パキスタンと北朝鮮を結ぶＣ130輸送機。
　2002年にCIAがブッシュ政権に提出した報告をもとに、遠心分離機を定期的に運んだとされる輸送機の足跡と、アメリカ・インド政府共同の追跡活動を描く。
　今年1月、北朝鮮はアメリカの民間の訪問団に対し稼動中の核関連施設を公開、その技術水準の高さを改めて国際的に印象づけた。

　こうした核開発のノウハウは、そもそもどのようにしてもたらされたのか。
　番組は、パキスタンから北朝鮮への核技術密輸ルートを、監視するアメリカ・インド両政府の報告書や政府関係者の証言で再構成、さらにパキスタンの核技術がオランダ経由でもたらされたことを検証、ヨーロッパのハイテクが最終的に北朝鮮に流出するまでの全体像を浮かび上がらせようとしている。

　今、アメリカは同盟各国と共同で核拡散を防ぐ防衛網・PSIを構築中。日本からも海上保安庁が参加する。

　番組は、6か国協議再開への動きの背後にある、核技術移転をめぐる国際的な緊張の背景に光を当てる。

[制　作] AIM　Television （インド・2004年）
[原　題] The　Nuclear　Great　Game

http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0302.html#05

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