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また長くなっちゃってスミマセン
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投稿者 まっくす 日時 2004 年 4 月 18 日 16:23:06:1gyEqZlfbcB1s
 

(回答先: Re: 思考停止に抗して 投稿者 カムイ 日時 2004 年 4 月 17 日 13:34:11)


カムイさん、こんにちは。

昼休みとか、議論板の深いところでシコシコやっているのもいいもんです。
変なノイズが入ってきませんから(笑)。

カムイさんのコメントを読み、認識を新たにした部分や発展して考えた部分が
ありましたので、今回はそれについてコメントしたいと思います。

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まっくすさん、またまたご丁寧なレスをありがとうございます。
ようやくまとまった時間がとれました。
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いみじくも、「まとまった時間がとれた」という発言がありましたが、
なぜ、まとまった時間がとれないのかというのも、
今後「貨幣」を考える上で議論の中心になるところです。

一般的な言葉でいえば、「余裕のある生活」とか「穏やかな気分」とかいう話に
なりますが、今地球上でそんな気分を享受できる人々はどれくらいいるのか、
統計のとりようがない難題ですね。"彼ら"の大半もそんな気分じゃないでしょうし、
そもそも「穏やかな気分」に耐えられないんじゃないでしょうか(笑)。

我々は、「まとまった時間がとれ」にくくても、日本という文化的、経済的に
相当恵まれた社会に住んでいる事実をまず認識し、ご先祖様や大地に
感謝する気持ちを持たないとなりません。

腰を据えた視点から情報発信しないと、今後"彼ら"と渡り合い、協調して
いくことはできない気がします。

★異論封じ☆
「日本人はそんな重責を担える立場にない」という説が予想されますが、
既にあっしら氏との議論などを通じて、重責を担えると納得されてきていると
判断し、そのような異論は却下します(笑)。


問題は、日本という属性を理解できない外国の方々、とくに”彼ら”との
折り合いの付け方です。彼我の世界観を整合させる手段の問題ですね。

"彼ら"のやり方を見ていると、相変わらず「やくざ」か「詐欺師」ですね。
武力か、情報(金融)か、この両輪の按配のようです。従って現在のところ、
有無を言わさず日本が勝手に別の道に歩むという強攻策が最良だと
思います。それで「成功」すれば、同調する人々が増えてくるでしょう。

★異論封じ☆
「そんな単独行動主義は世界から孤立する、また敗戦の轍を踏むか」と
言ってナショナリズムに短絡する人々や、
「そんな勝手したら焼きいれられちゃう」と思うプチマゾ諸君らの反論が
予想されますが、資本主義社会の枠組みにおける日本の優位性(結局、
ものづくりが勝つ世界)や、最悪の場合でも生き残れるという意味を
含めた江戸鎖国社会のあり方などの議論で、この辺は納得されてきていると
判断し、そのような異論は却下します(笑)。


「勝手についてきてもらう」論は、国外のみならず国内にも通用します。
わからない人々も後から実際の状況を見てついてくるという楽観です。
私は説明責任は果たすつもりですが、納得させる強制力はありません。

★異論封じ☆
「みんなが納得できるような世界じゃなきゃまずいんじゃないの」と
思っている民主的な人々は、すでに「長壁問題」や「イデオロギーの
合成の誤謬」問題、「思考停止」問題などを通じて、それが不可能だと
認識してください。なので異論は却下します(笑)。

★別バージョンの異論封じ☆
では、出遅れた国々や人々はどうすればいいんだという、いわゆる
「セーフティネット(弱者救済論)」問題が出てくることが予想されますが、
そのことも日本という属性を考えれば心配いりません。

日本は陰謀にはまることはあっても陰謀にはめるような国ではありません。
いまある日本の繁栄は、"彼ら"的な「意識的」暴力や詐欺の結果ではなく、
そのような圧力への「対応力」の結果です。従って、現在のような息苦しい
雰囲気は、日本が本来の姿に戻れば、自然と解消していきます。
なのでこの異論も却下します(笑)。


以上で、ざっとメディアや教育を通じて流布されてきた「戦後社会の常識」を
批判してみました。これらの常識はその大半が害毒であって、今後の社会の
益になることは少ないと思います。

・・・・というようなことをそろそろ議論板に提示しようと思いますが、カムイさんは
どう思われますか?


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「身体感覚と擦り合わる思考」、「からだ」からの返事というのは、感性で捉えると
言い換えてもよろしいのでしょうか。

このことは、人間の「思い」の在り所は脳ではなく、「からだ」にあることを意味して
いますね。ただ、この場合「からだ」というのは物質的な肉体そのものではない
とは思います。また人間であれば誰しもこの「感性」はもちあわせているはずですから、
ポイントはその「感性」で察知したことを信じれるかどうかにあるように思います。
そして信じる過程の中に理論構成(理屈)が必要になるのではと思います。
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ええ、感性でもいいと思います。

同じ魂(「みたま」と言った方が適切か)をもった人間ですからね。
というよりも我々(We=I)という暗黙のつながりを意識するものは
それ以外にありえませんよね?あったら教えてほしいです・・・


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まっくす:
「ぜひその「気付き」の過程を言葉で説明していただけますか?」

カムイさん:
考えてみれば当たり前のことですね。
直接的には、まっくすさんの「設計」と言う言葉に反応したのですが、
これも原因と結果の時間差をどう観るかに尽きると思います。
貨幣に限らす、人間が作り出したものには、すべて「思惑」がそのものの
上に同時に存在していることになるはずです。
時間的にもあるいは、お金が影響を及ぼす範囲、空間的にも区切りをつけるのは、
思考の便宜のためであって、現実にはそのような区切りはないとも言えます。
ですから「貨幣」が「分断と対立」溶かす突破口にはなると思ったのです。
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そのとおりです。

カムイさんは思考訓練を経た方なので、「ですから」から、ダイレクトに
「「貨幣」が「分断と対立」溶かす突破口にはなる」という結論へ
行き着けるわけですが、実は、人によっては、これが相当な論理の飛躍
らしいのです。

たぶん「この人、なに言ってんの?」で目が点になってる感じなんでしょうか、
カムイさんのようにきちんと質問や確認すらしてくれません(笑)。

論理の過程を説明するのは、大変根気の要る作業です。
前回レスした「時間」感覚の問題や、「思考停止」の問題、
あるいは、「社会の現状認識に関する齟齬」の問題などを、
説明しようとすると、どうしても長く、文章の鮮度が落ちます。

阿修羅読者くらいの見識をもった人たちなら、ある程度、共通の認識という
土台があるので、途中から説明できて楽ですが、これがもし、実社会で、
前後左右わき目も振らず、ひたすら自分の生活や仕事に明け暮れているような、
忙しいことそれ自体を自慢だと思っている人々に対する発言だったら、
どうします?

茫然自失です。
都会は特にひどいかもしれません。
「近代」を積極的に担おうと出てくる人たちですから。

で、そっちはほどほどにして、わからない人たちには後からついてきてもらう
というタカビーな戦術を取るしかありません。その意味で、あっしらさんには
「下山する」ことを推奨しています。

議論構築を図るなら、リスクの分散が重要です。
私が斃れても、カムイさんが残るというような、高度なレベルで認識を
共有できる人たちのスクラムが重要です。
何より、その方が効率がいいし、有効です。

というわけで、私は、阿修羅の主要メンバーに対して、私なりに「貨幣」の問題を
集中討議してくれと促しています。「貨幣」以上に、いま現在緊急性のある課題が
あるなら、提示していただきたいと思っています。

ある程度のコンセンサスが形成されたら、もっと公的なレベルへ提示できるだけの
理論構成が必要になると思いますが、とりあえずはコンセンサス形成が重要です。

(今までのカムイさんへの返答やあっしらさんとの議論などで、カムイさんは
だいたい納得されていますか?)


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ただ、私は決め手になるものは他にあるという考えは変わりません。
最終的には、「貨幣」が人間の「マインド」を規定するという
関係性自体が克服されなければ、「振り戻し」に会うと思うからです。
「「病気の根源」は何かについてもっと思考を強めてほしいと思います。」
と仰っていることで言えば、病気の再発の問題です。
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「決め手になるものは他にある」という「他」とはいったい何でしょうか?
漠然とした感触ですか?

それと、「「貨幣」が人間の「マインド」を規定するという関係性自体が
克服されなければ」について、カムイさんの中で、何かが「マインド」を規定すること
自体が良くない事だというニュアンスなんですか?

「病気の再発」という疑問にお答えすれば、私の中では「貨幣システム」の変更後は、
ある程度の年数、これまでの世界観や生活習慣が邪魔をして、一時的に病気が
再発すると思います。しかし、「体質」が変わっていく過程での通過儀礼に過ぎません。
新しい貨幣によって、悪性だった血流が健全な流れを取り戻した以上、悪性の血流
そのものが弱まります。そのことで病気にかかりにくい健常な社会が形成されると
思っています。

逆に言えば、現在の「貨幣」の設計は粗悪すぎるということです。
人々が病気に目覚め、生活を変えたり、薬を飲んだり、手術を受けたりしても、
病原体が放置されているため、身体の治癒力が追いつきません。
次々に他の部位へ転移して、病気そのものは治りません。
冷戦が終われば、テロ戦争というように、病は無限に連鎖していきます。


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現実の病も「不安」が原因だろうと思っていますが、「血液」を
きれいにしても「不安」の要因が残れば、再び汚染されることになります。
私が決めてというか、到達しなければならない地点と思うのは
「霊性に対する覚醒」です。
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基本的には同意します。ただし、「霊性に対する覚醒」には、手段が必要です。
環境と言ってもいいかもしれない。

人々はなぜ山にこもるのか?なぜ当たり前に生活しながら覚醒できないのか?
まず、その生存条件を変える必要がありませんか。

現状のまま「人々に覚醒しなさい」といっても、それは"彼ら"の思う壺。
カムイさん個人はともかく、この「覚醒」はこの辺りを踏またものなのですか?


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「自己と他者が一体」であるという観念が、集合意識の中で「現実」と
して認識されることです。この問題が「宗教」の領域に置かれている間は、
「分断と対立」を助長するだけだろうと思います。
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カムイさん、ちょっと考えてみてください。
「自己と他者が一体」とあるという「真実」が何によって阻害されているのか?
その方向性の転換の手段として、何を変更したらいいのか?


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宗教ではなく、以前書いたようにごく日常的な「教育」を通して
認識されてゆく必要があるのではと思います。
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いまいちど、考えてみてください。
日常的な「教育」はどの領域で規定されるとお考えですか?
「教育」する立場にある人々の「意識」を規定している条件は何でしょうか?
また、指導要領は何に基づいて決定されていますか?

"彼ら"が腕によりをかけ、長年の試行錯誤と膨大なコストの上に築いた
「教育」体系は、実に凄まじいものがあります。「教育」を変えるなら、教育者の
意識を変える必要があります。意識を変えるには彼らの生存条件を変える
必要があります。これらの順番は変更できないと私は考えています。
この順番を踏み外せば、結果的に「合成の誤謬」に陥らざるを得ません。

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そういう意味で「水業」というのも、否定はしませんが(実際、
中学生の頃にまねごとをしたことがあります)、特別なものとして
認識してしまうこと自体がまずいのではないでしょうか。
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あれは「比喩」です。私も特別なものだとは思っていませんし、多くの人には
必要ないものかもしれません。たぶん、Mさんはそれくらい、現状の議論のレベルに
嫌気がさしているのです。だからこそ、メジャーなあっしら氏に向けて苦言を呈されたと
思います。


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まっくす:
「「カムイさんの「殺戮しつくした先住民のスピリッツ」という点をもう少し詳しく説明して
いただけますか?」

カムイ:
これは、まっくすさんの言われた「子供のしつけの問題は親のしつけの
問題でもありますからね。」ということで説明されていると思います。

「人間の本質は魂」、「輪廻転生」、「自己と他者は一体」、これらを
前提にすれば、殺される側が殺した側あるいは周りの人々に何の影響も
与えないで済むはずは無いと思います。
極端な例で言えばイエスの十字架もそのひとつでしょうか。
「自己と他者が一体」ということを知っていた魂が、殺される時に恨みや憎悪の
念だけを残して行くとは思えません。

また、まっくすさんが時間の説明で言われていた、人間が死に際して走馬灯のように
過去を振り返る現象も、殺す側に立ってみて初めて殺される側がもつ素晴らしさを
知ることをサポートしているはずです。

先住民と覚醒した白人との関係は、だだをこねる子供が母親に抱きとめられ、
あやされて、やがておとなしくなったといった感じでしょうか。
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なるほど。

「自己と他者が一体」であるがゆえに、被害者も加害者も、魂というレベルで
とらえれば、相手あっての自分という認識はよくわかります。

にもかかわらず、人間には「殺す側」と「殺される側」が生まれ続けています。
この「暴力」の不可避性という問題は、「貨幣」の問題と切り離せません。

なぜなら、本来「貨幣」とは「暴力」の防止措置として発明されたに違いないもの
だからです。

それがいまでは「暴力」を担保とした「貨幣」が世界に君臨しています。
この倒錯現象を何とかしない限り、「往生」も「成仏」も一個人のレベルから
もっと広い世界へ突き抜けていかない気がします。


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私が「幻想」と言ったのは仰る通りもっと一般的な捉え方です。
一般的な捉え方を自信の感性が受け取ったということです。
きっかけは阪神大震災であったかもしれません。
それ以前の時間とそれ以後の時間が極端に異なる情景に出くわすと、
時間が一定方向に連続して流れていくだけのものなのか疑問に
思えてきたのかもしれません。

「時間」が幻想なら空間にある物質も幻想ではないかという思いに繋がります。
本質は何かというと、「思い」、さらには「魂」ということに繋がってゆくのです。
話がずれてきそうで、このまま行くとニューエイジの深みにはまり込みそうなので
この辺で止めておきます。
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確かに・・・

この辺りの分野は「死んで」から味わったほうがいいような気がします(笑)。

物質の問題も、時間と同じで基本的には「波」の領域ですね。
これをつめていくと、確かに「幻想」という表現になります。

また飛躍して申し訳ありませんが、私は「波」の属性を「貨幣」に埋め込むことに
解決のキーを見出しています。それが、「マイナス族」「プラス族」というタームが
本質的に意味しているものです。人間にはどちらの属性も入っており、それらは
大枠において強弱のせめぎあいとなって現象します。この現象を世間では、
ストックとフローと読んでいます。

人間の魂はプラス、マイナスの波動の中でゆらいでいます。
それと同じように、社会が人間の素直なゆらぎを反映するには、「貨幣」に
「ゆらぎ」を埋め込むことが重要なステップとなります。

ストックとフローの帳尻がポリシーメーカーや市場関係者が欲得ずく、
あるいは政治的要請で決定されている限り、魂は「浮かばれない」と思います。


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まっくすさん、「昼休み」板への誘い、ありがとうございます。
ただ、私はまっくすさんとあっしらさんのこの板でのやりとりに誘われたのです。
お二人の深い見識に裏打ちされた、絶妙なやりとりをもう一度観たいという思いが
強いです。(中略)
「昼休み」板は私の故郷なので、たまには里帰りします。
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あっしらさんが戻ってきてくれればと願っています。
しかし、相手あっての議論ですから、相手にその気がないのにけしかけしたって
意味ありません。

私は「浮気容認派」ではありますが、浮気中のだんなを相手にするほど
自分を安売りしません。「わたし、そんなに安かないわよ!」という女性と
同じ気分なのです(笑)。

昨夜、雑談板にラブレターは出したつもりですが・・・

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