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「自己愛」説の補足
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投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 03 日 03:06:16:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 空回り防止のために前もって質問 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 4 月 03 日 01:11:20)


ぷち熟女さん、どうもです。

>『ある関係性』を別の言葉で言い替えてみていただけませんか。

『まず、ぷち熟女さんとのやり取りは“感覚”をめぐる交換行為で、ある関係性に立ち入る気はまったくありません。』と、「やり取りは」と「“感覚”を」の間の読点は省きます。

『ある関係性』は、ぷち熟女さんと配偶者の関係性です。

ぷち熟女さん:「・・・お言葉ですが、上の文では、あたくしには
『「自己愛」が、身勝手やわがままの謂いではない』ことが余すところなくご説明いただけているとは思えません。

むしろ上の表現では、あっしら様のおっしゃる『「自己愛」の全う』のプロセスは
サイクルの閉鎖した自己完結したものであるかのように映ります。
『「自己愛」が、身勝手やわがままの謂いではない』ことがあたくしに納得できるまで
更なる説明を試みて下さい。」


「女性は観音菩薩」だと思っていますから、男である私の「自己愛」論は腑に落ちぬくいのではと勝手に推察しています。
女性は自然と与える資質を備え、男性は理屈で与える傾向にあると思っています。

自然と与える資質を備えているひとが、それを「自己愛」だと捉え直すことはあまりないはずです。
女性は、自然と男性より先行して(古来のものを保持し続けて)いるのだろうと推測しています。
(「自己愛」がどうかなんてことをわざわざ考える必要はないこともタイトルにして書いております。ある観念基準に基づく善意や「他者への愛」がときとしてもたらす災厄を浮かび上がらせるために、その「自己愛」性を説明させてもらいました)

ぷち熟女さんが身と心で愛しむ誰か(愛人)や人みなが幸せであって欲しいと思うことに喜びや安らぎを感じることが、実は「自己愛」なんだと理解していただければと思っています。


認識や存在とは何かという抽象論(哲学や宗教)として、慈愛に満ちた他者への思いや働きかけは、「他者への愛」ではなく「自己愛」を充足させるためのものである。
「自己愛」と言っても、多くの「自己愛」充足対象が他者(外)に依存するから、自分の身心内で完結する(充足できる)ものではない。
「自己愛」という言葉が持つイヤな匂いは、相手に慈愛に満ちた働きかけをしなければその相手との関係で希求する「自己愛」を充足させることができないのだから、身勝手やわがままでは「自己愛」さえ充足することはできないことにより振り払われるはずだ。

(有としての自己を含む世界を認識することとは自己と世界の関係性を自己認識すること、すなわち、世界はひとり一人に属する存在である−という認識に関する見方が、「自己愛」説の基礎にあります)


イデオロギーに満ちた「他者への愛」が「自己愛」であることに気づかない弊害や危険性を指摘するために、「自己愛」というへんてこな概念をことさら持ち出したとご理解いただければ幸いです。


男という逃れることができない属性を持つ身ゆえ、ぷち熟女さんの“おじゃま”は自分の底の浅さを見つめ直す機会になるので大歓迎です。

今後も、「何言ってんのよ」と思われたものはビシバシ投げ掛けてください。
ありがとうございました。


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