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【スペインは New World Order の中核なのだ】なぜマドリッドが爆弾攻撃されるのか:スペインと中東の関係とバルセロナ・プロセス
			
			
			【Why The Madrid Bombings】
			
			ここに、バリー・チャミッシュという研究者がいるが、この人はスペインは中東外交に関して隠された重要な役割を持っていると主張している。
			この人によれば、スペインは中世からだろうが、エルサレムを含むイスラエルを支配する「神に与えられた権利」を持っていると信じているとのこと。
			
			イエズス会の現国王、ジャン・カルロスは「エルサレムの聖所の守護者」という名を冠されていて、本人はそのローマの監督者とともに、この役割を信じているという。
			この人の研究の概観については、こちらへ。
			
			チャミッシュ氏によれば、現在までに言われているETAやアルカイーダによる犯行説は真の原因から目を逸らせる為のものであり、この真の原因とは、スペインの中東における秘密の役割であり、(何者かによる)「自滅的な和平プロセスをイスラエルの喉元に突きつけて、イスラエルを除去する」ことだという。
			
			「中東の指導者達はスペインが彼らの運命を握っていることを知っているので、全ての外交的な道筋はマドリッドを通ることも知っている。しかし、人類の大半はスペインの隠された権力を知らない。これからメディアに載った情報を通して、マドリッドの虐殺に至った出来事に掛かる霧を晴らしてみよう。」
			
			ということなので、チャミッシュ氏のコメントを『』で括ります。以下大意。
			(ニュースソースのリンクは掲載期限切れになっているものもあります)
			
			===============================================================================================
			
			まずは、パレスチナ自治政府のアッバス首相が外交相のシャアトと共に9月7日に、ダマスカスを訪問すると発表した03年の8月18日に起こった爆弾事件から始めよう。この発表では、ダマスカスを訪問中のスペインの外務大臣が、スペイン国王はこの年の秋にシリアを訪問するという発表を受けてのものだった。
			
			とうわけで、話はパレスチナ自治政府、シリア及びカルロス国王が外交関係を作ろうというところから始まる。
			
			
			http://www.arabicnews.com/ansub/Daily/Day/030818/2003081807.html
			
			2003年8月18日
			アッバス首相は9月にアサド国王にシリアで会見とパレスチナの外交相が発言。パレスチナ首脳は、シリアとレバノンと共にこの地域の和平プロセスを深化させたい意向。パレスチナ側は近く訪問するアサド大統領とアッバス首相が会見すると発表。
			
			
			http://www.middle-east-online.com/english/syria/?id=6468
			
			Spain's King to visit Syria
			
			スペインの経済相はジャン・カルロス国王とソフィア女王は秋にシリアを訪問すると発表。国王夫妻はシリアのアサド大統領と会見する。
			アサド大統領は2000年に政権に付いた後の最初の正式な西欧への訪問として、2001年3月に夫妻でスペインを訪れた。
			今回のスペイン経済相のシリア訪問自体は「経済的関係を強化」するためであり、特に旅行、運輸、工業分野を強調した。
			また、「スペインはシリアに協力する」と述べ、「ダマスカスは中東和平にとって重要」とも述べた。
			スペインはまた、シリアとEUの協力関係も仲介したいとの意向。シリア・スペインの協定に伴い、シリア政府に500万ドルの援助金が決められた・
			
			『ここで、なぜスペインがシリアとEUの協力関係を後押しするのだろうか。デートの約束やら素晴らしい人権の記録以外に、シリアがEUに提供できるものなどあるのだろうか。
			アサドに対する500万ドルの賄賂に注目して、その裏に何があるのか考えてみよう。パレスチナの首相が9月8日にダマスカスに降り立ち、翌9日の反応を見てみよう。』
			
			
			http://www.scoop.co.nz/mason/stories/WO0309/S00113.htm
			
			Powell, Palacio Discuss Middle East, Iraq, UN
			パウエル、パラシオ(スペイン外相)は中東、イラク、国連について論議
			
			Tuesday, 9 September 2003, 9:34 pm
			Press Release: US State Department
			
			
			http://english.daralhayat.com/world_news/09-2003/20030913-20030913-9a701d2b-c0a8-01ed-0036-3068473ecbbf/story.html 
			
			Spanish Foreign Minister Says Israeli Threat To Expel Arafat Is A Big Mistake....
			
			スペインの外務大臣は、イスラエルがアラファトを追放しよう脅しを掛けていることは「大きな間違い」であると述べた。
			スペイン外相:「アラファト氏は常に解決策にとって重要と常に述べてきたが、イスラエル政府(のアラファト追放方針)は大きな間違いだ。」と記者団に語った。
			
			パラシオ外相は、イラク、クエートを含む3カ国の外遊の手始めにシリアのダマスカスでファロウク・アル・シャラー外相と共同記者会見を開いた。
			
			パラシオ外相は、シリアとスペインはイラクの復興についての役割を含む、基本的な方針を共有しているとも述べ、シリア外相は、シリアとスペインはイラクに関して自治の成立及び”外国の占領を出来る限り早く取り除く”ことに関しても同じ観点を共有していると応えた。
			
			またシリア外相は、両国はイラク人民による合法的な政府の樹立も信じていると述べた。
			
			『(このとき)パレスチナの首相(アラファト)は既に出発し、この翌日にはスペイン外相は外交問題委員会(CFR)のパウエルと会見することを発表している。こんなことがダマスカスで発表されたのだろうか。このスペイン外相はその場しのぎの口から出任せをよくやっている。
			
			イスラエルのアラファトに対する脅しを非難したのは、アラファトがスペインに対するテロを行うかもしれないことからのものだろう。しかし、このアラファト擁護発言はひどい嘘だ。スペインとシリアがイラクに関して”同じ意見”など本当に持っているのだろうか。スペインはまた、”外国の占領”というのはお仲間のアメリカとイギリスのことだが、本当にこれをイラクから除きたいなどと考えているのだろうか。
			
			スペインはシリアからなにか暴力ででも脅されていたのだろうか。パラシオがパウエルに会ったとき、もしアメリカがイラクから出ていかないときには、シリアはスペインを粉砕するというメッセージでも渡したのだろうか。彼女は多分そうしたのだろうが、軍隊はまだイラクに駐留しているし、パウエルは明らかに気にも留めていないということだ。
			しかしながら、パウエルとその後ろ盾のCFRはスペインに別のエサ与えたに違いない・・・リビアだ。』
			
			
			http://famulus.msnbc.com/FamulusIntl/reuters09-17-131342.asp?reg=MIDEAST
			
			Spanish PM makes historic Libya visit 
			
			スペインの政府内部からの情報によれば、アスナール首相はリビアを国際社会に復帰させるために歴史的な訪問を行うということだ。
			スペインは、EUの15カ国及び12の地中海沿岸諸国のあいだでリビアがより大きな役割を演じることを期待している。
			リビアは、現在この合同においてオブザーバーの立場にある。
			
			『ここで、我々はリビアの大量破壊兵器の放棄の裏に誰がいたのかを知ることになる。歴史のある小国スペインは、リビアに”連合”に戻るように説得するいやらしいメッセージを運んだに違いない。そして、この過程でスペインは、少なからぬリビアのテロリスト集団に怒りをぶつけたに違いない。
			
			ここからは、ハイファのレストラン、マキシムが爆弾攻撃された10月4日に進んでみよう。このときは、イスラエルの最も名声のある軍属の家族の一員を含む22人が殺されたが、イスラエルは報復としてシリアの空の倉庫を爆撃した。
			
			しかし、ここで注目すべきは、この無駄な攻撃を国土に受けたシリアの反応だ。シリアは1991年の”マドリッド会議”を再開するという脅しを掛けたのだ。これは特別な脅しであり、イスラエル内で事情を知っている誰かにとってはある意味を持っているものだった。
			
			スペインは、明らかにこのメッセージの意味を了解し、イスラエルを非難するとともに、カルロス国王のダマスカス訪問まで事を進めたのだ。』
			
			
			http://www.haaretzdaily.com/hasen/spages/347908.html
			
			Syria vows military response if Israeli attacks continue
			シリアは、イスラエルが攻撃を続行するなら軍事行動に出ると宣言
			
			記事の末文
			
			それは軍事行動という意味かと聞かれ、彼の答えは「(取りうる)全ての手段だ。我々が和平に努力していて、(1991年の)マドリッド(和平)会議の再開を望んでいるにも関わらず、もし、イスラエルが攻撃行動を続けるならば、ということだ。」というものだった。
			
			
			http://www.middle-east-online.com/english/?id=7460
			
			Spanish king meets Syrian leader in Damascus
			
			マドリッドは、10月5日のイスラエルによるダマスカス近郊のパレスチナの軍事訓練キャンプとされる施設への攻撃を非難した。このような攻撃はここ30年で初めてのことであり、ワシントンはこれを自衛の策としている。
			
			政府発行の英語紙、シリアタイムスは王室の訪問は「重要なイベント」として賞賛し、「アラブと西側の関係における穴を補修」し、「イスラム社会とキリスト教社会との間の首脳外交に重要な役割を演じるだろう。」としている。
			会談は「シリアのイラクとパレスチナのレジスタンスに対する態度に関する多くの誤解」を修正することになるだろう。スペインの外交筋によれば、この訪問は、ダマスカスとマドリッドおよびヨーロッパ連合のあいだの「政治的首脳会談を強化する」目的があるという。
			この6年間、アサド大統領の意向により、2003年末に調印されるブリュッセルとの協定に向けて交渉を続けてきた。
			
			
			http://www.europedaily.com/p/0f/553df16bb687.html?id=16bc11b
			
			
			http://www.arabicnews.com/ansub/Daily/Day/031017/2003101701.html
			
			king of Spain to visit Syria
			Syria-Spain, Politics, 10/17/2003
			
			バシャール・アル・アサド大統領夫妻の招きにより、スペインのジャン・カルロス国王とソフィア女王夫妻は今月の19日から23日までシリアを公式訪問する。
			
			『ここで、ジャン・カルロスがダマスカスへと、面白いことになってきた。我々は既に、シリアがスペインとアメリカ、より正確に言えばCFRとの関係にクサビを打ち込む努力をしてきたことを見てきた。
			
			ここでメカニズムを見てみよう。ジャン・カルロスがダマスカスにいる間、
			ヨッシ・ベイリンはジェノヴァにいてアラブ都合のいいような外交政策を作り上げつつあった。調印が済むとすぐに、ベイリンはパウエルに会うためにワシントンに飛んだ。これらの動きは総合して、イスラエルの基本的な国防的安全を犠牲にしてアラブ諸国をなだめるためのものだった。』
			
			アサドは、KJCとその関係者にウマヤッド(Umayyads )の役目を果たすよう働きかけるためにスペインを訪問したが、その2日後にはPJPがウマヤッド寺院を訪問し相互信頼のための首脳会議を提唱した。
			この相互訪問は興味深いことに、10月19日にKJCがスペインを訪問したのはジェノヴァ協定が発表された直後だったが、これはジェノヴァで実際に調印された11月4日の直前だったのだ。
			
			
			http://www.arabicnews.com/ansub/Daily/Day/010504/2001050413.html
			
			Damascus 18-10 (SANA)-
			
			アサド大統領はスペインを訪れた際、”ダマスカスからコルドヴァ”の祭りの開催スピーチにおいて、「アンダルシアのアラブ文明においては、多民族との協調と寛容、社会的および学術的な豊かさが特筆すべき時代でした。この時代はシャミ・アンダルシアとアラブ・アンダルシアに引き継がれましたが、ここではある種の文化の混合が起き、このことは文明間の首脳会議がなければ起こりえなかったでしょう。」と述べた。
			
			シリアは常に、紛争ではなく話し合いを提唱してきたし、人類を高いレベルにもたらすべく、異なる文化や民族間において文明化され協調的な混合を創出するような首脳間の会合の場を提供しようとしてきた。
			
			この観点から、シリアは来るスペインのジャン・カルロス国王とソフィア女王夫妻のダマスカス訪問を暖かく迎えたい。ダマスカスは、アンダルシアからヨーロッパと世界へ向けて寛容のメッセージを届け、文明間の首脳会議を最初に確立深化させたオマヤド達(Omayads)の首都なのだ。
			彼らはアンダルシアの肥沃な大地にも助けられ、多様な分野における人類の思考の集成を携えて行き、長い間に多くの文明の基礎を作った。
			
			このような状況により、オマヤド/アンダルシア時代において文明間の交流はユニークな環境を創りだし、世界の規範というべきものになった。
			当時のコルドヴァは哲学、芸術、建築、詩韻および文学の新しい知識の源としてヨーロッパを惹きつけた。
			
			我々は、今回の訪問によって、現在あるシリアとスペイン間の協力関係がより強化されるという大きな希望を持っている。また、スペインを窓口としてヨーロッパ諸国とのより深い建設的な首脳会議を持ち、相互の信頼、公平および利益をもたらす真の協力関係を確立したいと考えている。
			
			我々は、ヨーロッパ諸国が世界平和の為により活動的な役割を引き受け、正義と理解可能な平和と権利の返還によって中東地域に安定と安全をもたらすことを希望する。この元の権利者への権利の返還が、文明間の紛争によらず首脳会議によってもたらされるならば、この地域の発展に良い形で反映されるだろう。
			
			ようこそ、スペイン国王と女王、友好と平和を唱える神の信頼の地、文明の揺りかごのダマスカスへ。
			
			(これは明かな外交辞令なので、実際はもっと「ロイヤル」な感じです:訳者)
			
			
			http://www.library.cornell.edu/colldev/mideast/popsyr.htm
			
			http://www.cbc.ca/stories/2003/10/13/genevaaccord031013
			
			The 'Geneva Accord' will be released with great ceremony in Switzerland on 
			Nov. 4.
			
			Nov. 27, 2003
			Accusations mar London talks; Israeli-PA forum in Madrid
			By JPOST.COM STAFF
			Madrid: International forum seeking a solution to the Israel-Palestinian problem
			
			マドリッド発:イスラエルのラジオは金曜日の放送で、イスラエル/パレスチナ問題の解決策を探るために、イスラエル議会のメンバーとパレスチナ自治政府の事務官が国際会議の場のゲストとして会合を持つと報じた。
			
			この会合には他に、元駐イスラエル米大使のマーティン・インダイク、元EU特別使節のミゲル・モラティノス、元ヨルダン外相アブドゥラ・ハティフやスペイン政府の官僚などが出席する。
			イスラエル側の代表団には、ダリア・イツィク(リクード)、ダニー・ヤトム(労働党)、アハメド・ティビ(Balad)などがおり、パレスチナ側は、モハマド・ダランとナビル・シャートが代表を努めることになる。
			
			『さて、これをどう見るべきか。ジャン・カルロスのダマスカス行きの一ヶ月後にこれだけの人物達が「マドリッド」で会うわけだ。
			
			イスラエルは与党も野党もこぞってやって来るし、パレスチナの独裁者やら、似たようなアメリカ人・・、これらが皆スペインの官僚と会合を持つ。
			一体、マドリッドの何がこんなNWOじみた大物達を引き寄せるのか?
			
			この会合で何が話されようと、我々にその内容を知る特権などはない。
			しかし、ブッシュ大統領が発言した後では、それは既成事実となったわけだ。【バルセロナ・プロセス】がどんなものであれ、それは彼の「統一国家宣言:State Of The Union」の核になるものだったのだろう。』
			
			関連:EUがリビアにバルセロナ・プロセスへの参加を要請
			
			
			http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=reutersEdge&storyID=4159384
			
			BRUSSELS (Reuters) - The United States is seeking to engage European allies in President Bush's drive for democracy in the greater Middle East, partly to heal the rifts of the Iraq war.
			
			アメリカ政府高官は、03年暮れのブッシュ大統領による発議に関して、NATOとヨーロッパ連合を通して欧州人を参加させるのは、2004年におけるブッシュ政権の最優先事項の一つであると述べた。
			
			ブッシュは、火曜日の議会における彼の「統合国家」の提案に賛同者が増えることを期待している。
			
			アメリカ政府高官はブリュッセルで、「我々は、冷戦時代に東欧で行ったように、中東における安全、経済および人権と民主主義の興隆のためにEUとうまく協力していく道を模索しています。」と述べた。
			
			この高官はまた、ワシントンは既に存在するEUの【バルセロナ・プロセス】として知られる「欧州地中海会議」があり、これは北アフリカと東地中海地方の間の政治経済および構造改革を提案しているが、これを発展させたいと語った。
			
			『ここで、彼の父親の「統一国家宣言」と比べてみよう。』
			
			
			http://www.geocities.com/americanpresidencynet/1991.htm
			
			【State of the Union address Jan. 29/91 George Bush Sr.】
			
			「危機に瀕しているのは、一つの小さな国だけではありません。これは、大きなアイデアなんですが、世界の新秩序(ニュー・ワールド・オーダー)と言うべきもので、ここでは多様な国々が平和、安全、自由、そして法を求めるという総合的な努力によって、普遍的な基準の下に引き寄せられるものであります。
			このような世界は子供達の未来のためにも、我々が努力して勝ち取る価値のあるものでしょう。
			
			再生されたアメリカというものは、もう手の届くところにあります。
			我々自身よりも高みにある目的に奉仕することによって、意味と報酬を発見することができるわけですが、この目的は輝いており、千の輝くイルミネーションの光のようであります。
			そして、これは子供達の手にある抗いがたい力を知る人々によって表現され、またこれは、あなたの傍らに立つくす友人、その献身的な身振りによって輝きますが、それはただ単に正しいというものなのです。」
			
			(こりゃすごい。ブッシュ父には明らかにご主人様が存在し、しかも小児性愛指向まで表現されていると読める:訳者)
			
			『これは誰もはっきり理解できないブッシュ・シニアの「統一国家宣言」だ。この「バルセロナ・プロセスが何であれ、それは大統領に”千の輝くイルミネーションの光のようだ”という「ニュー・ワールド・オーダー」を宣言する霊感を与えたわけだ。
			スペインは、ここで見えてきた世界秩序の小さな一部分などというものではなく、その「中核」なのだ。
			
			それでは、この星の上でブッシュが新世界秩序へと確信をもって案内する「バルセロナ・プロセス」とは何なのだろうか。
			ここで、マドリッドのテロの4年前にヒントを求めて戻ってみよう。』
			
			
			http://www.arabicnews.com/ansub/Daily/Day/000522/2000052252.html
			
			Mubarak's Madrid visit to focus on Euro-Mediterranean cooperation
			Egypt-Spain, Politics, 5/22/2000
			
			「3月29日から始まるホスニ・ムバラク大統領(エジプト)のスペイン訪問には、ジャン・カルロス国王との3つの個別の会見が予定されているが、これにはホセ・マリア・アスナール首相および上院、下院の議員との会見も含まれる」と発表された。
			
			また、「ユーロ・地中海パートナーシップの問題は、スペイン側との会合で最優先のものとなるだろう。これは特に、バルセロナ・プロセスの発動とマドリッドから始まる中東和平および(エジプトとスペインの)相互関係が議題の中心となるだろう。」とも述べられた。
			
			(在スペイン/エジプトの)ハリディ大使は、ムバラク大統領のスペイン訪問期間中には、バルセロナ・プロセスの発動の重要性を強調した。
			
			「EUは近い将来に拡大するでしょう。そうなれば、EU諸国は拡大に伴う自らの刷新に忙しくなるでしょう。」と述べ、「これ(バルセロナ・プロセス)は、新しい変革が南地中海諸国に引き起こすであろう恐怖感に対して、どのように反応し対峙するかという予防策でもあるのです。」と付け加えた。
			
			ユーロ・地中海パートナーシップとバルセロナ・プロセスに対するヨーロッパの関心は低下するのかという質問が出たが、
			
			「スペインはヨーロッパ連合に対して、全ての加盟国がそれに従って意見を統一するよう、地中海イニシアティブを提案しています。」と述べた。
			
			『というわけで、スペインは自分でそうしたのか、そのように選ばれたかして、くすぶる第3次世界大戦の不安を訴える徒党を纏めるという役回りを演じてきたのだ。この国は全ての徒党に対して、イエズス会の仲介者としての役を演じているが、
			これらは:イスラム対EU、バチカン、ビルダーバーグ、CFRというわけで、簡単に言えば、
			イスラム対アメリカとヨーロッパということになる。
			しかしながら、これはイスラムをバカにするということにもなるかもしれない。
			スペインのシンパシーは所謂「西側」に置かれているからだ。
			イスラムの怒りは増長されている。狼に骨を投げつければ、大人しくなるなどということはないのだ。
			
			そして、イスラムの狼は明らかに深くゲームに取り込まれている。ここで我々はマドリッドの爆弾事件に持ち込むための重要な動きに行き着くわけだが、この事件は一見無関係のように思われている。
			マドリッドの大量殺戮の2日前、イスタンブールのメイソン・ロッジが爆破された。
			
			
			これは、偶然ではなく、メッセージだった。
			これは分かる人が見れば、本物の権力ブローカーの仕業だったことがわかる。
			
			一つのポイントは、ブッシュ元大統領の言及する「イルミネーション」とは「サバティアン運動(Sabbatean Movement)」のことということだ。この運動は1660年代に、トルコのドンメ・カルト(Donmeh Cult)にいたユダヤの偽救世主シャブタイ・ツヴィ(Shabtai Tzvi)の追従者によって設立されたものだ。
			
			この反ユダヤ・カルトは人類のモラルを転覆することを指向し、トルコのフリーメイソン・ロッジ内に本拠を構えた。このトルコから発した運動は18世紀にはジェイコブ・フランク(Jacob Frank)とその追従者(フランキスト:Frankists)を通じてヨーロッパに拡がった。しかしながら、これが(このフランキストが)他の研究者によれば、ブッシュSr.がバルセロナ・プロセスの結果としてのNWO発言で主に言及していたものだということになる。
			
			マドリッドの爆弾事件に先立つトルコの爆弾事件は全く偶然などではない。
			そして、トルコというのは地球規模の新秩序を創るための仕込みを行うものとして設定されているのだ。』
			
			フリッツ・スプリングマイアーは現在、連邦刑務所に収監されているが、イルミナティの血脈についていくつかの本を書いている。
			彼の”Illuminati Formula for Undetectable Total Mind Control”(イルミナティの見破られない完全なマインドコントロールの手口)という本には以下のように書いてある。
			
			「マルクス主義とフランキストと呼ばれる悪魔主義者の集団には関係がある。ユダヤ人に対して支配を振るう強力な悪魔カルトのなかには、サバティアン主義と呼ばれるものがある。
			ジェイコブ・フランクがこの集団の指導者とされていることから、この悪魔主義集団は後にフランキズムと呼ばれた。(フロイトのセックスに取り憑かれた理論はフランキズムから来ている)。
			フランクは彼の追従者に対して、別の宗教への改宗をするよう教え、その宗教を隠れ蓑にして自分達の悪魔主義を遂行させるようにした。(このフランキズムの主題に関する本のなかには、The Contemporary Faces of Satan by Ratibor-Ray M. Jurjevich という本もある。)
			
			『イスラム圏の支配層はニュー・ワールド・オーダーに参加したいなどとは思っていない。
			シリアに対する全ての行動や賄賂は最後には無かったことにされるのだ。ここにおいて、ヴァチカンのエージェントであるシモン・ペレスが取引に参加する。ただのイスラエル野党のリーダーにもかかわらず、ペレスはイスラエルがどうしようもなく弱体化した状態で、スペイン主導の統一ヨーロッパとアラブ連合による統一世界秩序に参加することを支持している。
			そして、このイスラムとヨーロッパの統一という奇妙な提案は、ほかでもないマドリッドから発表されるのであり、その合意はどこで調印されるのかと言ったら、それはイスタンブールなのだ。』
			
			NATO to upgrade relations with Israel
			By ASSOCIATED PRESS
			
			NATOはイスラエル及びアラブ諸国との政治と軍事における関係を深めようととしており、これらの諸国の代表らを6月のサミット会議に招くかもしれないと高官は述べた。
			
			APによれば、現時点では6月28日と29日にイスタンブールで行われるサミット会議には、これらの諸国のどのレベルの代表者が代表となるのかは明らかにされていない。
			
			
			http://www.haaretzdaily.com/hasen/spages/391957.html
			
			Spain offers EU ties as incentive for peace talks
			
			スペインは中東和平プロセスを推進するために、イスラエルとパレスチナがEUに対してより接近した関係を築くよう助力したいとスペイン外相のアナ・パラシオは日曜日に述べた。
			ペレスは、マドリッドにおける社会主義インターナショナル会議 http://www.socialistinternational.org/ の前日にこの提案を取り上げた。
			日曜日には、この94年におけるノーベル平和賞受賞者は、「一度この2つの勢力が和平の合意に達したならば、それぞれはヨーロッパ連合に受け入れられるでしょう。そして、ヨーローッパ連合は経済を社会生活における共通の基盤として機能することになるでしょう。」と述べた。
			
			
			http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/040208/481/xpw11102081747
			
			Spain offers EU ties as incentive for peace talks
			
			スペインは中東和平プロセスを推進するために、イスラエルとパレスチナがEUに対してより接近した関係を築くよう助力したいとスペイン外相のアナ・パラシオは日曜日に述べた。
			
			
			外相の発言は、同じ日にヨルダンのアブドラ国王がイスラエルとパレスチナの問題解決のために「密接」な国際協力の必要性を訴えたことを受けてのものだった。国王は、イスラエルとパレスチナ両者だけでは和平は達成できないとの見解を表明していた。
			
			トレドにおける、イスラエル労働党のシモン・ペレスとパレスチナ渉外担当省のサエブ・エレカトを伴った記者会見において、パラシオ外相は「EUの下にパレスチナとイスラエルが協力して和平プロセスの解決を図るということは、考慮に値する。」と彼女は述べ、
			「我々はヨーロッパ連合のなかでこの問題を論議し、これをいかに和平プロセスと統合できるのかを見たい。私の出来ることは、ヨーロッパの機関に提議できるようにこれを論議することなのです。」と述べた。
			
			ペレスは、マドリッドにおける社会主義インターナショナル会議の前日にこの提案を取り上げた。
			日曜日には、この94年におけるノーベル平和賞受賞者は、「一度この2つの勢力が和平の合意に達したならば、それぞれはヨーロッパ連合に受け入れられるでしょう。そして、ヨーローッパ連合は経済と社会生活における共通の基盤として機能することになるでしょう。」と述べた。
			
			その提案は(2つの勢力が)本当にEUに加盟するということなのかという質問を受けて、ペレスは「そこには、いろいろなやり方があるでしょう。とりあえず、ヨーロッパ連合はキプロスとマルタを承認することによって、既に地中海地域に足場を置いています。よって、彼ら(EU)は最早無関係ということはなく、地中海の機構でもあるのです。」と述べた。
			
			『イスラエルを売り飛ばそうとするペレスの後ろ盾は誰なのだろうか。ヴァチカンというのがありそうなことだ。
			誰が自分達の国や文化を操作してきたかということを全く理解することもなく、イスラエル人とイスラム教徒両方ともにニュー・ワールド・オーダーの筋書きを拒否してきた。
			違いはそのスタイルにある。イスラエルはその市民の死者を極力出さないように努め、一方イスラムは犠牲者を増加させて対抗してきた。(これは「良心的」なイスラエル人の見方なのか:訳者)
			
			世界における暴力の扇動者達はこの違いを知っており、これを悪用してきた。
			しかし、ここでこのスタイルの違いを差し引いて(イスラムとの)共同戦線を張ってみれば:ユダヤ教とイスラム教は、まさしく同じ勢力によって互いに殺し合うよう罠に掛けられているのだ。イスラエルは隠された惑星規模のファシズム同士の戦争の為に大きな支払いを強いられてきた。そして今となっては、マドリッドが1993年のオスロに至るまでエルサレムが強いられてきたものと同じ処方箋を味わっているのだ。
			
			ここで、この両者に共通する痛みを追ってみよう。』
			
			
			http://www.haaretzdaily.com/hasen/spages/391957.html
			
			(アハメド)クォレイは去年の秋にその地位に着いて以来、まだイスラエルの同じ地位にあるアリエル・シャロンに会っていなかったが、もし準備が整えば今月の末に会見が行われるのを希望していることを認めた。
			パレスチナ自治政府外相のナビル・シャアトは、会見は来週早々行われるだろうと述べた。
			彼はスペイン外相のアナ・パラシオを伴った、マドリッドにおける合同記者会見において「我々は和平プロセスを続行することを決定したが、これが2月20日近辺に会見が行われるだろうと言う理由だ。」と述べた。
			ヨーロッパ連合は、イスラエルとパレスチナが和平プロセスに向けて少しずつ前進することを提唱し、このような手段は首相間の会合で論議すべきだとアハーン(EU議長国アイルランド首相)は述べた。
			
			クォレイは次はイタリアに向かい、火曜日にシルヴィオ・ベルルスコーニ首相と会見し、水曜日にはカルロ・アゼグリオ・シアンピ大統領および立法議員らと会見する。
			木曜日には、クォレイはヴァチカンのジョン・パウロ2世と会見する予定である。
			
			『同じ勢力が稼働している:CFR、イエズス会、ヴァチカン、そしてサバティアンだ。
			スペインはこれらの徒党とイスラムの統一者としての役回りを買って出ているのだ。
			イスラムはマドリッドにおいて、イスラム自身の心ない邪悪をもって(統合の)提案を拒否している。
			そして、この2つの邪悪の間における戦争は世界を飲み込むまで続けられるだろう。
			イスラエルはこの戦争の最前線にいる。しかし、マドリッドは見えにくい形で我々の全てにとって決定的に不吉なものを提示しているのだ。』
			
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 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。