ｖ?�【イラク連邦制導入５地域固まる統治評議会 】(2)クルド地域(油田都市キルクークの帰属めぐり対立点)

　これで、いよいよ、日本人外交官惨殺事件の真相と背景が、明らかになってきたのである。

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040107k0000m030142000c.html
イラク：連邦制導入、５地域固まる　統治評議会

　【バグダッド小倉孝保】新生イラクの焦点の一つである連邦制の導入について、全土を５地域に分ける案がイラク統治評議会の協議でほぼ固まったことが６日、分かった。同評議会関係者が毎日新聞に明らかにした。しかし、一部には油田都市キルクークの帰属などをめぐり対立点も残っており、最終合意を目指し協議が続けられている。

　この日までの統治評議会の協議で連邦制の内容について、（１）バグダッド周辺（２）スレイマニアやアルビルなどを中心としたクルド地域（３）北部最大の都市モスルやフセイン元大統領の故郷ティクリート、ラマディ、サマラなどイスラム教スンニ派地域（４）ナジャフ、カルバラ、バビロンなどイラク中部のイスラム教聖地地域（５）バスラ、ナシリア、アマラなどの南部――の５地域に分けることで原則合意したという。各地域の名称や、州制がとられるかどうかなどは、まだ決まっていない。

　しかし、キルクークを巡って、クルド地域への帰属を主張するクルド系代表とスンニ派地域に帰属すべきだとするアラブ人で対立が残っているという。統治評議会関係者は「クルド地域へ帰属すべきだとの意見が大勢になっており、最終的に合意できると思う」と見通しを語っている。

　イラクの連邦制導入については、フセイン政権時代に大幅な自治を獲得しているクルド系住民が強く主張。これに対し、アラブ系住民の一部は「連邦制はイラクの分裂に拍車をかけ、クルドの独立に道を開く」と警戒感を持っている。また、１２月３１日にはトルクメン人が「連邦制反対、キルクークはイラクだ」と叫んでデモを行い、クルド側と衝突、デモ参加者３人が死亡している。

　キルクークはイラク北部最大の油田都市で、ここが帰属する地域は財政面で有利になることが確実。歴史的にはクルド人が多数派だとみられているが、フセイン政権時代、アラブ人の移住が奨励され、アラブ人も多く住むようになっている。また、少数派トルクメン人にも自分たちの都市と考える者が多く、各民族間の衝突の原因にもなっている。

［毎日新聞１月７日］ ( 2004-01-07-03:00 )

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• Re: 領土分割が第３次世界大戦を準備 かばさん 2004/1/07 17:40:39 (0)

　

　

　

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