原子気体のはずなのに固体物理の分野にそれらしい論文が投げられていました。超流動-超伝導は固体物理に分類されていますからでしょう。どうも実現されたのは単に「縮退」した状態ではなく「凝縮」のようです。フェルミ粒子2つが対を作って（クーパー対）ボース粒子みたいに「凝縮」したようです。このような状態は「BCS（Bardeen-Cooper-Schrieffer）状態」と言われ日本語では電気伝導ではないのに「超伝導」とも呼んでます（対凝縮とは言うがフェルミ凝縮とはやっぱり言わない）。二原子分子のボース凝縮（BEC）も新しい話題なのですが、それとは違う1フェルミオン原子のBCSのようです。BECとBCSを行ったり来たりさせたらノーベル賞でしょうかね。詳しく読んだ後気力があればまたフォーローします（あまり期待しないで）。

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