銃刀法違反：中村容疑者、実戦向きの１４丁収集［毎日新聞］【米国の警察や軍隊で採用：「これほどの銃をどのように入手したのか不思議」：型名リスト付き】あっしら

銃刀法違反：中村容疑者、実戦向きの１４丁収集［毎日新聞］【米国の警察や軍隊で採用：「これほどの銃をどのように入手したのか不思議」：型名リスト付き】
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投稿者あっしら日時 2004 年 2 月 14 日 05:24:58:Mo7ApAlflbQ6s

　東京都内の貸金庫に拳銃と実弾を隠し持っていたとして、警視庁捜査１課に銃刀法違反容疑などで逮捕された中村泰（ひろし）容疑者（７３）が集めたとされる１４丁（逮捕容疑は１０丁）の銃器は、米国の警察や軍隊で採用されている実戦向きの拳銃が中心だったことが分かった。中村容疑者は「軍事的に成功している銃を参考に、海外で収集した」などと周囲に漏らしており、専門家らは「これほどの銃をどのように入手したのか不思議だ」と話している。

　中村容疑者は名古屋高裁で先月に行われた公判に、自分が隠していたとする１４丁のリストを提出した。ＫＧ―９というサブマシンガンのほか、自動式拳銃６丁、回転式拳銃４丁など、米国やスイスなどのメーカーの銃が列挙されていた。

　スイスのＳＩＧ社の銃は米軍の特殊部隊が、ドイツのＧｌｏｃｋ社は米国の警察が採用している。専門家は「実戦に向いている点を重視している」と分析する。また、中村容疑者が収集した銃の値段は、海外の銃砲店で１丁あたり数千円～約２０万円で販売されているという。

　中村容疑者は周囲に「銃は民兵組織の武器としてそろえた」と動機を説明している。だが、同課幹部は「民兵組織の計画という話そのものが疑わしい」とみている。

　米国では州によっては身分証明書を提示すれば、外国人でも拳銃を購入できる場合がある。同課は中村容疑者が８６年以降、米国など数カ国に頻繁に渡航していたのは、銃器の買い付けのためだったとみて、入手経路や購入経緯を調べている。【川辺康広、長谷川豊、宮川裕章】

　◆中村容疑者が名古屋高裁に提出した銃のリスト◆

（１）ＶＬＡ短銃身小銃

（２）ＫＧ―９短機関銃

（３）ＳＩＧ　Ｐ２２６自動式拳銃

（４）Ｇｌｏｃｋ１７自動式拳銃

（５）Ｇｌｏｃｋ１９自動式拳銃

（６）ＷａｌｔｈｅｒＰ８８自動式拳銃

（７）Ｆｉｒｅｓｔａｒ自動式拳銃