして自主独立の気概があるムシャラフが、パーキスターンを今しばらく率いてくれることを願っている。

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■□■2004年01月01日(木)■□■
天窓をおおう斜めのガラスに雨が流れ、ガラスの外ではブーゲンビリアの垂れ下がった葉先から滴が落ちている。大玄関にかかるレンガのアーチの合間からは暗い空が覗き見られる正月。1年の初めとしてはまったく、ふさわしくない朝。
2004年新年、しかし元旦といえども、ここパーキスターンは平日で平常勤務。1月3日〜5日までイスラマバードでは、南アジア国際会議。正月テロもさることながら、インドからはバジパーイ首相も来パとあって、街は戒厳令なみの警戒になるらしい。会議場に近いオバハンの近所では、道路はすべて封鎖になるだろうと言われているので、3日分の食料品の買い込みなど、新年早々から心せわしい。

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/tushin14.htm

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