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予言どおり同時多発テロ季節の到来 No.27【2004年3月19日】(アルカイダの存在自体が、ファンタジー(創り物))
http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/445.html
投稿者 乃依 日時 2004 年 3 月 19 日 13:33:51:YTmYN2QYOSlOI
 

http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20040319.htm

予言どおり同時多発テロ季節の到来 No.27【2004年3月19日】

ブッシュの予想を裏切った3.11マドリッド列車同時爆破テロの誤算

3月4日のNo.25のコラム“ いよいよブッシュ再選の「ビンラディン拘束劇」が開幕す る”でも書いたように、3月に入ると同時に、急激に世界が「混乱」し始めている。3月2日にイラクのバクダッドとカルバラ、さらにパキスタンのクエッタでもシーア派祭礼を狙った悲惨な同時多発テロが起きたばかりだというのに、3月11日夜に、なんと今度はスペインのマドリッドで列車同時爆破テロ(この3.11マドリッド同時爆破テロは、奇妙なことにというべきか、9.11同時多発テロから数えてちょうど911日目)が起きたのだ。スペイン政府は、死者は192人、負傷者は1421人にのぼったと発表した。

またしても衝撃的で、かつ暗示的な事件である。なのに、まるで同時爆破テロが日常的な出来事であるかのように、現実を把握する私たちの感性のバランスが歪んでしまったのか、下手をするとついそんな風に私たちは感じてしまいそうである。21世紀以前には、こんな衝撃的な事件は、一生のあいだに何度も起きなかったように思う。

9.11の同時多発テロ以降、ブッシュ大統領が「テロとの戦争」を高らかに宣言してから、何故かしら世界中でテロがもの凄い勢いで頻発するようになっている。いや同時多発テロや戦争ばかりじゃなく、イラクや北朝鮮やパキスタンやリビアやインドやハイチやイラン等の国の政治状況もかなり「混乱」してきているのだ。気味が悪いくらい、私の予感通りの流れである。この流れでいくと、やはり 夏の参院選の前後に、私の予言通り 何かが起こる予可能性が高い…。

スペイン列車同時爆破テロに話を戻すと、国際テロ組織アルカイダ系の「アブ・ハフス・アル・マスリ隊」を名乗る犯行声明が同日、ロンドン発行のアラブ圏有力紙に届き、イスラム過激派が関与した可能性も浮上している。スペインのアセベス内相は同日、マドリード郊外アルカラで起爆装置7個とイスラム教の聖典コーランの録音テープを積んだ盗難車が発見されたと発表した。

アセベス内相は、「バスク祖国と自由」(ETA)による犯行の可能性が最も高いとの認識を改めて示した上で、「捜査当局には、あらゆる可能性を排除するべきではないと支持した」と述べた。一方、アラブ圏有力紙「アル・グドゥス・アル・アラビ」に電子メールで届いた声明によると、「死の部隊がヨーロッパの深部の浸透し、十字軍の柱のひとつであるスペインを攻撃し痛打を与えることに成功した」と述べると同時に、「スペイン首相よ、アメリカはどこだ。誰がお前をわれわれから守ってくれるのか。イギリス、日本、イタリア、そのほかの協力者か」といった具合に、日本にも言及している。( 参考記事 読売新聞3月12日 )

さらにアセベス内相は14日未明、緊急記者会見を開き、列車同時爆破テロの件で、国際テロ組織アルカイダを名乗る男が犯行を認めたビデオテープが13日、匿名の電話で見つかったと発表した。アセベス内相によると、ビデオには、アルカイダの欧州の軍事スポークスマンを名乗るアラブ風の服装の男が映り、モロッコなまりのアラビア語で、「ニューヨークとワシントンで起きた9.11同時多発テロからちょうど911日目に起きたこのマドリッドの事件は、我われの責任だと宣言する」と語っている。

そのモロッコなまりの男は、今回のテロについて「犯罪者ブッシュとその同盟国に、スペインが協力したことに対する返答だ。とくに、イラクとアフガンニスタンで犯した罪に対するもので、神が望めば、さらにテロは起きる」といい、スペインがイラク戦争等でアメリカに協力したことが理由だとしている。そのビデオテープは、マドリッド市内のモスク近くにあるゴミ箱から見つかった。アラブなまりの男から13日、市内のテレビ局に電話があり、テープのありかを具体的に語ったため、同局が警察に通報して発見された、ということだ。

アセベス内相は、同事件の実行犯について、スペイン政府と同捜査当局は発生直後から、同国固有のテロ組織「バスク祖国と自由」(ETA)が有力とに見方を強めていたが、今回のビデオの発見が、いままでの政府の立場に疑惑を与えるのは確実のようである。(参考記事 読売新聞3月14日 )

もしアルカイダの犯行であった場合、イラク戦争に反対した国民世論が再燃し、テロを招いた現政権への批判が一気に強まると思われる。

14日に行なわれた総選挙では、野党の社会労働党(PSOE)が第一党に躍進し、中道右派の与党国民党(PP)を破った。事前予測では与党有利だったが、テロをめぐる国民の不安が与党批判にまわる結果となる。バスク独立派(ETA)による犯行説を強調してきた与党に対して、「情報を公開していない」とする政府批判が急速に高まり始めたことが、どうやら有権者の動向に影響したようである。

その流れで次期首相となることが確実な社会労働党ロドリゲス・サパテロ書記長は15日、イラクの状況が6月末までに変化しなければ、約1300人のスペイン駐留軍を撤退させる方針を明らかにした。またAPA通信によると、サパテロ書記長は、ブッシュ大統領とブレア首相がイラク戦争を進めたことについて「自己批判する必要がある」と述べたようである。(参考記事 読売新聞3月15日 )

これらのことからまず気になるのは、スペインは、日本・イギリスと同じようにイラク開戦においてアメリカ支持をいの一番に打ち出した「米国有志連合」のひとつだということである。つまり国際法上、アメリカのイラク侵略を明らかに支持したことによる「イラク侵略国」なのである。それ故にイギリス・スペイン・日本等の国は、今や国際テロ組織であるアルカイダから「テロの標的」として名指しされているわけなのである。小泉首相は「スペインの選挙結果に左右されない」と強気な発言を今のところ述べているが、内心はかなり動揺しているように感じられる。

このマドリッド列車同時爆破テロが、9.11テロと同じようにマッチポンプ臭さを感じるのは、盗難された車の中に、携帯電話で爆破を誘導できる起爆装置やイスラム教の聖典コーランの録音テープが、あまりにもタイミングよく発見されたからである。もし私がアルカイダのテロ実行犯なら、すぐに身元がばれてしまうような証拠は絶対に残さない。こんな大規模なテロを実行することが可能な訓練されたテロリストなら、あまりにも当然のことである。

ようするに、犯人を特定しやすいように、わざわざ現場に証拠を残しているとしか思えない展開である。真実の犯人がいるとしたなら、それはスペイン首相自らが報道関係に直接電話してまでも犯人に仕立てたかった『バスク祖国と自由』(ETA)でもなく、あまりにも幼稚で見え見えの証拠が残されている国際テロ組織『アルカイダ』でもないのだ。

私が思うに、国際テロ組織『アルカイダ』の「存在」そのものが創られた「ファンタジー」である可能性が高いし、仮にその「存在」を認めるにしても、CIAやモサド等の別働隊である可能性が高いように思う。世界の政治力学は常に「右」と「左」、あるいは「悪」と「正義」に白黒をつけたがるが、はっきり言ってそのどちらにも真の犯人はいない。本当の真犯人は、常に「右翼」と「左翼」を意図的に創りだして対立させて“混乱”を演出している目に見えない勢力、或いは「ならず者国家」や「悪の枢軸」や「テロとの戦争」を口実に、すべての国に対して先制攻撃も辞さない「正義のカウボーイ国家」という枠組みを対立させることで、とりあえず、世の中をコントロールしようとしている目に見えない勢力こそが、つまり本当の真犯人なのだ。

彼らは、国家を超越した少数の国際金融財閥たちで、「石油」と「市場主義」と「原理主義」と「ドル」と「ハイテク武器」と「麻薬」等のツールを巧みに操ることで、蜘蛛の巣状に世界の『属国』を隷属させようとしている。

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