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スペイン軍、イラクでのNGO活動の「横取り」を図り、拒否される (何をしに行ったんだ、コイツらは!)
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/1153.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 1 月 23 日 07:51:09:SO0fHq1bYvRzo
 

カタルーニャの新聞、エル・ペリオディコ(1月22日付)は、

「イラク領内におけるスペインの活動による新たな論争 : 軍はイラク支援の独占化を望んでいる
 NGOは人道支援物資の軍への引渡しを拒否」

と題する記事で、駐イラク・スペイン軍(プルス・ウルトラ部隊)が、イラク領内で活動するスペイン人のNGOに対して、その活動と物資を軍に引き継いで撤収するように求め、NGOグループがこれを拒否したことを伝えました。

本文はスペイン語ですので、以下に、私の日本語訳と、最後に機械翻訳による英文を添えます。


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イラク領内におけるスペインの活動による新たな論争 : 軍はイラク支援の独占化を望んでいる
NGOは人道支援物資の軍への引渡しを拒否

04年1月22日 エル・ペリオディコ
バルセロナ

ナヤフとディワニーヤ地区に駐留するプルス・ウルトラ部隊はスペイン人のNGOに対して手紙を送り、イラクへの救援活動を軍に引き渡すように求めた。これは、イラクとその国民へのその種の支援を引き受けるのは軍隊である、と言いたいためである。
この、部隊の民生部門の責任者ビクトル・カリーリョ・オントリア中佐のサインのある通達によると、それは、「その地区【ナヤフとディワニーヤ地区:訳者】での人道的な業務が行われておらず、それを補うため」としているが、それは、何ヶ月も前に、この面の支援が無防備のままにされているという理由で多くのNGOが去って行ったためである。連帯感【イラク人民に対する:訳者】の表明が不十分であると見られてもいけないため、カリーリョ・オントリアはその手紙の中で、ヨーロッパ・プレスが入手したものだが、次のように言った。援助物資の引渡しの件は「地元の新聞に載せる」し、同時にスペインの報道機関にもそれを知らせるつもりだ、と。

ONGの拒否

ONGがこの種の申し出を受け取ったのはこれが初めてではない。去る9月にプルス・ウルトラ部隊は、各自治体からの多くの援助者に対し、イラク国民に「喜びと希望をもたらす」ために軍に協力するように要請して来た。この時と同様に、『発展のためのNGOカタルーニャ連盟』は昨日、「人道的援助のいかなる軍隊化」に対しても全面的に反対し、傘下の80以上の団体に軍への協力は受け入れられないことを連絡した。
この連盟の責任者であるシルビア・ガリアーは、昨日、「9月に我々が言った返答はいまだ完全に有効である」と語った。『国境無き医師団』スペイン支部も同様の確信を表明した。

軍隊を探す

スペイン国防相の責任者とアメリカはこのごろ、イラクへの派兵を求めるためにパラグアイとチリを訪れている。ちょうどホンジェラス、ニカラグア、エルサルバドルそしてドミニカ共和国がそうしたように、である。

【翻訳終わり】

http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=94091&idseccio_PK=8&h=040122

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なんというヤツらだ! よっぱどやることが無くて退屈しているのかしれないが、あまりの危険な状況にたまりかねて多くのNGOが去った後に残って命がけで医療活動などに従事する人々にに対して、「その仕事を俺らによこして出て行け」だそうな! 要するに、自分たちがちょっとでもイラク人の恨みをかわないようにしたいのだけなのでしょう。(ならば帰れ!)

スペインのNGOの中にもアスナール与党の周辺や例のオプス・デイ関係のウサン臭い連中もいるのですが、恐らく、いの一番に逃げ出したのはそんなやつらでしょう。千歩も一万歩も譲った立場で言ってみても、善意の民間人の活動を自分らが盾になっても守るのがヤツらの役目ではないでしょうか。それをやろうともせずに大勢のNGO参加者が引き上げざるをえなくしておいて、スペイン人の税金を使って、「イラク再建」のために何をやっている、というのでしょうか。(企業関係のネズミどもなら守っているのかもしれませんが。)

この記事の最後に、アメリカとスペイン政府が、大多数の国民が食うや食わずの状態である中南米諸国に軍の「供出」を強要してまわっていることが書かれています。恐らくオプス・デイのクソ坊主どもが飛び回っているのでしょう。同じ22日付のエル・パイス紙には「ニカラグアが財政難を理由に追加派遣を断った」と出ています。当たり前だ!


非常に残念なことに、この話題を取り上げたのは、今のところカタルーニャの地方紙エル・ペリオディコだけで、マドリッド発行の全国紙は全く感知していません。反アスナール・反マドリッド感情の強いカタルーニャのNGO連盟からの情報だからでしょうが、それにしても、昨年からずっと新聞やテレビの報道の仕方を見ているのですが、スペイン派遣軍の行動チェックをどの新聞もまともにやろうとしていないようです。この国のマスコミもここまで報道管制されているのか、とガックリきます。


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【以下、機械翻訳による英訳文】

NEW CONTROVERSY BY the SPANISH PERFORMANCE IN IRAQI
AN TERRITORY the Army wants to monopolize the aid to Iraq
The ONG reject to give to the Puls Ultra the humanitarian material

EL PERIODICO (22/01/04)
BARCELONA

The Brigade Puls Ultra, unfolded in the provinces of Nayaf and Diwaniya, has sent a letter to several Spanish ONG in which it requests to them that they give to the Armed Forces the contributions destined to Iraq, so that is the Army that is in charge to take that aid to the country and to distribute it between the population.
The objective, according to the letter, that signs the head of Civil Subjects of the brigade, the lieutenant colonel Víctor Carrillo Hontoria, is "to palliate absence of humanitarian management" in the zone, since most of the nonlocal ONG they left months ago, "reason why this facet of aid to the population was unprotected". In case to appeal to solidarity it was not sufficient, CarrilloHontoria says in the letter, to which it has had access Europe Press, that the delivery of the donations "would have reflection in the local press" and it would be tried that also it had it in "Spanish mass media".

REFUSAL OF the ONG
It is not the first time that the ONG receive a supply of this type. The past month of September, the Brigade Puls Ultra made arrive at the diverse autonomic coordinators a request of collaboration for "contributing to joy and hope" to the Iraqian population. Like in that occasion, the Federació Catalana d'ONG per al Desenvolupament expressed yesterday its total opposition to "any attempt of militarization of the humanitarian aid" and informed into which more than 80 tie associations to her they will not accept to collaborate with the Army.
"The answer that we gave them in September continues having total validity", said yesterday Sílvia Galià, person in charge of press of the federation. With the same forcefulness the Spanish section of Doctors without Borders was expressed.

SEARCH OF TROOPS
Responsible for Defense of Spain and the U.S.A. visits these days Paraguay and Chile to request troops to them for Iraq, since Honduras, Nicaragua, El Salvador and Dominican Republic have done.

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