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占領下で横行、米軍による市民の不当な拘束 [エレクトロニック・イラク/山本史郎]
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/652.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 2 月 25 日 18:33:10:dfhdU2/i2Qkk2
 

件  名 : 2004.02.25 占領下で横行、米軍による市民の不当な拘束

差出人 : 山本史郎

送信日時 : 2004/02/25 13:36

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2004年 2月25日 水曜日   □□□□ □■  (転送歓迎)

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 ☆★占領下で横行、米軍による市民の不当な拘束
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 Detained and tortured by the US military
 Iraq Diaries, by Jim Loney, Electronic Iraq, 19 February 2004

アメリカ軍による拘留と拷問  (ジム・ローニーによる報告)
イラク日記 2月19日 エレクトロニック・イラク 
http://electroniciraq.net/news/1367.shtml

◆アフメドは52歳の農夫でバグダッド郊外に住んでいる。彼は1月末
にアメリカ軍によって拘留され拷問された。彼には8人の子どもがい
て、末っ子は11歳だ。彼は野菜と小麦、米、豆を育て潅漑賞の運転
手である。彼はアメリカ軍からの虐待を恐れて本名を明かさないよう要
請した。以下の話は彼の証言を翻訳したものだ。彼は2月13日にクリ
スチャン・ピースメーカー・チーム並びに占領監視チームと出会った。

     ※   ※   ※

 1月末のある日、2キロほど離れたところで爆発があった。その爆発
が聞こえたとき、私は家の中にいた。

 金曜日だったので(イスラム教徒の安息日)、私たちは普段通り祈り
のためにモスクに出かけた。祈りが終わったとき、いたるところにヘリ
コプターが見えた。そして、アメリカ兵が私の家にやってきて、別の市
から来ている甥を逮捕したというニュースを聞いた。家族全員に私た
ちは何もしてないので、彼は釈放されるだろうと話した。

 私の息子が隣の家に住んでいる。アメリカ兵は彼の家を捜索し金銭
を盗んだ。彼らが家捜しを終わっても、私たちは待たされた。彼らは息
子と私を拘束し、私たちが今度の爆発を起こしたのかと尋ねた。私た
ちは「違う」と答えた。誰がやったか知っているかと聞くので、「知らな
い」と答えた。彼らは「お前たちがやったのか、そうでなければ誰が
やったかを言え」と要求した。

 彼らは私に手錠を掛け、シャツをつかんで自動車に連行した。爆発
のあった場所に車が停まった。彼らは再びシャツをひっぱって爆発地
を示し、その後は私たちを殴りはじめた。バッグを頭にかぶせられ、誰
が殴っているのか見えなかった。彼らは軍靴で私を蹴った。基地へ向
かう途中では、私が水を求めると、彼らは私の頭を水の入ったボトル
で殴った。

 車から降りると私は倒れたが、誰かが抱え上げ、そして地面に放り
投げた。彼らは私たちを壁に向かって並ばせた。誰かが蹴り、頭を
引っ張られたあと壁に叩きつけられた。私は倒れた。

 私たちは午後1時に連行され同5時30分に基地に着いた。

 4日間は水を飲むだけで食事はなかった。そのあいだ私たちは屋外
にずっと出されていて、目隠しをされていたので何も見えなかった。壁
に頭を打ちつけられて倒れたあと、背中に後ろ手に手錠をかけられ、
腹這いにさせられた。(アフメドの見せた手首にはピンク色の傷跡がぐ
るっとめぐっていた)。私はその夜と翌日まで、ほぼ24時間その姿勢
を続けさせられ、足を動かすことも許されなかった。彼らが足蹴にする
ので、眠ることもできなかった。

 確認したわけではないが、私たちへの拷問として、眠る時間を与えま
いとして、意図的にこのようにしたと考えている。これを見てみろ。(彼
の妻が白い衣服を取り出す。その衣服には黒インクで数字が書かれ
てあった)。これは彼らが私を識別するために書いたものだ。24時
間、彼らは犬を連れていた。彼らがににをするにも犬が一緒だった。
私は噛まれなかったが、別の者が噛まれた絶叫が聞こえていた。

 通訳がいたので、私は手の感覚がない(手が切り落とされたような感
じだ)と告げようとしたが、彼はその通りだと答えた。その翌日、後ろ手
に手錠を掛けられたまま足を組んで座らせられたが、目隠しは外され
なかった。兵士たちがやって来ては膝頭を蹴るんだから、彼らがあざ
笑っているのが判るはずだ。私は疲れていたが、眠ろうとすると彼らは
蹴るんだ。

 こんな具合だ−−トイレに行きたいと通訳に言うと、兵士が怒鳴って
蹴る。連れて行かれるまで10回も15回も頼まなければならない。そし
てトイレに着くと、手錠は外されるが手が曲がらないので、手を使うこと
ができない、それで自分を制御することができないこともある。

 連行されているあいだ、食べ物はまったくなく、水だけだった。雨は
降らなかったが、寒かった。夜通し翌日まで座ってなければならなかっ
た。これがその時の痕だ。(アフメドが足首の骨の外側にできた赤いカ
サブタを見せた)。

 そのあとは24時間立たされた。そして4日間立ちっぱなしだった。と
きどき別の場所に連れていかれたが、いつでも首を捕まれていた。壁
の中に入れられたこともある。

 彼らは三度、私に尋問した。毎回、通訳が連れた者が来る前に部屋
に通された。頭にかぶせられた目隠しは外された。それはアメリカ軍
が土嚢を作るのと同じ布製のものだ。爆破を仕掛けた人間を知ってい
るかどうか、彼らは3〜5分尋ねた。彼らは情報がほしかったのだ。

 4日が過ぎて、昼食を食べに行くことになると告げた。彼らは私を連
れて壁の前に行き、私の傍には犬がいた。一人の兵士が犬に与える
ビスケットと私に与える肉を持っていたが、その肉が臭くて私は食べる
ことができなかった。それで私は肉を犬にやって、私にビスケットをくれ
と頼んだが、兵士はビスケットも肉も犬に与えた。(イスラムの文化で
は、犬は禁忌と見なされている)。彼らは目隠しの袋を頭にかぶせ、私
を元の場所に連れて行った。

 5日目、再び首筋をつかまれ、頭を壁に叩きつけられながら、私は車
に押し込まれてスカニア工場に連行された。バグダッド郊外のドーラ地
区に彼らが設営した大きな軍事基地だ。一緒に連れて行かれた者の
声が聞こえたので、私だけじゃなかったと思う。彼らは私の身体検査を
し、タバコとライター、金銭を取りあげて袋に入れた。あとで返されるだ
ろうと彼らは言った。

 兵士の一人がアラビア語で話し掛けてきた。彼は助けてやろうと言
う。既に拷問を受けた者たちのなかに、私を仲間入りさせると彼は
言った。目隠しの袋が外され、手も自由になった。彼らは私たちのグ
ループを部屋に入れてドアを閉めた。部屋の中には眠れるようにベッ
ドと毛布があった。室内で眠れたが、食事は夜の9時まで出なかった。
彼らは兵士用と同じ食べ物を持ってきたが、私たちには食べられない
ものだった。そうして翌朝まで、私たちはたっぷり寝た。朝には、望む
ならトイレにも行ける。

 私たちはこの部屋で三日間を過ごした。部屋には20人いた。3日
後、彼らは私たちのなかから10人を連れだし、外の壁に向かって立
たせた。釈放するのだと言った。

 彼らが説明するには、幹線道路に出たら、やってくる車を停め、金が
ないので家に着いたら払うと言え、というのだ。彼らは私の身分証明書
もタバコも、金銭も返さなかった。私は幹線道路まで出て、タクシーを
拾って家に帰った。

 神は、本当のことを話さなければならない、と仰せだ。それで私は君
たちに本当のことを話している。

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◆26歳になるアフメドの息子アリは、次のように自分の体験を話し
た。彼には1歳、3歳、4歳の3人の子どもがいて、教育省の運転手を
している。父親と同様に目隠しと手錠をされて、4日間なにも食事を与
えられなかった。

     ※   ※   ※

 アメリカ兵は私たちを暗い部屋に入れ、私たちは床に足を組んで
座っていた。頭から目隠しの袋が外され、取り調べをしている将校が
通訳を介して爆発のことを尋問した−−誰の仕業で、お前はどこにい
たのか。それから私は父と同じ場所に戻された。

 二度目には、彼らはまず父を連れていって、その後に私が連れてい
かれた。彼らは、父がなにもかも話したので、今度は私から本当のこ
とを聞きたい、と告げた。私は彼らに同じ事を答えた−−爆発につい
ては何も知らない、と。

 三度目には、私は将校と通訳がいる同じ部屋に連れていかれた。彼
らは私の頭から目隠しの袋を外し、壁に向かって立たせた。彼は間近
まで来て、左も右も見るな、まっすぐ自分の方を見ろと命令した。彼は
「質問に答えるにあたっては、最初に四点を示すので忘れるな」と言っ
た。私が神経過敏になっていて四つ目の点を思い出せないでいると、
彼は殴りつけ、私は倒れた。彼が再度四つの点を尋ねたが、私はま
たも四点目を思い出せず、私は股間を蹴られて倒れた。

 彼は爆発について尋問を続けた。私のアゴの下に手をやって、床か
ら持ち上げた。そうしながら、「もし吐いたりしたら、お前はそれを呑む
ことになる。だから吐くんじゃないぞ」と言った。それからも彼に殴られ
て倒れると、彼は軍靴で蹴った。彼は言った−−「もし質問に答えない
なら、お前の妻と母親、妹の裸の写真を撮って、セックス映画にして衛
星で画像を流してやる」。

 最後には、殴られて倒れたあと、その後のことを何も覚えておれな
かった。翌日には、彼らは針のようなもので首や背中を突き刺した。目
隠しをされていて、それが何かは判らないが、釘を突き刺すような感じ
だった。

 4日が過ぎて釈放されるとき、私たちは門へ連れていかれた。

 11人いたが、全員が後ろ手に縛られたままだった。私たちは一人を
近くの商店に行かせて、手錠を切るためのナイフを買い求めなければ
ならなかった。釈放されるとき、彼らは40万ディナール(約280ドル)と
身分証を巻きあげた。

http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000421

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