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ユダヤ人脚本家がメル・ギブソンを熱烈弁護していた(読み方次第では「誉め殺し」?):映画「情熱(The Passion)」のスペイン封切りは4月2日
http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/868.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 2 月 23 日 08:49:20:SO0fHq1bYvRzo
 

ユダヤ人脚本家がメル・ギブソンを熱烈弁護していた(読み方次第では「誉め殺し」?):映画「情熱(The Passion)」のスペイン封切りは4月2日

カトリックニュース(スペイン語版)の過去の記事を見ていたところ、昨年10月13日付けで、ユダヤ人脚本家が公開書簡でメル・ギブソンの映画「情熱」を弁護し、その映画のカトリシズムに賛美を送った、という記事が載っていました。アメリカの中でのユダヤ人集団の内情、ユダヤ人とカトリックとの関係が垣間見られて興味深いと思いましたので、お送りします。(ひょっとしたら同種のニュースがすでに阿修羅に投稿されているかもしれませんが。)

以下はその記事の概訳です。(投稿の最後に機械翻訳の英文を載せておきます)

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【翻訳開始】

ユダヤ人脚本家がメル・ギブソンの「情熱」を支持しこの映画のカトリシズムを賞賛

ロスアンジェルス:03年10月13日

ユダヤ人脚本家アラン・セレボッフはメル・ギブソン宛ての公開書簡で、ユダヤ人団体が映画「情熱(The Passion)」の上映を妨害しようとしていることを嘆き、その映画で「イエスが人類全体のために死んだ」ことを第一に表現しているに過ぎない、と主張する。

ニュースマックスを通して公開されたその手紙の中で、セレボッフは、1ヶ月前にその映画を見て「現代の最も感動的な映画」であると確信している。そして次のように語る。「私の歴史と宗教の理解の中にこれほど深い感銘を与えた映画をほかに見たことが無い。最も大切なことは、我々が他人のために事を成す能力を持った人間である、ということだ。その映画の教訓の中心は明らかだ。我々の人間性の奥深くに、最も恐るべき悪を為し無知に陥る可能性があり、また同時に、愛し許し共感する大きな力をも持っている、ということだ。」
彼はギブソンに語りかけた。「あなたの映画人でありカトリック教徒である立場は最初の場面から明らかだ。イエスは全人類の罪のために死んだ。この明快で力強い思想は、ユダヤ人やローマ人の要求で死んだという見方とは対立している。」続けてセレボッフは「さらにマリアとイエスと使徒たちは、明らかにユダヤ人として紹介されている。明らかにユダヤ人は十字架刑に反対する集団である。最後の地点まで十字架を担いでキリストを助けたシレネのシモンは、明らかに情熱を共にしたユダヤ人だ。」と説明した。
彼は、この映画が非難されるのはライオンとの戦いやローマ人の残虐さを描くグラディエイターに対するものと同様なものだ、と言う。「私を悲しくさせ傷つけるのは、この映画とあなた個人に対してある人たちが非難し続けていることだ。彼らの無知を私は恐れる。非難することによって彼らはもっと恐怖を引き起こす種を作るだけなのだ。」ここで彼はユダヤ反名誉毀損同盟(ADL)について触れた。彼らはこの映画「情熱」を反ユダヤ主義とみなして徹底的なキャンペーンを張っている。
「私はユダヤ人として、キリスト教徒の兄弟たちに対して今まで想像もしなかった共感と親近感を持ってこの映画を見終えた。私はこの「情熱」を、映画界で我々が使うことのできる最も強力な武器の一そろいだ、と思う。」このようにセレボッフは断言した。
この脚本家は「情熱」の製作集団であるICONと一緒に行った仕事を取り上げ、この集団と「誇りを持って」仕事を続ける用意があることを表明した。「私はあなた(ギブソンのこと)が全く反ユダヤ主義者ではないことを知っている。そして世界中がこの映画を見るときそれが善なるものであると理解すると思う。」

【翻訳終わり】
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このサイトはカトリック教会のものなので、このユダヤ人脚本家の手紙を大喜びで載せているようですが、うがった見方をすると、ちょっと誉めすぎ、誉め殺しじゃないか、と思うくらいです。アメリカのユダヤ人の中にも多くの異なった考え方があるようですし、このセレボッフはADLにユダヤ人の立場から反論を加えているのでしょう。しかし、おそらく第二バチカン公会議以前のカトリックの見地からすると、例え善意からにしても、彼のようなキリスト観はあまりにも人間主義的で、逆にキリストの神聖さに対する冒涜、と感じられるかもしれません。メル・ギブソンの父親はゴリゴリのウルトラ保守カトリックだそうですが、もしこれを読んだとするとADLに対してと同じようにののしったのではないかと思われます。

また彼の視点は、実は第二公会議以後のローマ・カトリックとそれを牛耳るオプス・デイが、ユダヤ教徒とキリスト教徒の関係として、最も熱心に吹聴していることと全く同一のものです。彼らは、他のキリスト教宗派に対すると同様に、あるいはそれ以上に熱心に、ユダヤ教とユダヤ人に対しての「同化・一体化政策」を推し進めているのです。(これに関しては『イベリア半島「百鬼昼行図」 その7:オプス・デイはカトリック内の「ユダヤ勢力」の代理人か?』も(まだご覧になっていない方は)、参照してください。)
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/134.html
彼らにとってはセレボッフのようなユダヤ人は「大々歓迎」でしょう。私は別に彼のような人々の善意を疑うわけではありませんが、やがてそれがもっと巨大な悪に利用されるのではないか、と恐れます。

さらに、先日Fake Terror Watcherさんからご紹介いただきましたHerald.comの記事「ADL asks Vatican to condemn 'The Passion'」
http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/849.html
http://www.miami.com/mld/miamiherald/entertainment/movies/7982433.htm
にありました、ADLのフォックスマンに対応したバチカンの高官ジョン・フォウリーは、私が以前に『イベリア半島「百鬼昼行図」その5』でご紹介したように、アメリカ人のオプス・デイの代表格です。(彼だけでなく現在バチカンの高官の過半数がオプス・デイですが。)バチカンがADLをすげなく扱うのは当然で、こんなしょうもないケチつけで、せっかくうまくいきつつあるカトリックとユダヤの仲を切り裂くような愚かなまねをしてもらっては困るわけです。


また、2月20日付の同じカトリック・ニュース(スペイン語版)に、スペインではこの「情熱(The Passion, スペイン語でLa Pación)」はAurumという配給会社によって配られ4月2日に封切りされる、と書いてありました。4月にはスペインでは「聖週間(La Semana Santa)」と呼ばれるキリストの最後の1週間を祝う祭りが行われます。それに間に合わせたのでしょう。私としては、あまり見たい種類の映画ではありませんが、それよりもヨーロッパでの反響のほうに興味があります。

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【英訳:機械翻訳】

Jewish scriptwriter endorses the Passion of Mel Gibson and praises catholicism of the film.

Los Angeles, 13 Oct. 03 (ACI).-The Jewish scriptwriter Alan Sereboff sent an opened letter to Mel Gibson in which she is sorry that members of their community want to block the exhibition of the film the Passion and maintains that the only express film of principle to aim that Jesus died by the sins of all the humanity.

In the letter, published by agency Newsmax, Sereboff he explains that a month ago he saw the Passion in a private exhibition and is sure that it is one of the most stirring films of our time.

“I cannot remember another film that has produced an effect so deep in my understanding of history, the religion, and perhaps most important, of which the human beings we are able to do by the other.” maintains the young scriptwriter.

According to Sereboff?la central lesson of the film is clear and permanent: In deepest of our humanity it is the capacity to do most terrible badly and to fall in the ignorance, as well as to have an enormous capacity to love, to pardon and to feel compassion.

Directing to Gibson, it maintains that your position as film director and catholic is obvious from the first act: Jesus died by the sins of all the humanity. This one simple and powerful idea is in direct conflict with the notion of which it died by mandate of the Jews or the Romans.

Moreover, Maria, Jesus and all the apostles clearly are presented/displayed like Jews. Clearly Jewish it is the multitude that protests by the crucifixión. Simón (of Cirene), that helps Jesus to load the cross until the last station is clearly a compasivo Jew, Sereboff explains.

For the scriptwriter, to say that the Passion tries to indicate guilty, is equivalent to say that the film Gladiator deals with the fight with the lions and the Roman cruelty with the animals.

“The assault against the film sadden and hurts me and your person that is perpetrated by those whose ignorance I fear, aid to fulfill the same prophecy that as much fear them cause”, it indicated in reference to Liga Anti Jewish Defamation, the extremist organization who has sent a campaign in against the Passion considering it anti-semitic.

“As Jewish, I finished seeing the film with an affection sensation and proximity with my Christian brothers who never I considered imaginable. I see the Passion like one of the most powerful tools of unit than we can take advantage of in this means” assured Sereboff.

The scriptwriter evoked the work that has made with the producer of the Passion, ICON, and assured that it is arranged to continue working “proudly” with this team. “I know that you (Gibson), are not from some anti-semitic point of view and I believe that when the world sees this film it will include/understand the kindness with which was done,” he indicated.

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