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戦争による有効需要で儲けるアメリカ --- 湾岸症候群で米兵50万のうち1割が障害者(『株式日記と経済展望』より)
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投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 1 月 24 日 17:24:28:Sn9PPGX/.xYlo
 

戦争による有効需要で儲けるアメリカ --- 湾岸症候群で米兵50万のうち1割が障害者

2004年1月23日 金曜日

◆9-1 フセインの野望に怯えるアメリカ、イギリス

実は、湾岸3ヵ国はイラン・イラク戦争の時にカネをイラクに大量に貸していましたので、戦争が終わったときに、「フセインさん、フセインさん。貸したお金を少しは返してヨ」と言ったんです。

 フセインは野心家ですからネ。「お前何言ってるんだ、今頃。俺は何のために8年も戦争をやったんだ! お前たちのために俺たちの国民が血を流してやったンじゃぁないか、お前たちは何で金を返せと言うんだ、ふざけるンじゃぁない!」という話しになるんです。そこで、フセインがクウェートに侵攻するわけです(1990年8月2日)。

 イラクは 10%の石油を抑えています。クウェートも小さな国ながら世界の石油の 10%。これでフセインは20% の石油を手に入れたわけです。さらに、UAE(アラブ首長国連邦)なんてちっちゃな国ですし、サウジアラビアだって、「もしかやれば、俺は勝てるかもしれない」なんってフセインは思ったかも知れませんネ。

 クウェートでできたンですから、出来ないはずはない。 カタールだって出来ないはずはないと。そこで「これはヤッパリまずい」という話しになるわけです。どこがびっくりしちゃったわけ? 石油に利害があるのはどこでしたっけ?アメリカ、イギリス。

 「とんでもない話し」。だって、これらの国をフセインに抑えられたら自分たちの利益が全部吹っ飛ぶ。ここを支配されれば世界の石油の 30% 40%。さらにサウジアラビアを押さえ込めば世界の石油の 65%ですヨ。これは誰にとって都合が悪いンですか?

 湾岸の王様たちにとって都合が悪いけど、それ以上に許せないのは誰ですか? アメリカとイギリスだというのはわかるでしょ? セブン・シスターズ、七大石油会社のアメリカとイギリスです。これは都合が悪い。「このまま許しておけない」ということで始まるのが湾岸戦争。 それでアメリカとイギリスが大勝利します。

◆9-2 戦争による有効需要で儲けるアメリカ

 湾岸戦争でアメリカはどれくらいお金を使ったのか知っていますか? 日本もお金を出しているのは知っていますよネ。 120億ドル出しました。クウェートも金を出しています。サウジアラビアも金を出しています。軍隊ももちろん出しましたけれど。

 アメリカが50万人軍隊を送りました。イギリスは5万人の軍隊を送りました。フランスも5万人出しています。それで、アメリカは戦争をやるために世界から 550億ドルの資金を集めました。 湾岸戦争でいくら使ったか知っています? 450億ドルです。そうすると差額が出てくるネ。その差額をどうしたと思います?これ国庫に入れちゃった。儲かっちゃった。止められない。戦争って止められないネ。

 振り返ると、アメリカがこのようにして戦争で儲けたという話しは、実は今から始まった話しではないです。
 第一次世界大戦でどこが儲かったんですか? 日本とアメリカですよネ。日本はそのとき戦場になりませんでした。日本はチンタオ(青島)でやっていますけども、ほとんど戦場になってないので大儲けしました。もちろんアメリカも大儲けしました。

 第一次世界大戦が終わって、その約10年後、1929年に世界的な大恐慌がおこった時に、どんどん国債を発行して公共投資をやれば、それが呼び水となって有効需要が起こるので、経済がうまく回って不況から脱出できるというケインズ理論で、アメリカは景気の回復をはかりました。

 もちろんテネシー川の流域開発とかいろいろやりましたけれども、これでアメリカの経済は復活したンですか?違うんですネ。復活しなかったンです。
 もちろんこれも有効だったんです。有効だったんですけど、それ以上に有効需要は何だったか?第二次世界大戦です。

 第二次世界大戦でアメリカは戦場にならなかった。国外の戦争だと有効需要になっちゃう。ヨーロッパ戦線、アジア戦線。だからしょっちゅう戦争をやっている。自分たちの軍隊は送るけれども、そこで有効需要。それで景気回復しました。
 そのあとまだやりますよネ。朝鮮戦争(1950年6月〜53年7月)。この時は日本も儲かったンだね。 朝鮮特需。日本も儲かりました。アメリカも儲かった。

 その次やったのがベトナム戦争(1961年〜73年アメリカ軍撤退・和平協定)で、これも有効需要だった。 ところがこれは、さすがのアメリカも勝てなくて、大量のドルを垂れ流したために、1971年8月の「ニクソンショック」といわれる金とドルの交換停止に追い込まれて、1ドル=360円だったドルが 308円に暴落しました。

 その後もドル安(円高)が続き、アメリカは大赤字。 日本は貿易大黒字。そこで、1985年9月22日に(ニューヨークのプラザホテルで)先進5ヵ国緊急蔵相会議〔日・米・英・仏・西独〕を開いて、「お前たちは儲けすぎだヨ。何とかしろヨ」といって、この時に「ドル安政策」のために、各国が緊密な協調行動を取ることを合意するわけですネ〔プラザ合意〕。当時、1ドルが 240円でしたが、これを契機に円がさらに高くなっていき、日本はこれでバブルの大好景気に入っていくわけです。

 そういうわけで、つまり、アメリカがなぜ戦争をやりたがるかいうと、これは歴史をみればわかると思います。 自分のところが戦場にならなければいいんです。 自分ところが戦場になったら困る。

 それがニューヨークのテロ事件なんです。自分ところが戦場では困る。でもよその国が戦場になったら有効需要で儲かる。つまり、アメリカの経済自身が実は戦争経済というか軍事経済なんですネ。「軍産複合体」と言いますけれども、軍事産業が物凄く巨大で大きな政治的力を持っているわけです。

◆9-3 開発した新兵器を実戦で使うアメリカ

 アメリカは戦争をやるごとに、新しい近代兵器を次から次へと投入します。 ベトナム戦争のときはナパーム弾、スマート爆弾というのが出てきました。 スマート爆弾のテレビ画面はソニーという話しがありましたネ。

 湾岸戦争の時に登場したのがGPS。 皆さん使っているでしょ。車のカーナビゲイション。衛星で自分の位置がどこかわかる。あの技術です。あれは実は湾岸戦争で実用化されるんですネ。
 それから湾岸戦争の時に投入された新しい兵器があります。劣化ウラン弾。戦車を壊すための強力な兵器です。

 ウランという物質は自然界のなかで一番重たい元素で、鋼鉄より重たい元素です。 劣化ウランというのは、原発で使用する核燃料の製造過程で発生する廃棄物で、それを使うンです。 劣化ウラン弾を鋼鉄の戦車に打ち込むとどうなるか?
ウランというのは鋼鉄より重たい物質なんです。そうすると、どんな戦車でも簡単にぶっ壊すことができます。

 ただしこれは放射能廃棄物を使っています。そうすると、細かい塵がでるんです。
 この細かい塵が実は被爆者を生むわけですネ。これはイラクの兵隊たちにいっぱいでています。湾岸戦争のあとガンになっちゃったとか、結婚して子供が生まれたら子供が奇形児だったとか、そういう話しがいっぱいあります。

 実はこれアメリカの兵隊にもあります。アメリカは50万人兵隊を送り出しましたけれども、「湾岸症候群」という奇病があります。帰還兵士のだいたい10%がこれだと言われています。 帰ってきたらガンになっちゃった。 あるいは、結婚して子供が生まれたら障害児だったとか。アメリカ政府は劣化ウラン弾のせいだとは言っていませんけれども、可能性があるのはそれなんですネ、劣化ウラン弾のチリ。

 というわけで、アメリカは戦争をやることにどんな利益があるのかといったら、わかるでしょ?  まず、石油の利権だというのが第一。
二番目には、アメリカは自分の国が戦場にならなければいいンでしょ? ニューヨークのテロ事件は困るでしょ。これは自分の国民が死んじゃうから。これは話しにならない。しかし、外国だと有効需要。 これが二番目。

 三番目は、やっぱりいい武器作ったら使ってみたい。 「湾岸戦争から10年たった。今はもっと凄いことができるゾ。 50メートルの地下に隠れたって、そんなもの爆発させるゾ」というものもできました。 だからもう一回使ってみたいというのがあるンですネ。そこで、最後に世界の軍事費とか武器貿易をちょっとみてみましょう。


アメリカの世界戦略とイラク問題 九州国際大学 中野洋一教授

フセイン逮捕でシーア派のイスラム革命がイラクへ拡大する

(私のコメント)
アメリカの中東政策は行き当たりばったりで一貫性がありません。これはCIAがカーター政権下で大幅なリストラにあい、中東情勢が全く分析不能になってしまった事態が響いています。だからイランのイスラム革命も予測できなかったし、ホメイニの正体も掴めなかった。当時のフランスはパーレビ国王がガンに侵されている事を掴んでいたのに、アメリカのCIAは掴むことが出来なかった。

CIAのような秘密諜報機関は政府権力者にとっては両刃の剣であり、ある時は有力な武器ともなりますが、ある時は権力の実権を握り、飼い犬に手を噛まれることもあります。日本にはCIAのような諜報機関はありませんが、公安警察というそれに近い組織があります。アメリカのFBIに相当するものですが、2000名もの人員を要する大組織だ。しかし彼らは何をしているかと言うとまるでわからない。

湾岸戦争はアメリカがイラクへ陰謀を仕掛けて起こしたと言う説もありますが、フセインを利用して景気対策としての戦争を仕掛けたのだろう。私の「株式日記」のホームページもこの事を指摘して書いたものだ。だからこそフセインは中東において利用価値のあるコマであり殺さずに生かして捕まえた。イラクや中東諸国はこのまま放置すればシーア派によるイスラム革命が広がるだろう。それを防ぐ手段はあるのか。

アメリカの中東外交はイランのパーレビ国王とイラクのサダム・フセインを失うことによって手足をもがれた格好になった。更にはサウジアラビアとも関係が断絶しつつあり、イラクへの武力侵攻が失敗すれば世界の6割を占める中東の石油を失うことになる。ならばイラクのフセインは放置しておくのがアメリカにとっての最善の策だったのだが、なぜイラクへ攻め込む必要があったのだろうか。

サウジアラビア 25.5% 世界の1/4
アラブ首長国連邦 9.7%
クウェート 9.5%
イラク 10.0%
イラン 9.3%
カタール 0.4%
湾岸6カ国 64.9% 世界の2/3
OPEC(11カ国) 76.5% 世界の3/4
世界全体 100%

湾岸戦争ではサウジや日本から金を巻き上げて100億ドルもの黒字を計上したが、日本に返してくれる気配はない。二匹目のドジョウを狙って息子のブッシュは第二次中東戦争を仕掛けたが世界各国の反発を招き、戦争資金すら集めることに失敗している。しかも長期化して出費は湾岸戦争よりすでにオーバーしている。アメリカの没落はこの時点で確定的になった。

ロシアや中国はともかく、フランスやドイツがアメリカに反旗を翻したのはアメリカにとって致命的だろう。フランスは何か重要な情報を掴んでいるのだろう。フランスはアメリカが掴めなかったパーレビ国王の癌を知っていたし、ホメイニの亡命先でもありイランに特別の情報パイプがある。ところがアメリカはイランに何のパイプもなく国交を断絶したままだ。ネオコンはイラクの次はイランだシリアだとアドバルーンを揚げているが兵力が無い。

それでもアメリカのブッシュ大統領は再選されるのだろう。イラク戦争が長引いて戦争が継続中なのに大統領が代わると言うことは、アメリカの敗北を認めることだから再選させざるをえない。アメリカにとってそれは良い事とは言えないが、アメリカ国民の愛国心がそうさせるのだが、経済的破綻がブッシュ大統領に印籠を渡す結果になると予想する。

アメリカはもはや古き良きアメリカではなく、帝国主義であることをブッシュドクトリンではっきり打ち出した。冷戦の終結がアメリカを狂わせて行くのだろう。そしてキリスト教福音派の政治勢力化によってキリスト教原理主義の国になった。ゴッドブレスアメリカと言う歌が国歌となり、そのゴッドとはイエスキリストを意味している。だからこそイスラム原理主義を敵視して中東へ十字軍を派遣したのだ。

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