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強国が良いコーヒーを飲み始める時、その帝国は没落する(『株式日記と経済展望』より)
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投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 2 月 02 日 20:18:22:Sn9PPGX/.xYlo
 

強国が良いコーヒーを飲み始める時、その帝国は没落する

2004年2月2日 月曜日


21世紀もまたアメリカの世紀となるでしょうか?そんなことはまずあり得ないでしょうね。アメリカは消える運命にあるのですから。そしてその原因はコーフィーにあります。先ずは事実から。デニーズは、ファミレスのチェーン店を1700店舗展開していますが、コーヒーを豆から引き立てのものに切り替えようとしています。ダンキンドーナッツは200店舗でエスプレッソをテストしています。 セブンイレブンは昨年'グルメブレンド' の販売を開始しました。アメリカ中の様々なマクドナルドもまたそうです。

悲しいことに、世間の人たちは、まずいコーヒーは領土拡張主義、権力意識、好戦的感情を燃え立たせ、一方おいしいコーヒーは慇懃、穏和、諦めの香りを漂わせるという歴史の鉄の法則を分かっていないのです。

現在史の軍事大国、アメリカ、ソ連、ドイツ、イギリス、日本、中国、イスラエルをみてみれば分かります。19世紀のアメリカの拡張期はローテクのコーヒーポットに特徴づけられています。それは、中で内容物が煮詰まって、まるでバッファローのなめし材のように黒みを帯びた酸味のあるもの(コーヒー)になるまで火にかけておくという代物でした。

ソ連の場合は、毒々しく濃く苦いコーヒーでした。しかも生ぬるいのです。しかし赤軍は1945年にベルリンまで達しました。その後も様々な衛星国で起きた反乱をこともなげに鎮圧し、キューバ、アフリカ、アフガニスタンへと進んでいきました。プロイセンドイツの場合はどうだったかというと、当時、 本物のコーヒーを飲めたのは金持ちだけで、一般庶民は煎った大麦とチコリをブレンドしたもので間に合わせなければなりませんでした。しかしそのおかげでドイツ軍はモスクワやカイロの城門に達することができたのです。

次は日本と中国をみてみましょう。日本軍が対馬でロシア艦隊を撃退した年代から真珠湾でアメリカ艦隊を壊滅した年代にかけては、日本男児はコーヒーの何たるかをさえ知りませんでした。緑茶しか飲まなかったのです。同じことが朝鮮半島で米軍を後退させた時の中国についても言えます。イギリスも然り。イギリス料理とおなじような味の(まずい)コーヒーをがぶ飲みしていた頃は400年間世界の海を支配していました。小国イスラエルは5度の戦争でアラブ世界に勝ちました。 それはどうしてでしょう?イスラエルの'コーヒー' がソ連製のT72戦車を3分で腐食できたからなのです。

では今度は反対側からみてみましょう。中東に詳しい人なら誰でも知っているように、アラブ(またはトルコ)コーヒーは、世界でも最高級のもので、特にカルダモンを入れると逸品です。しかしアラビア人が戦争で最後に勝利を収めたのはいつだったでしょうか?また世界にエスプレッソをもたらしたイタリアの場合はいつだったでしょう?実のところ、イスラム国家は良い例なのです。フェルディナンドとイザベラが1492年、イベリアにあったムーア人の最後の砦を粉砕した時、アラブ勢力は永遠にその力を失ったのです。ソ連流の言い方を借りれば、同志諸君、これは偶然では断じてないのです。

13世紀半ばころになって,豆をいって煮出すようになり,色は黒く,苦みはあるが香りの高いものに一変した。快い刺激と興奮をもたらすその飲料は,コーランで酒を禁止されているイスラム教徒によって熱狂的に歓迎され,薬用よりも日常的な飲料として定着していった。なかでも神秘主義者の間で,夜間の勤行を助ける眠気覚ましとして好まれた。 すでにブンとは呼ばず, 一種の酒の名をとって :〈カフワqahwa〉 というようにもなった。このアラビア語がトルコに入って<カフウェkahve〉となり,やがて17世紀にヨーロッパ各地に広まり, コーヒーまたはカフェという世界的な通用語を生むに至る。(世界大百科)、

15世紀中葉、イスラム世界中で質の良いコーヒーが広く飲まれるようになり、50年後にはアラブの力は終わったのです。そしてやがてオスマントルコ帝国の力も終わりました。1699年、ウィーンの城門を最後にトルコ人の進軍は止まりました。さあ次はハブスブルク家の番です。トルコ人は撤退する時、コーヒーの入ったずだ袋を置き去りにし、オーストリア人はモカの味を覚えました。後にドナウ川沿いでのワルツに捧げたのと同じ愛情をコーヒーにも捧げたのです。オーストリアの伝説的なコーヒーハウスで、偉大な文化が育まれました。モーツアルト(コーヒーカンタータを書いたのが彼ではなくバッハというのは残念ですが)にカフカ、フロイト。しかしハブスブルク帝国は消える運命にあり、18世紀にはフランスに攻撃され、19世紀にチコリをがぶ飲みするプロシア人に敗北したのです。

しかしこの大理論を水ももらさぬ本当に完璧なものにするためには、この理論が動的にも働いていることを示さなければなりません。故に次の命題を証明する必要があります。コーヒーのまずい国がケニアンブルーの無上の喜びを知った時には、ミルクスチーマーからシュッと音が聞こえ出すとその国は攻撃用小銃を捨てるはずである。

その通りなのです。かつてドイツは地球上で最も軍国主義的な社会でした。しかし今では津々浦々まですばらしいカプチーノが広がり、ドイツ人はキャスパー・ミルクトーストみたいな腰抜けになってしまいました。ロシア人はどうでしょう?モスクワはカフェラテの栄える地に変わり果て、赤軍の残党はみすぼらしいチェチェンの連中を征圧することもできないでいます。現在の民主政体スパルタ、イスラエルはどうしてレバノンからの撤退の話しをするのでしょう?ちょっとテルアビブのシンキン通りのエスプレッソ用器具を数えてみて下さいね。

そしてそれは我がアメリカ帝国を衰弱と崩壊に導くのです。確かに、世界最強の国アメリカは依然としてサダムやミロシビッチのようなやからと戦い抜いています。しかしその意志力はダブルショットデカフェの上にのっている泡立てたミルクのように溶けていっているのです。そのことは数が雄弁に物語っています。アメリカコーヒー協会によると、90年代初めアメリカには 'グルメコーヒー店' はわずか500しかありませんでしたが、今では7000もあるのです。その中には2000のスターバックスが含まれています。

大帝国が何故このような衰微の道をたどるのかについて、16世紀のあるアラビア人医師は次のように説明し、警告を発しています。 'コーヒーを飲むと、肉体が以前の自己自身の単なる影になってしまい、心臓と腸はとても弱くなり・・・' 現在の言葉で焼き直せば、 米兵は金張りのコーヒーポットかM-16 ライフルのどちらかを磨きます。しかしフラプチーノ(コーヒー)片手ではヘルファイヤーミサイルは発射できません。愉悦が武勇に勝ってしまうんですね。

そういう訳で、アメリカよ、詰めて場所をあけなさい。(まあヨーロッパのことは置いといて良いでしょう。)21世紀は中国とインドの世紀になるでしょう。どちらにも10億の茶を飲む人々がいるのです。その上天安門広場にはスターバックスも見当たりません。

Latte Lightweights(12.6.P60.1999)


(私のコメント)
日本の街のあちこちには喫茶店があり、最近ではスターバックスのようなスタイルの喫茶店も増えました。私のビルの前の店も1杯150円の格安コーヒー店が流行っている。勤務時間中でありながら、どうして人々はコーヒーを飲みに立ち寄るのだろうか。私は緑茶党でありコーヒーはほとんど飲まない。しかし以前はコーヒーをがぶ飲みしていた時期があった。

それは銀行員時代で外回りの営業マンでしたが、午前中にほとんど仕事を片付けてしまい、午後は2,3件回って後は喫茶店でコーヒーを飲んで新聞を読みふけっていました。当時は預金集めに各銀行や各支店が競争しており預金高が銀行のバロメーターだった。金融の自由化が大々的になっていた時代でも銀行の幹部達はノルマを達成することだけしか頭になかった。

私はこれからは銀行経営の効率化をはかり、大口の不動産担保金融は止めるべきだと会議などで主張していたのですが相手にされなかった。これでは迫り来る金融大変革に日本の銀行が対応できないでいるのは会社の体質でもあるし人材の質に原因がある。だからやる気をなくして月給泥棒に徹した態度で仕事をするようになった。だからコーヒーは仕事をやる気をなくする働きもあるのかも知れない。

スターバックスなどの店内を見ると客はほとんど若い人だが、若い人が無気力なのもコーヒーが原因なのだろうか。コーヒーはもともとエチオピアが原産地でありそれがエジプト、シリア、トルコへと伝えられましたが、酒が禁じられたイスラム寺院で密かに僧侶達が飲む門外不出の秘薬だった。15世紀頃から広く飲まれるようになりましたが、何度も麻薬だとして飲用を禁止された。

だからコーヒーはマリファナやコカインと同類のものらしい。ただ効き目が緩やかなのと大衆に普及してしまっているから禁止しても効果がないだけなのだろう。しかし大帝国の兵士などがマリファナやコカインを常飲するようになったら戦争に勝てるわけがない。だからコーヒーが常飲されるようになった強国は没落すると言うのも屁理屈と言ってばかりもいられない。

アメリカで90年代からスターバックスを始めとするグルメのコーヒーショップが爆発的に広まり始めました。この事からもアメリカ帝国の没落は確定的になったと言える。コーヒーの威力はトルコ帝国を没落させオーストリア帝国も没落させた。他のヨーロッパの帝国も没落させたコーヒーが、アメリカだけは美味しいコーヒーに恵まれませんでした。しかし90年代からのグルメのコーヒーショップがアメリカ帝国を没落させるののであって、イラク戦争がきっかけではないのだ。

悪辣なる大英帝国がコーヒーの原産地を植民地としながらも、紅茶を飲み続けたのは、コーヒーが帝国を滅ぼすと言う事実に気がついていたからだ。コーヒーにはカフェインやその他の覚醒物質が含まれており多量に飲用すれば麻薬的効果をもたらす。麻薬の普及とコーヒーの普及とは深い関係が有るのだろう。どちらも神経に覚醒効果をもたらし、止められなくなるからだ。

コーヒー以外にも酒とかタバコとか様々な健康に有害なものが出回り、その誘惑に負けて人は溺れてしまう。やがては麻薬やヘロインなどに手を出し廃人になって行く。中華帝国も英国商人が持ち込んだアヘンがもとで滅んでしまった。それくらい人々が常飲するものは国家の盛衰に影響するものであり、軍事力がどうのこうのとか、経済力がどうのこうのと言っても、肝心の人間がコーヒーなどの麻薬に侵されては大帝国が没落するのは間違いないのだ。

※(今日の日記は真剣に読まないでください。)

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