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●Sistani hints at allowing election delay in Iraq
シスタニ師は選挙の延期容認を示唆 イラク
シーア派聖都では自由選挙を求めて２千人が集会
バーレーン・トリビューン ２月２１日
http://www.bahraintribune.com/ArticleDetail.asp?CategoryId=2&ArticleId=22986
バグダッド発：
イラクのシーア派最高指導者は昨日発表されたインタビューのなか
で、６月にアメリカ主導の占領が終結する前の選挙はムリだとする国
連の票決と同じく、彼が選挙の延期を容認するだろうと示唆した。し
かしイラクの将来政治に重要なカギを握ると見られるアヤトラ・シスタ
ニ師は、いかなる延期措置も短期間のもので、どんな暫定政府も選
挙までは権限を制限されるべきだ、と語った。
アナン国連事務総長は、６月３０日の政権移譲前のイラクでの選挙
実施は難しいと述べ、アメリカ合衆国の側に立った。彼はまた、主権
回復の期限については、ワシントンの要望が「尊重されなければなら
ない」と語った。
シスタニはドイツの『シュピーゲル』誌に対して、暫定政府は早期選
挙までのあいだ国の日常の仕事を管理することにのみ責任を負うべ
きだと指摘した。
「この機関（暫定政府）はわが国の将来に影響を持つ政治的決定を
行えるもであってはならない」−−シスタニは同誌にこう述べた。「そ
のような決定は自由選挙によって創設される政府によってのみ行わ
れるべきだ」。
延期期間はどれくらいかという質問に、彼は「長く続くものであって
はいけない」と答えた。シスタニは通常、顔を会わせてのインタビュー
には応じないが、彼の事務所が文書での質問に回答を提出した。イ
ンタビューがいつ行われたかは明かされてない。
レバノンを拠点にするシスタニの側近ハミド・アル・ハファフは、アナ
ンが報告を出したすぐあとに将来の選挙の時間枠を設定する最終見
解を法学者が宣言するだろうと話した。ハファフは、注目されている
一つの構想はアメリカに承認された統治評議会のような機関への政
権移譲であり、年末までに選挙を準備することに権限が制限される、
と指摘した。「これに付帯される条件は、このような重要点を含む国
連安保理決議となるだろう」とハファフは話した。
地域ごとの有力者会合で政府を選出する国民議会を選ぶという最
初のアメリカの政権移譲計画は、シスタニが直接選挙の早期実施を
要求したあと狂わされた。イラクの安定化に再び国連を引き込もうと
しているブッシュ政府は、６月３０日の主権移譲を前後してイラクの政
治的将来について提案を出すよう国際機関に要請した。
もしイラクの指導者がどのようにするか合意できないなら、アナンは
暫定政府づくりに協力するため、ブラヒミ最高顧問をバグダッドに派
遣する用意をしている。国連高官が語った。
しかし、アナンは６月に主権を得る管理政府についていかなる提案
もしておらず、国際機関が介入する前にイラク人がその形態を決定
すべきだとしている。「われわれは好ましい選択肢をまったく持ってい
ない」とアナンは言った。「イラク人がそれを議論する必要がある。彼
らが主導権をとって彼ら自身のあいだで議論しなければならず、われ
われは彼らとともに全体の合意を見いだすべく努力するつもりだ」と。
一般的なイラク人は、昨年３月に侵略されたこの産油国にアメリカ
占領者が民主主義を求めることに懐疑的であるようだ。
「この占領は決して終わらないだろう。選挙と主権、統治評議会に
ついてのあらゆる議論は、イラク人をおとなしくさせておくためのもの
だ」−−多くの失業しているイラク人の一人であるフセイン・アリ（２８
歳）はこう話した。しかし、すべてのイラク人が早期選挙実施の考えを
あきらめているわけではないように見える。
精力的に活動するシーア派学者の代表モクタダ・サドルは、アナン
の評価を拒絶した。バグダッドの主要なシーア派居住地サドル・シ
ティでは、部族長ナセル・アル・サエディが数千人の信者にむかって、
「国民の最初で最後の要求は・・・自由で民主的、公正な選挙をイラク
で行うことだ」と語りかけた。「国連が選挙は可能でないと言おうと言う
まいと、これはまだ唯一の要求として残っている。われわれは選挙を
要求し、この要求を強く主張する」。
テーブルに挙げられているもう一つの問題は、２月２８日に結論を
出すことになっている臨時憲法である。それは新たな暫定政府のた
めの準備となることが提案されていた。
ナジャフ発：
昨日、シーア派の聖都で約２０００人のイラク人が、総選挙を求めて
デモ行進をおこなった。
「われわれはイラク国民に合法的な選挙の権利を守るよう呼びかけ
る、それはイラク国民の義務である」−−バグダッドの南１６０キロに
あるナジャフで、デモの主催者は声明文を発表した。しかし声明には
６月３０日以前の投票には触れられなかった。
デモ参加者はバグダッドのサドル・シティから集まった。そこは多数
派の高位の法学者の意思を無視し、アメリカの主導する軍隊に対抗
することを求めてきたモクタダ・サドル支持者の拠点である。
声明は、「われわれは国連および他の当局者たちに呼びかける。
イラク国民が彼ら自身の代表を選出しようという要求を妨害してはな
らない」と主張した。抗議への参加者は、意思や技術者も含まれてい
て、ナジャフにあるシスタニ事務所前に集まり、「コミュニティが分断さ
れることに反対する」と書かれた横断幕を掲げた。
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※ これまで紹介したニュースは、下記ＵＲＬから閲覧できます。
http://www.freeml.com/ctrl/html/MessageListForm/organizer-news@freeml.com
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000419
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。