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Re: 新しく、テスト!
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投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 5 月 30 日 21:01:28:SoCnfA7pPD5s2
 

(回答先: Re: 新しく、テスト! 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 5 月 30 日 20:05:14)









《1.災害の概要》
昭和59年9月14日午前8時48分49秒、長野県西部の御岳山南麓付近に震央をもつマグニチュード6.8の地震が発生した(長野県西部地震)。この地震により、御岳山の8合目付近が大崩壊を起こし、大規模な土石流となって濁沢川を流下した。この土砂は、木曽川の右支川である王滝川まで到達し、約3.5kmにわたって20m〜50mの厚さで堆積した。この他、松越地区、滝越地区などでは、大規模な崩壊性地すべりが発生し、多数の人命、資産が失われた。

この地震災害は、東西約10km、南北約10km、面積約100kuという極めて狭い範囲に集中しているのが一つの特徴である。

また、被害の原因を見ると、従来の地震による被害と異なり、地震そのものの被害より、地震によってもたらされた土砂災害の被害が大きい事が特徴である。

御岳崩れに伴う土砂流出図

《2.御岳山南東斜面の大崩壊(御岳崩れ)》
御岳崩れは、御岳山(標高3、063m)の南東斜面の尾根部に起きた大崩壊で、崩れの頂部の標高は2、550m、下端の標高は約1、900m、長さ約1、500m、最大幅約700m、最大深さ約150m、崩壊面積750万u(750ha)、崩壊土量は3、600万u、崩壊地の斜面勾配は、約25°である。この崩壊規模は、日本の1900年以降の崩壊のうちでは、1911年の稗田山の崩壊(長野県姫川流域)の1億5、000万uに次いで2番目に大きいものとなっている。

御岳崩れ





《3.土砂災害》

御岳崩れによって生じた崩壊土砂は、伝上川、濁沢川を通って、王滝川に流出し、王滝川の氷ヶ瀬地区まで達している。途中、濁川温泉と餓鬼ヶ咽の狭窄部上流付近で、土砂により合わせて15名の死者、行方不明者が出ている。氷ヶ瀬地区では、人的被害はなかったものの、営林署関係の建物が多数土砂に埋まった。また、林道、村道も埋まるなどして、大きな被害を受けている。御岳崩れの土砂の一部は、伝上川左岸の尾根を乗り越えて鈴ヶ沢上流部の中股沢と東股沢に流れ込んでいる。中股沢に流れ込んだものは、途中で停止堆積しているが東股沢のものは、鈴ヶ沢を経て、王滝川にまで流出している。鈴ヶ沢の下流部は、砂防ダムや流路工がある程度整備されており、土砂が幾度かに分かれて流出したこともあって、大きな土砂の氾濫はなく、一部の橋の流出と小規模氾濫といった被害であった。この被害も下流にゆくに従って、軽微となっている。



濁沢川被災前(1979年10月)の状況
<大洋航空(株)撮影>

濁沢川被災後の状況
<大洋航空(株)撮影>





















【長野県西部地震被災状況】
被害の別発生数備考
人的被害死者・行方不明者29人土石流による死者15人
地すべりによる死者14人
負傷者10人
住家被害全壊14棟土石流による全壊3棟
地すべりによる全壊8棟
半壊73棟
一部破壊517棟
農業関係被害農地19.94ha 
農業用施設60箇所
林業関係被害治山134箇所 
林道298箇所
公共土木施設被害河川12箇所 
砂防1箇所
道路240箇所
橋梁14箇所


滝越地すべり(王滝村)
◆以上、出典「土砂災害の実態 昭和59年度版」
(土砂災害年報編集委員会 財団法人砂防・地すべり技術センター)

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