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(回答先: Re: ひとこと言い忘れた。『ホロコースト』は「金のなる木」。だから否定する者を攻撃する。 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 3 月 02 日 13:33:03)
木村の述べている「ホロコーストなかった説」は、ＩＨＲ（Institute of Historical Review）といった欧米のネオナチ系組織がとなえている説をそのまま日本語に翻訳したもので、すでに完全に論破されています。相手にする必要はありません。
こちらを見て下さい。http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/holocaust/holocaust.htm
ちくま新書 松浦寛『ユダヤ陰謀説の正体』 ISBN-4-480-05823-0 C0236 680円
ティル・バスティアン著、石田勇治・星乃治彦・芝野由一編訳『アウシュヴィッツと＜アウシュヴィッツの嘘＞』白水社、1995年
ホロコースト否定派の連中を、「シオニズムに反対している」という理由で仲間とみなしてはいけません。
>ですが、ホロコーストはなかったということもまた、その一例ではないかと私などはおもってしまいます。ホロコーストという定義はともかく、ナチのヒットラーのもと、戦況を有利にしたい？ヒットラーが、ユダヤ人を多く、選別・殺戮したのは事実ではないでしょうか？ ガス室で殺したのでなければ、他の方法で？
ガス室はありましたし、大量殺人もありました。
>何度も何度も、この件は問題とされ、木村氏の持論のもと、明快に一刀両断されるのですが、どうも、わたしを含めて、詳しい文献を読み解く暇のない多くの方は、既成の常識？に、１８０度違う情報を突きつけられたように思う部分もあるのでは・・・
既成の常識というのは、信頼していい場合と悪い場合があります。
すでに多くの人々によって確認されている「事実」は、信頼してよいものです。ホロコーストや南京大虐殺といったものがそれにあたります。多くの歴史家が研究し、膨大な証言が集められている。２つや３つではない、膨大な証言を捏造することなどできません。ですからホロコーストや南京大虐殺といったものは信頼してもかまいません。
科学理論でも、「特殊相対性理論は間違いだ」とか「進化論は間違いだ」といったたぐいのものは、相手にする必要はありません。世界中の物理学者が特殊相対性理論を実験的に確かめていますし、カーナビなども特殊相対性理論を利用して作られています。世界中の生物学者が化石や遺伝子を調べて進化を明らかにしています。これらの科学者たちが全員間違っているなどということは考えられません。
一方、多くの人が信じているからといって信頼できるとは言えないものもあります。長期間に渡って世界をだますことはできないけれども、短期間ならできるでしょう。ユーゴスラビア内戦などでもそうですが、強力なプロパガンダによって一時的にウソを信じ込ませることは可能です。また、科学でも、宇宙論のように実験や観測による検証が難しい分野では、ほとんどの研究者が信じているからといって正しいとは限りません。ほとんどの学者が「ビッグバン」があったことを信じていますが、古生物学と違って検証が難しい分野ですので、いつの日かビッグバンが否定されないとも限りません。
>問題は、イスラエルがすべてウソといいきるのではなく、実際にあったユダヤ人の悲劇も事実をみすえて、過大に利用されている実態を検証していくことではないでしょうか。
もちろんです。この点からも、ホロコースト否定論は、シオニストを助けるものです。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。