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「タルムードを捏造する者たち」 モーリス・コミンスキー[魔女の鎚 第二撃]
http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/161.html
投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 09 日 05:20:43:YTmYN2QYOSlOI
 

(回答先: エピローグ 投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 09 日 05:12:41)

http://members.at.infoseek.co.jp/WATCHMAN_ENDTIMES/WATCHMAN_ENDTIMES2.html

「タルムードを捏造する者たち」

モーリス・コミンスキー

 

ヴァン・ハイニングズ女史、ネスタ・ウェブスター、ベンジャミン・H・フリードマンのような反セム主義者(反ユダヤ主義者)の主張によれば「タルムードは巧妙な企てにより非ユダヤ教徒の目から隠されている」という。しかも、タルムードは、ユダヤ人の法律、哲学、倫理の最高の規範だ、という。 しかし、現実には、整った公立図書館であればどこでもタルムードを閲覧出来るし、大半のユダヤ人からすれば、タルムードはユダヤ神学の単なる一説に過ぎず、ラビ(ユダヤ教聖職者)養成学校を別にすれば、これと言って興味を持つ者もない。

タルムードは、二つの部分からなる。「ミシュナー」と、その注解書である「ゲマラ」である。「ミシュナー」は西暦200年頃、ユダ・ハナシによって編纂されたもので、トーラー以降に成文化された最初のユダヤ教法令集である。
「ゲマラ」には、バビロニア版及びパレスチナ版の二種類が存在する。バビロニア版は、西暦500年頃に編纂された、パレスチナの律法学者の議論を記録したものである。 ミシュナー及びバビロニア版ゲマラを合わせたものが、『バビロニア版タルムード』と呼ばれ、ミシュナー及びパレスチナ版ゲマラを合わせたものが、『パレスチナ版タルムード』と呼ばれる。この二つのタルムードは必ず別々に印刷され、合本されることは絶対ない。

ヴァン・ハイニングズ女史の小冊子は、広く流布し、再印刷されたり、抜き書されたり、加筆されて、1950年代から60年代にかけて『十字架と星条旗』(The Cross and the Flag)、『コモン・センス』(Common Sense)、『サンダーボルト』(Thunderbolt)等の(極右・白人分離主義団体の)出版物で引用・参照された。1970年代初めには、ジェラルド・L・K・スミス牧師が、大半が嘘である内容を引用した無料トラクトを配布し続けた。こうした捏造は、最近ではあまり見かけなくなったものの、今なおユダヤ教は「反キリスト」だとの中傷の根拠とされている。

以下に記すのは、ヴァン・ハイニングズ女史によるリストである。プラネイティスもフリードマンも、長いリストを提示しているが、以下に引用するリスト及び反駁は、そのどちらをも葬り去るものである。

 

反セム主義者の主張

それに対する事実

「タルムードは、イエス・キリストを私生児、売春婦の子としている(カーラー, 1b, 18b)」

カーラー, 1b, 18b。この引用箇所は、タルムードの中に存在しない。完全な捏造であり、引照章節数までもが捏造である。

「イエスは精神異常者(シャバット, 104b)、魔術師(トルドート・イェシュ)、偶像崇拝者(サンヒドリン,103a)、女たらし(サンヒドリン,107b)だと、冒涜されている。」

シャバット,104b。この箇所では、誰の人物評価をもしておらず、次の対話が収録されているのみである。
「こう教えられている。ラビ・エリエゼルは賢人たちに言った。『ベン・スタダは自分の体をひっかいて(お守りの印とし)エジプトから魔術を持ち込んだのではないか?』 賢人たちは『彼(ベン・スタダ)は精神異常者だ』と答えた。しかし、彼を精神異常者だとする証拠は見出せなかった。」
プロフェッショナルの反セム主義者は、タルムードの文中、「ベン・スタダ」とあるのはすべて「イエス」のことだ、とする説に依拠している。
英国の学者、R・トラヴァース・ハーフォードは、『タルムードとミドラシュにおけるキリスト教』37ページにおいて、ベン・スタダとナザレのイエスについて見解を述べている。それによれば、「タルムードには、イエスについての非常にあいまいで混乱した思い出しか収められていない」(83ページ)。また、「タルムードには、イエスという名の人物が二人出て来るが、どちらも歴史上のナザレのイエスではない」という説について、次のように指摘している(347ページ)。
「トルドート・イェシュは中世の書物の人物である。タルムードの一人ではない。」(トルドート・イェシュは論争的著作をものした10世紀の人物。『オックスフォード・ユダヤ教辞典』によれば、「(当時の)キリスト教の教えや書物が浴びせかけたユダヤ教への低俗な攻撃に対して、同じく低俗で論争的調子で書かれた著作である」とされている。)

サンヒドリン, 103a。ヴァン・ハイニングズ女史は、この箇所がイエスを偶像崇拝者としているとするが、完全な捏造である。

サンヒドリン, 107b。ここは、タルムードに収められた伝説的物語を元に、ヴァン・ハイニングズ女史が事実を歪曲している。実際に言及されているのは、イエスとその師が道端の旅篭で、ある女性と面会した、ということである。イエスはその女性の美しさに感嘆した。このため、師はイエスを叱り、弟子であったのを破門した。タルムードにおいて、ラビたちは、イエスを激しく咎めた師の気性の荒さを、厳しく批判している。

「タルムードの教えによれば、イエスは獣のように死に、遺体はゴミの山に投げ込まれた。そこは、犬やロバの死体や、エサウ(キリスト教徒)、イシマエル(トルコ人)の死体を捨てる場所だった。イエスもムハンマドも割礼が無く、汚れた犬と同様に遺棄された。(ゾハール,III,282)」

ゾハール,III,282。 ゾハールは中世(13世紀頃)に成立したカバラの書である。タルムードではない。この引用箇所自体が完全な捏造である。

「タルムードの基本的教えによれば、タルムードを信じない民は、人間以下の階級である。人間ではなく、獣だ。(ケリースース,6b, p. 78)」

ケリースース,6b, p. 78。章節数そのものが捏造である。6bは6ページの第二欄を意味する。それゆえ、「78ページ」という頁数を6bに付けるのは意味がない。この箇所の言及は、今日のキリスト教の牧師の多くが、イエス・キリストを信じる者「だけ」が救われる、という教義を声高に唱えているのと同類である。もちろん、正気かつ礼節をわきまえたひとであるなら、1700年も前の宗教哲学者たちによる個人的対話に目くじらを立て、激怒などしないであろう。

「ユダヤ人がキリスト教徒を殺しても罪ではない。むしろ、神に喜ばれるいけにえを献げたのだ。『非ユダヤ人の最良の人々でさえも、殺すに値する。』(アブホダ・ザラ,26b,トセポート)」

アブホダ・ザラ,26b,トセポート。トセポートは、タルムードについての注釈書であって、タルムードではない。ヴァン・ハイニングズ女史がほのめかしている引用箇所では、カナン人を殺せとの命令は、カナン人との戦争期間中しか適用されない、とのタルムードの言葉が述べられているに過ぎない。

「以下に引用する言葉は、すべてのクリスチャンの興味を引くであろう。『ゴイは非ユダヤ人を意味する。複数形はゴイムである。』『エホバ御自身がタルムードを勉強される。それほどまでに、この本を重んじておられる。』(トラクト・メヒラ)」

トラクト・メヒラ。そのような書はタルムード中にはない。それどころか、このような引用によって、捏造がいかに粗雑に作られたものかがわかる。タルムードは「本」ではなく、何巻にもわたる本の集成である。

「タルムードを学ぶすべてのゴイと、その学習を助けるユダヤ人はすべて、死罪に値する。(サンヒドリン, 59a。アブホダ・ザラ, 8-6)」

アブホダ・ザラ, 8-6。この書に関するものは完全に捏造である。引照章節数すら捏造されている。 正しくは「アブホダ・ザラ,8aまたは8b」でなければならない。「8-6」というような章節数は、タルムードには存在しない。

サンヒドリン,59a。ここでは、トーラーを学んだ異邦人に死罪を求める狂信的ラビを巡って、対話が行われている(モーセ五書であって、タルムードではない)。第二のラビは、狂信的なラビの誤りを指摘し、トーラーを学んだ異邦人は、自らを大祭司の地位にまで高めたのである、と説いている。

「われわれの宗教について何であれゴイに教えるものは、すべてのユダヤ人を殺したのに等しい。なぜなら、もしゴイムがわれわれの教えを知ったなら、公然とわれわれを殺すであろうから。(リッブレ・ダウィード,37)」

リッブレ・ダウィード,37。これは完全な捏造である。このような書は、タルムード中にはないし、全ユダヤ教文書の中にも存在しない。

「ゴイムに敵対する内容がわれらの書に記されているか、とゴイムに尋問されたら、ユダヤ人は偽りの誓いをしなければならい。(スザーロト・ウッザボート。ヨレ・ディアの書,17)」

ヨレ・ディアの書,17。このような言葉は載っていない。完全な捏造である。

スザーロト・ウッザボート。このような書はタルムードにはない。ズザロートもウッザボードも1500以上の文書の書名に含まれているが、その意味は「回覧状」であるに過ぎない。

「ユダヤ人は人間である。しかし、世の諸国民は獣に過ぎない。(ババ・メシア, 114-6)」

ババ・メシア, 114-6。この引用箇所も完全な捏造である。章節数すら不正確である。114-6というのはあり得ない。114aか114bがあるだけである。

「メシアが来られるとき、すべてのユダヤ人が各々2800人の奴隷を所有する。(シメオン・ハッダルセン, fol. 56D)」

シメオン・ハッダルセン, fol. 56D。この書はタルムード中にはない。実際には、10世紀に書かれた聖書の注解書である。「fol. 56D」というのは捏造である。

「エホバは非ユダヤ人を人間のかたちに作られた。だから、ユダヤ人は家畜を使役する必要がない。非ユダヤ人は人間のかたちをした動物であり、日夜ユダヤ人によって使役され、追い使われるのである。(ミドラシュ・タルピオート, 225-L)」

ミドラシュ・タルピオート, 225-L。これはタルムードではない。18世紀にトルコ系ユダヤ人、エリヤ・ベン・ソロモン・アブラハム・ハッコーヘンが編纂したものである。

「メシアが王に即位されるや否や、メシヤはローマを破壊し、荒地とする。教皇の王宮は雑草の生える所となる。次に、メシヤは非ユダヤ人に対する冷酷無慈悲な戦争を開始され、勝利される。非ユダヤ人を虐殺し、その王たちを殺し、ローマの全土を荒廃させる。メシヤはユダヤ人に向かって言われる。『わたしこそ、そなたらが待っていた王メシヤだ。ゴイムどもの金銀を略奪せよ。』(ヨシヤ,60。ラビ・アバルバネルからダニエルへ,7,13)」

ヨシヤ,60。このような書はタルムードの中にはないし、その他にも存在しない。

「ユダヤ人は非ユダヤ人に対して望むことを何でもしてよい。彼女をあたかも肉のかたまりのように扱ってもかまわない。(ナダリン,20b。シュルハン・アルーフ。コツェン・ハミシュパト,348)」

ナダリン,20。引用箇所の実際はこうなっている。「ラビは言った。『夫は妻に対して望むことを何でもしてよい。ちょうど、自分の好みの味に肉を料理するように。』」こうした1700年も昔の男性優位の思想は、現代のユダヤ人男性の哲学や生き方とは何の関係もないものである。これをもって「これがユダヤ教の教えだ」と20世紀の今日に示すのは、明かに作為的である。ヴァン・ハイニングズ女史は作為的にこれをユダヤ人対異邦人の問題に絡ませようとした。

「ユダヤ人はゴイから略奪してよい。ゴイへの請求書は、ばれないかぎり、ごまかしてもかまわない。(シュルハン・アルーフ。コツェン・ハミシュパト,348)」

シュルハン・アルーフ。コツェン・ハミシュパト,348。タルムードにこのような箇所はない。実際は16世紀に編纂された聖書注解集の一部である。その文章では、ユダヤ人・非ユダヤ人、大人・子どもを問わず、いかに小さなものも盗んではならない、と禁じている。注解者のひとりは、偶像崇拝者に対しては、借金の返済金を得るために、策略または経略を用いてもかまわない、と意見を述べている。しかし、その直後に続けて他の意見を述べ、偶像崇拝者を故意に騙すのは禁止されるべきであり、偶像崇拝者が善意で過誤を犯した場合のみ、その余剰金を受け取ってもかまわない、としている。さらに、ラビ・マイモニデスは、そうした手法に激しく反対した、と述べられている。

「他国人の財産はすべてユダヤ人のものである。それゆえ、何のためらいもなく、力ずくで奪取する権利がある。正統派ユダヤ人は、他国人に対しては道徳の諸原則を守る義務を解かれている。自分やユダヤ人全体の益になるなら、道徳に完全に反する行為をしてもかまわない。(シュルハン・アルーフ。コツェン・ハミシュパト,348)」

シュルハン・アルーフ。コツェン・ハミシュパト,348。これは完全な捏造である。

「ゴイの家は、家畜の囲いである。(トセフタ。エルビンVIII,I)」

トセフタ。エルビンVIII,I。これは完全な捏造である。トセフタはタルムードではない。

「『略奪』という言葉をどう解釈すべきか。ゴイは、ゴイからであれ、ユダヤ人からであれ、盗んだり、略奪したり、女奴隷を獲たりしてはならない。しかし、ユダヤ人は、ゴイに対してはどんなこともしてかまわない。(トセフタ。アブホダ・ザラ, VIII, 5)」

トセフタ。アブホダ・ザラ, VIII, 5。これは完全な捏造である。トセフタはタルムードではない。

「この和解の日の朝にわれらがなす、あらゆる誓約、約束、誓い、契約、すなわち、われらが約束し、わが身を縛って必ず成就すべく立てたあらゆる誓いを、われらは悔いるものである。願わくは、それらすべてを、無効にしたまえ。無罪としたまえ。消し去りたまえ。取り去りたまえ。価値のない、取るに足らぬものとしたまえ。われらの誓いは、誓いではなくなり、われらの約束は、もはや約束とはならぬように。(シュルハン・アルーフ,Edit.1,136)」

シュルハン・アルーフ,Edit.1,
136。これはタルムードからのものではない。実際には、コル・ニドレイの祈祷文を曲解したものである。「Edit.1,136」という引照章節数はまったく意味がない。(8世紀に成立したコル・ニドレイの祈りは、人々の契約履行義務や法的義務を何ら解消するものではない。ユダヤ人が神に対してなした誓い、特に他宗教者に脅迫されて行った誓いを解くものである。)

「コールハモエドの時には、いかなる仕事にも携わってはならない。しかし、ゴイを騙すことはしてもよい。なぜなら、ゴイムを騙すことは、主が喜ばれることだからである。(シュルハン・アルーフ。オラフ・カイム,539)」

シュルハン・アルーフ。オラフ・カイム,539。これは完全な捏造である。

「ユダヤ人がラビの文書を説明するよう求められたならば、いかなる場合であっても、偽りの説明をしなければならない。この命令を破るものは死罪に値する。(リッブレ・ダウィード,37)」

リッブレ・ダウィード,37。すでに述べたように、そのような書は存在しない。

 

 

典拠:モーリス・コミンスキー(Morris Kominsky)著、『詐欺、大嘘、妄想、うそつき地獄』(The Hoaxers, Plain Liars, Fancy Liars and Damned Liars)、ボストン、ブランデン・プレス(Branden Press)刊、1970年。169〜176ページより。(ISBN 8283-1288-5 LCCCN 76-109134. HC 735pp)

 

 

資料:タルムード全巻一覧

 

 

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