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日本の中東戦略の構築へ(1)小泉首相らの暴走は,日本の安全保障を脅かす [阿部政雄氏]
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/773.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 2 月 29 日 02:18:17:dfhdU2/i2Qkk2
 

今,小泉首相は,「イラクの復興,人道的援助のため}と称して,陸,海,空の自
衛隊を遥か海の彼方のイラクに派遣してしまった。「専守防衛}などどこ吹く風とすっ
かり「他衛隊}に変身してしまった.

 しかも、[イラク戦争}そのものが、誇大な宣伝にもとづく「不正義の戦争}とし
てブッシュ,ブレアの両首脳への国内でもブーニングが高まる中に,巨額の血税を使
い,自衛隊員を[殺すか,殺されるか}と言う危険な戦闘地域に派遣するツケは,早
晩日本が払うことになろう.

 意気揚々と重装備の三軍の出発を見送って,小泉首相も,石破防衛庁長官も満足気
であるが,一度(たび),自衛隊がイラクのゲリラ,あるいは民衆のデモに発砲しよ
うものなら,自衛隊が木っ端みじんに爆破するものは,日本自身の憲法はもちろんで
あるが,イラクばかりか,アラブ,イスラム諸国全体と完全に敵対関係になることに
ついて考えたことがあるだろうか.それが,国際的協調となかんずく発展途上国と言
われる国々との貿易に頼る,資源のない日本の前途にどんな破局をもたらすか,政治
家にとって[イロハのイ」なければならないはずだ.

 昨年暮れのNHKの番組「21世紀日本の課題 安全保障」の中で,後藤田元副総
理の次の言葉は噛み締めるべきと思う.
 
 [イラクへの自衛隊派遣は国の転機ともなるほどの重大な事業ではないかとおもい
ます  ね。それだけに自衛隊派遣は慎重のうえに慎重に、そしてまた、知恵を出し
て,同時  にまた外交努力と平行しながらよく考えて頂かなければならない事柄で
はないかと.  壮観に決断をすべき問題ではないと言う気がしますね。」

 しかし,小泉、石破両氏は,まるで法を無視し,警官の静止も振り切って,遮二無
二オートバイを走らせる暴走族のガキ大将と言ったら言い過ぎだろうか. 

 京都新聞によれば、自衛隊のイラク派遣に反対する滋賀県大津市の牧師ら5人が1
9日「自衛隊派遣は憲法違反で、首相の派遣命令は私的な戦争行為の準備に当たる」
として、小泉首相を刑法の私戦予備容疑で捜査するよう求める告発状を、大津地検に
提出したという。こうした動きは,全国の市民1262人が23日、派遣差し止めと
違憲の確認、さらに原告1人につき1万円の慰謝料支払いを国に求める訴訟を名古屋
地裁に起こした言う市民の集団提訴が全国各地で展開されている.

    サマワの人びとが[閻魔(えんま)顔にならない保証はない

 確かに,サマワの族長達は[自衛隊を守れ」と,歓迎ムードをに包まれていると言
う報道がなされている.しかし,広いイラク南部の一地域に過ぎないサマワの人びと
が自衛隊に敵意を抱いていないと言うことは,これまでアラブの地を[軍靴で踏み締
めたこともなく,アラブの地で手を汚さなかった日本への「親日感情の沁み通った肥
沃な大地」と謳われた伝統的な日本への憧れの反映であろう。

 また、とりわけサマワでは,自衛隊が学校の修復、給水施設の建設などを実現して
くれる,深刻な失業の解消に自衛隊が取り組んでくれるからと言う期待があるからで
あろう。この期待の大きさは,それが空手形になることがあればその反動は恐ろしい.

 それは、だんだんと自衛隊が,アメリカの占領当局と表裏一体の関係にあることが
鮮名になるにつれ,サマワの人びとばかりか,イラク国民全体が[ニコニコ顔}から
[閻魔(えんま)顔}に変わっていくこと必定であろう.いわゆる[四面楚歌も声}
にならないとも限らない.

 既に,自衛隊に宿営地を貸すサマワの地主側は「賃貸料を支払え」などと書いた抗
議行動用の横断幕を用意。約20人が19日、宿営予定地の近くに集まった。しかし
知事が急きょ、地主代表を公舎に招き抗議行動の延期を要請し、地主側が受け入れた
ばかり。この問題も長く尾を引きそうだ.

 とくにサマワ北西のシーア派の聖地カルバラには3月初めのイスラム教シーア派の
宗教行事「アシュラ」に合わせてイラク国内3月から初めのシーア派の宗教行事「ア
シュラ」に合わせて数百万人規模の大移動が予想され、そのうち、数十万の信徒の巡
礼が、サマワ周辺を通過するという。陸自主力部隊到着と同時期に当たり,治安への
悪影響も懸念されると言う.自衛隊にとっても大きな試練となるであろう。

こうした不測の事態が発生したとき、中川秀直(?)国対委員長がいった如く,小泉
首相は現地に飛び,事態を見極め,自衛隊の撤退をも検討する義務がある.
いかに[古今無双」の丸投名人でも、こうした事件が発生した以上,[皆のもの良き
に図らえ}ではすまないだろうし.今後の日本に禍根を残さぬよう陣頭指揮をすべき
だ.

 要するに,後藤田副総理の言葉のように,[慎重に,慎重に}[知恵を出し合い}
[外交努力}を積み重ねなかった結果が,日本の前途を暗くしたと言うことを深刻に
考えて欲しい.[匹夫の勇」では、困る.

この[日本の中東戦略の構築へ}は今後,出来るだけ頻繁に書き続けていきたいけれ
ど,今回は少し,古い証言になるが,日本のあり方にとって示唆に富んでいると思わ
れるので和えて紹介したい.

随分と昔の話しになってしまったが、かって、故池田首相がドゴ−ル大統領と会
見した後で「余は日本の首相と話し会ったとう印象よりも”トランジスタ−の商人”
と話ったという印象を受けた」と新聞記者に語っ たことがあった。当時、筆者はこ
のエピソ−ドを思い出す度に、池田首相は何故ドゴ−ル大統領にたいし『われわれ日
本人は平和の商人だ。中東地域の人々の大量殺りくに使われる兵器を扱う”死の商人”
とは訳が違うと一矢報いるべきではなかったかと残念に思ったものである。

 これは 、中東経済研究所所報NO.5,1976年に掲載された記事である.

元外相の大来佐武郎氏は、中東調査会会長中山賀博氏から「日本は経済活動ばっ
かりや
 っている、エコノミック・アニマルだ、というような議論も非常にあるけれども、
しか し 、経済に徹するということは、ある意味で非常に高度な政治的なポリシ−
かもしれ ない」との発言にたいし、大来氏は、確かに経済的には大きいけれども、
政治的、軍事 的に相手に恐怖を与えないというのは、いまも日本のもっているある
意味では一つの力 であるかと思うと述べている。
  
筆者も長いアラブとのつきあいの中で,「 日本の経済成長の秘密は、日本が
独自の平和主義を貫いたためである」と指摘するアラブの学者に一度ならず会った。

 なんと言われようとも[平和主義}を貫くことこそが広島,長崎、東京大空襲を始
め戦争の悲惨を体験した日本人の役目であり,それをまた世界に呼び掛けるべきでは
ないか.

 それを,外国の大統領との話し合いに舞い上がって,日本の進路を戦前回帰に切り
替え,膨大な予算を使って日本を世界の孤児にするなど,ご先祖様にすまない,子孫
のためにも申し訳ないと思わないだろうか.

 ここまで書いていたら,空耳かもしれないが,ネオコンとイスラエルの高笑いが聞
こえて来たような気がする.

http://www1.jca.apc.org/aml/200402/38039.html

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