ブッシュの大嘘は止まる所を知らない。もはや病気だ。

　２００２年、悪の枢軸演説として名高いブッシュの一般教書演説でも嘘が発覚した。ブッシュは９１１の翌年、一般教書演説で、長く続くであろう「正義」のアメリカによるテロとの戦いのラッパを高らかに吹き鳴らした。

　その中の一つ、アメリカの原子力発電所の詳細がアフガニスタンで見つかったということが全く根拠のない嘘だと言うことが判明した。
　
　次の箇所である。

わが国の大義は正義であり、またそうあり続ける。われわれがアフガニスタンで見たものは、われわれが最も怖れていたことを裏付けるものであり、この先にある任務の真の大きさを示していた。われわれは、罪なき人々の死を笑う敵の姿を写したビデオに、彼等の憎悪の深さを見た。そして、その憎悪は、敵のたくらんだ破壊の狂気に見ることができる。われわれは、米国の原子力発電所や上水道施設の図面、化学兵器の製造法の詳細な説明書や米国の都市の監視地図、そして米国や世界各地の重 要建築物の綿密な説明書を発見した。
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-jp0055.html

　グリーンピースの審問で原子力規制委員会（ＮＲＣ）が原子力発電所の設計図がアフガニスタンで見つかったということが根拠のない発言だと知っていたということが判明したのだった。

　それを受けて２月９日現地時間の夜、ホワイトハウスはウォールストリート・ジャーナルにブッシュの発言が根拠のないものだったということを認めた。

White House Admits Bush Lied in 2002 State of The Union Over Al Qaeda Obtaining U.S. Nuke Plant Plans
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=04/02/13/1549215

　上のブッシュの発言で脅威の具体例として示している太字の箇所から原子力発電所を除けば、現在嘘が露わになっている化学兵器、ＷＭＤに関連することと、残りはどこにでもある年鑑に載っているような情報だけである。
　ＦＢＩは昨年暮れにテロリストが年鑑を持ち歩いていると警告している。

　ブッシュはアフリカを国家と言い、ブラジルに黒人がいないと言った大統領だ。年鑑は敵だ。

　そもそもブッシュの演説は、嘘とレトリックを排除すれば、悪い奴が我々を攻撃しようとしているから我々は戦わなくてはならないという幼稚な意見でしかない。

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