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小6少女@現在【東京新聞、1〜4】友人関係、ネットの落とし穴、ストレス 群れから離れまいと気疲れ、居場所探し
http://www.asyura2.com/0401/it05/msg/649.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 6 月 17 日 19:20:14:WmYnAkBebEg4M
 

(回答先: 子供のパソコン利用、各社記事【テクニカルなネットの危うさについて書いてるのはほとんどゼロ(^^;】 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 6 月 17 日 19:18:02)

小6少女@現在【東京新聞、1〜4】友人関係、ネットの落とし穴、ストレス 群れから離れまいと気疲れ、居場所探し

小6少女@現在 <1> 友人関係
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20040605/ftu_____kur_____000.shtml

 長崎県佐世保市の小学校で6年生女児が同級生を殺害した事件は、同年代の子どもを持つ親たちに衝撃を与えた。友人関係の中で生じた怒り、そして殺意…。「なぜ?」と大人たちは戸惑うばかりだ。少女たちに何が起きているのか。心と体、友達など、小6少女たちの「現在」をシリーズで探る。 (生活部取材班)

■秘密ばらされるのすごく嫌

 仲良し同士がどうしてあんなことに。背景には、この年齢の女の子特有の問題があるのだろうか…。今どきの小六の友人関係を知りたくて、同じ学習塾に通っている女の子四人組に集まってもらった。

 答えてくれたのは、東京都大田区内の公立小学校に通う今野裕美さん、坂元佑夏里さん、高橋みどりさん、宇野由梨奈さん=いずれも十一歳。

     ◇

 −女の子同士でトラブルになるのはどんな時?

 「秘密をばらされた時はすごく嫌。好きな男子のこととか、本当は好きじゃない友達のこととかを言われたら困る」(高橋さん)。「ばらされるとあっという間に隣のクラスまで広まって、男子からワイワイ言われたりするから」(今野さん)。「話しているのは愚痴ばっかり。だから、広まるとまずい」(宇野さん)

■『口げんかしても直接話し合う』

 −けんかになるときってある?

 「口げんかならある。でも、何が嫌なのかを直接話し合って解決する。後は時間がたてば自然と仲直りできる」(宇野さん)。「大げんかにはならない。嫌なことを言い合っても次の日には元通りに直って『ハロー』って言える」(高橋さん)

 −ほかの友達同士がけんかしてる時ってわかるもの?

 「すぐわかる。そういう時は怒ってる子に何が嫌なのかを聞いて、もう一人の子に直した方がいいところを教えてあげる」(今野さん)。「『話し合おうよ』って言ったり、どちらかがどちらかをいじめてる時はいじめてる方を止める」(坂元さん)

 −インターネットでもやりとりするの?

 「この四人はメル友だから、『いつ遊ぶ?』とかメールしてるけど、掲示板はやり方がわからない」(宇野さん)。「メールより交換日記が楽しい。一番多い時は六種類ぐらいやってた」(高橋さん)。「二、三人から六人ぐらいで日記帳を買って交換。秘密もいっぱい書く」(今野さん)

 −今回の事件のことを聞いてどう思った?

 「カッターを首にあてるのは想像したけど、それ以上考えたら怖くなった」(今野さん)。「口げんかはするけど、女子同士は暴力はふるわないと思ってたから怖かった」(坂元さん)

 −仲良しだった友達同士がなぜああなってしまったと思う?

 「遊び半分だったのに相手は本気で怒っちゃったんじゃないかな」(今野さん)。「急に嫌なことがワーって湧(わ)いてきたんだと思う」(宇野さん)。「何でもないと思ったことが、相手にとってはすごく嫌なことだったんだと思う」(坂元さん)。「ささいなことがきっかけで大きなことが起きちゃったような気がする」(高橋さん)

■母親から見た子どもたち

 そんな子どもたちを親はどんな思いで見つめているのか−。

 川崎市多摩区の小六の女の子(11)の母親(44)は、「友達とのトラブルは毎日。今日も、そういう話を聞いたばかり。嫌みを言い捨てて立ち去ってしまうとか、親が聞いていても陰険だなあと思う時がある」と話す。

 「六年生は友達とのトラブルが多い時期みたいで、四月の個人面談で担任教師から、何かあったら言ってください、と言われたばかり。生理が始まる子が多く、体は大人だけど心は子ども。コントロールする力がなく、ささいなことでカッとなる、という説明も受けた」と不安げだ。

 東京都足立区の母親(40)は、「小六の娘は何をするにもクラスの女の子と一緒。自分用の本を買うとか個人的な用事でも一緒に行く。友人関係を大事にしているともいえるが、仲間外れにされることをすごく気にしているようだ」と語る。

 「家では、何を言っても親にはまともに反発しないので、正直、手がかからない。でも、そういう子ほど心配だと思わないといけないのかも」と表情を曇らせた。

小6少女@現在 <2> ネットの落とし穴
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20040606/ftu_____kur_____000.shtml

 今度の事件では、小六女児は二人ともインターネットでチャットをしていた。そこで書き込まれた言葉を、加害女児は「悪口」ととらえ、憎悪の気持ちを増幅させる引き金になったといわれる。小学生とネット。どれほど身近なものなのか−。

 パソコンで検索すると、小学生が運営するホームページが次々と見つかる。

 十一歳のある女子のホームページには自己紹介のほか、誰でも書き込みができる掲示板コーナーがある。最新の話題は「席替え」「校外学習」「流行のマンガ」など。運営者を含めて四人の女子が盛んにやりとりしている。

 毎回、お小遣いの残額を記録しているのがほほ笑ましいが、「新学期どころじゃない。地中に潜りたい」「もう学校なんてどうでもいい」「いやだ。行きたくない」といった表現もあった。

 小学生向けに開設された掲示板やチャットサイトもあふれ、話題はさまざま。「修学旅行はどこに行く?」「寝る時間を教えて」などたわいもないものもあれば、今回の長崎・佐世保の事件について考えたこと、「この書き込みを見たら七日以内に無残な姿で死ぬ」など、陰湿な雰囲気の書き込みも。

    ◇

 財団法人インターネット協会のネットトラブル担当・大久保貴世さんは、こう指摘する。

 「小学生は、友達など身近な関係でのチャットが多い。『きらいです(笑)』と書いてあっただけでも、電話や面と向かった会話ならば声色や表情が伴うが、メールでは受け手が『いやがらせ? 本心? 冗談?』と想像や心配が膨らんでしまう。中学生ならその背景を考えられるが、小学生にはまだ無理。よく考えず、きつい言葉にきつい言葉を返す傾向がある」

 別の危険も待っている。小学生が掲示板に自分の住所や情報を書き込んだところ、自宅周辺に「変なおじさん」が出没したというケースも。「メールの先が全世界につながっているということが分からず、目の前のパソコンとの距離感しかない」と大久保さん。

 では、どうしたらいいのか。

 大久保さんは、「親も掲示板への書き込みの中身を一度読んでみるべきだ。今回の事件で書き込まれていた内容が特殊な内容ではないことが分かるだろう」と提案する。

 「ショック療法ではないが、一度目にして、真剣になった方がいい。これまであまり対策が取られてこなかった部分だが、学校のPTAや、授業でやっても良いのではないか。小学生自身には、いやな内容の書き込みがあった場合は、『返事を書くまでに少し時間をおいて考えて書くように』『困ったら親や先生に相談して』とアドバイスを」と呼びかける。

    ◇

 精神科医の斎藤環さんは「掲示板に書き込めば、誰かがそれをコピーなどして、あっという間に世界中に広まり、どんなことが起きるか予想がつかない。だからこそ、親は悪口は絶対にネットに書き込んでいけないと、子どもに教える必要がある」と話す。

    ◇

 「この年齢の子どもに携帯やパソコンを与えるのは賛成できない」と言うのは、都内の公立小などで活動するスクールカウンセラーの以後崎はるみさん。「対人関係の距離感が取れない子が増えている今、メールの世界で言葉を往復させることよりも、生身の人間との関係性を築く機会と時間をつくってあげることを親や教師は最優先すべきでは」と提案する。

小6少女@現在 <3>ストレス 群れから離れまいと気疲れ

 今度の事件で加害女児は犯行に及ぶかなり前から、被害女児を含めた級友たちに乱暴で攻撃的な口調で接していたという。イライラして、怒りっぽい小学生。思春期の入り口ともいえるこの時期、女の子はストレスを感じやすいという。なぜなのか、どうしたらストレスを解消できるのか。東京成徳大学子ども学部長の深谷昌志さん(教育社会学)に聞いた。

■話せる本当の友達がいない

 −女の子がストレスを感じやすい時期は?

 小学五、六年生から中学一年生ぐらいの年ごろが、非常にストレスを感じやすい時期。生理が始まる。外見的には大人に見られる。仲間内では、発達の早い・遅い、もてる・もてない…などの差が出てきて、本人もすごく意識し、混乱する。精神の危機といってもいいほどだ。

 −友人関係の影響は?

 女の子は群れるので、クラスや仲間など「集団の中で暮らす」ことが、大きな意味を持つ。「学校が疲れる」と答えるのは男子より女子に多い。群れから離れないようにと気を使い、笑うことも関心事も周囲に合わせるからだ。大半の小中学生が「友達が欲しい」と答えるのに、実際には「何でもしゃべって親身に相手を思いやる本当の友達」を持てないでいる。

 −ストレスがたまるばかりでは?

 国際比較調査をすると、実は日本の子どものストレスは少ない。朝起きて「疲れている」という子どもは、家族が崩壊した米国や受験勉強に追われる韓国などに比べて少ない。ただ、よその国なら明るくはねつけるのに、日本の子どもはストレスの対処法が下手。前述したように、本当の友達づきあいを経験していないからだ。

 −なぜなのか。

 ひと昔前のように、異年齢の子どもたちの中で育っていけば、自分の主張を言っていいのかどうか自然に覚えていく。しかし、今どきの子どもたちはそういう人間関係を経ていないので、ストレスを解消する技術が身に付いていない。ストレスをためる容量も小さく、どうってことないと大人が思うような言葉に大きなダメージを受ける。

 −周囲はどう対応すればよいのか。

 親や先生には「バードウオッチングをするつもりで」とアドバイスしている。悩みがあっても子どもは親に言わないこともある。だから、直接立ち入らなくても、遠くからよく子どもを見ていれば、表情がよくないとか変化があれば何か分かるはず。それと、自分がその年ごろだった時の性の話や失敗、友達とのけんかのことなどを話し、子どもが言うこともちゃんと受け止めてほしい。一過性なので、土台に親との絆(きずな)がしっかりできていれば、友達のことでストレスが生じても乗り越えていける。

 事件の全体像はまだつかめないが、傷つくとすぐに怒る、ささいなことにショックを受ける。小学六年の女の子の中に、こんな予備軍はたくさんいるということを覚えておいた方がいい。

■子どもの本音

 「女の子同士のトラブルはよくある」。埼玉県のA子さん(12)は、最近学校で起きた“事件”を話してくれた。「クラスの女の子が、靴に画びょうを入れられたり、脅迫状みたいな手紙を送りつけられたりして大騒ぎになった。誰がやったかまだ分からないけど、女の子なのは確か」

 川崎市のB子さん(11)は「裏切られるのがこわいから、一人の子と深く付き合わないようにしている。本当の親友がいればいいんだけど…」と打ち明ける。「男子とはけんかしても翌日すぐ仲直りするけど、女の子同士だとなぜかあとあとまで引きずる」

 同じく川崎市のC子さん(11)は、「もし友達に裏切られたら、その子に直接、『なぜ裏切るの』と言いたいことを全部ぶちまけて、絶交する。顔も見たくない」。その友人のD子さん(11)も「秘密をばらされたら、私も相手の秘密をばらして仕返しする」と言う。それでも二人とも、「殺しちゃうとか、そこまでは考えない」。

 つらい時、打ち明ける相手はいるの? 「一番仲のいい親友にしか話さない。メールや公園とかで『イライラしてるんだ』と愚痴をこぼすと、ほっとできる」(C子さん)。

小6少女@現在 <4>居場所探し
作家・佐藤智加さんに聞く

 小学六年生ぐらいのころ、少女の心はどんな風に揺れ動くのだろう。周りの大人はどう見守り、支えてあげればいいのか−。十七歳のとき、心と身体のアンバランスをテーマにした小説「肉触」で作家デビュー。その後も人間の内面を追求する作品を発表し続ける作家・佐藤智加さん(21)に、自身の少女期を振り返りつつ、語ってもらった。

■『目の前の世界 すべてじゃない』

 −小学六年の時の友達関係は?

 いじめ問題が深刻な時で、教室の中はすごくピリピリしてた。女の子はグループに分かれ、リーダー絶対主義で、「今日はあの子ね」とリーダーが指名した子はその日一日、いじめられる。無視され、遊んでもらえず、物を隠された。その陰湿さが性に合わず、私は学校が大嫌いだった。

 −少女期の友達関係が難しいのは、今に始まったことではないのでは?

 母が昔「女の世界はじゃんけんの世界。常に勝負している」と言っていた。小学生に限らず、そういう面があるんじゃないかな。しかも今はすごく、一人一人に精神的な余裕がない。「自分は自分」と考えられなくて、身近な関係が悪くなるとアップアップ。「もうやっていけない」「居場所がない」と自分で自分を追い込んじゃう。余裕を持って物事に当たれば、何か一つダメでもほかにやっていけるところが必ずあるはずなのに。

 −今の子はそんなに余裕がない?

 塾や習い事に行かず、学校と家庭しか存在する場がない子だと、学校でうまくいかないと「もうダメ」と思いがちだ。でも私のころは、両親が「もっと大きな世界がある」と教えてくれた。家庭は100%味方。学校で四面楚歌(そか)になっても後ろに一枚、自分を守ってくれる壁があった。

 それに私は六歳で小説家になると決めていて、学生から抜け出た未来の自分に「希望」を持っていた。根拠のない希望だけど、頭の片隅にいつも「目の前の世界がすべてじゃない」という思いがあった。

 −今回の事件の加害女児は小説家志望で、「苦汁、絶望、苦しみが私を支配する」と詩につづっていた。希望を抱くか絶望するか、隔てるものがあるとしたら?

 母はこういう事件があると「(今の子は)文学の勉強が足りない」なんて言うけど、独りでゆっくり過ごす時間と、ちょっと離れた場所から自分自身を客観的に見つめる作業は必要かも。いざこざの中に飛び込んじゃうと、頭では分かっていても逃れられない。私は喫茶店や家のベランダでボーッと過ごすことが多い。そういう時間て意外に大切だと思う。

■容姿、成績…四面楚歌でも

 −容姿に関する書き込みが犯行の引き金の一つになったといわれているが。

 子どもの世界では、頭のいい子や運動のできる子、容姿がいい子がリーダーになれる。でも実のところ、容姿は当てにならない。容姿の優劣は年齢で変わるし、肝心なのは、自分の魅力をどこでどう発揮するか。容姿を気に病んでいるみんなに伝えたい。「今の容姿がすべてじゃない。女は化けるよ」「趣味を持って自分の引き出しを増やして」と。

 −敏感な世代の少女たちへメッセージを送るとしたら?

 育ち方や感じ方は人それぞれ。何がいいのか悪いのかも一概には言えない。今回の事件で少女が凶行に及んだ理由も、私には分からない。

 だけど閉塞(へいそく)感にさいなまれている子がいたら、自分の経験から「目の前の世界がすべてじゃない」と伝えたい。「絶えず勝負する必要はない。勝負すべき場所を選んで」とも。親も、そう教えてあげてほしい。

 (この企画は、飯田克志、岩岡千景、杉戸祐子、鈴木久美子、藤英樹が担当しました)

 さとう・ともか 1983年、名古屋市生まれ。17歳の時、『肉触』で第37回文芸賞優秀作受賞、作家デビュー。昨年『壊れるほど近くにある心臓』が三島賞候補に。現在、神奈川県内の大学の3年生。

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