［バグダッド　４日　ロイター］　イラク統治評議会のモハメド・バハル・ウルム議長は４日、２日に起きたシーア派イスラム教徒への同時爆破攻撃を受け、同国を占領統治する米国主導の連合国暫定当局（ＣＰＡ）が、国内の治安維持に一層努力する必要があるとの認識を示した。
　シーア派聖職者である議長の発言は、イラク人への攻撃が相次ぐ中、シーア派指導者らとＣＰＡとの摩擦をあらためて浮き彫りにした。

　議長は、首都バグダッド市内での爆破事件の負傷者らが入院している病院を訪問した際、記者団に対して、事件の責任がＣＰＡにあるとコメント。

　「連合軍は治安維持を担っているのだから、全力を挙げて治安維持に取り組むべきだ」と述べた。

　２日の同時爆破攻撃では、これまでに少なくとも１８１人の死亡が確認されている。

　国営イラン通信によると、カルバラの爆発による死者のうち、４９人はイラン人だった。

http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=topnews&StoryID=4502250

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