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「悪の検事総長・原田明夫」の権力犯罪を弾劾する(その6)【デジタル・ヘル】
http://www.asyura2.com/0403/bd34/msg/680.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 30 日 03:04:59:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 「悪の検事総長・原田明夫」の権力犯罪を弾劾する(その5)[古川利明の同時代ウォッチング] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 30 日 02:53:52)

「悪の検事総長・原田明夫」の権力犯罪を弾劾する――「三井環不当逮捕」は「現代のドレフュス事件」である(その6)04・3・11

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 と、本題に入る前に、私がほぼ足掛け2年をかけてこれまで取り組んできた、オール


書き下ろしの超大作(!)、『デジタル・ヘル――サイバー化「監視社会」の闇』が第


三書館から刊行されることになり、いよいよ、この春分の日の連休明けにも、本屋さん


の店頭に並びます。


 デジタル・ヘル――すなわち、IT化進んでいった先にある“地獄”のことで、個人


情報は、DNAから病歴、学歴、職歴、離婚歴、犯罪癖、性癖、旅行歴、嗜好、交遊、


移動軌跡までもすべてがテータ化され、管理される時代が、近づいています。


 こうした、私たち市民のすべてが監視され、記録される「サイバー情報ファシズム」


の実態を、手前ミソで申し訳ありませんが、膨大な資料・文献をもとに、徹底取材をか


けていったものをまとめたもので、四六判544ページ上製、値段は2000円+消費


税です。


 内容は以下のような五章構成になっています。

 第一章 「監視カメラ」が大量増殖していく社会


 第二章 「電話盗聴・電子メール盗み見」の歯止めなき拡大


 第三章 「住基ネット=国民総背番号制」でプライバシー総収奪


 第四章 「個人情報保護法」はいかにして歪められていったか


 第五章 「サイバー情報ファシズム化」への道


 

 うち、第四章については、既に本サイトでも書いた“池田大作保護法”の問題につい


て、さらに取材で明るみなったことを付け加え、あの「世紀の悪法・個人情報保護法の


全貌」を、おそらく本邦では初めて解明していると思います(笑)。


 このご時世、「2000円+税」とは、一般の庶民の方々にとっては、決して安い価


格ではないと思います。しかし、命の次に大事な身銭を切って買って頂く方々には、「


絶対に損はさせない」という思いで、一切、出し惜しみをすることなく、これまでの取


材結果をぶつけえました。ぜひ、ご興味のある方は、ご購入いただけますよう、著者よ


り、ひとつ、よろしくお願い申し上げる次第です。


 

 さて、本題に戻りますが、いよいよ、サトカン(=佐藤観樹・前民主党衆院議員)が


、先日(3月7日)、秘書給与流用疑惑で愛知県警にパクられましたが、結論から言い


ますが、これはケーサツというより、その背後にいる「原田ファッショ検察」による「


国策捜査」です。


 参院選4カ月前というグッド・タイミングに、民主党内の元社会党出身議員を狙い撃


ちにするというのは、要するに、辻元チャンに次いで、「護憲勢力一掃大バーゲン」と


いったところでしょう(笑)。


 そして、さらに本日(3月11日)に至っては、共同通信が、サトカンと同様の「元


国家公安委員長」である白川勝彦が、「昨年秋の衆院選直前に摘発された渋谷の違法カ


ジノに、偽名を使って客として通っていた」という、いかにもミエミエの当局リーク情


報を打電し、産経や神奈川新聞が紙面化しています。

 

 私自身、白川氏をよく知っていますので、敢えて今回は彼を弁護させていただきます


が、既に摘発された店側の店長らの公判は一審で執行猶予付きの有罪が確定している状


況で、「なんで今の時期に?」というのが、まずは、そもそもの素朴なギモンですが(


#ってより、この夏の参院選で自・公過半数確保が至上命題なんで、連中も死にもの狂


いなんや)、だいたい、店側が客の素性とか「秘密」を当局にリークするってのが、お


かしい。


 つまり、ブンヤが権力の弾圧から取材源を守るため、ニュースソースを秘匿するって


のは、命より大事な“モラル”であり、それは、カジノなどの賭博の経営者も同様でし


ょう。


 それをペラペラとケーサツ、そして検察に喋って、調書まで取られて、裁判所に証拠


採用されること自体が「?」ですが、詳しい事情はわかりませんが、店側に極めてディ


ープリーな内通者がいたんじゃないかということが、まず、勘繰られますね(笑)。


 

 それと、「元国家公安委員長が違法カジノで博打をしていた」云々ですが、白川氏が


渋谷のその「Jクラブ」に出入りしていたのは、去年(03年)の春から夏にかけてと


いうことですが、白川氏は、01年7月の白川新党での敗北後、あの「9・11」の直


後に自身のウェブサイトのBBSを閉鎖し、永田町徒然草の更新も停止するなど、事実


上の“休眠(=脳死)状態”にありました(私も何度か、メールなどで連絡を入れたの


ですが、一切、レスもなく、音信もプツリと途絶えていました)。


 その後、白川氏が突如、何の下準備もなく、真紀子の地盤である新潟5区からの衆院


選出馬を表明するのが、03年9月24日(=信濃町的に言うところの「9・24の変


」)のことでした。


 つまり、その間は、まさに一介の「政治浪人」というか、「プータロー」として、山


に籠もって座禅を組んだり、失意のうちに流浪の日々を送っていたわけです。


 

 たまたま、この共同電をそのまま後追いしたその日の夕刊フジが、白川氏の「永田町


徒然草」から、2000年の8月にラスベガスに行っていたことを書いていたことを取


り上げ、「博打をしないないはずはない」というトーンで書いていましたが、それはあ


る意味、当然でしょう(笑)。


 ただ、この2000年の8月というのは、その直前の総選挙で白川氏が落選して、こ


れもまた「無職」の身分になっていたときのことです。


 渋谷のJクラブもラスベガスも、仮に100歩譲って、現職の国怪議員の身分で、公


務の最中に抜け出して(かつてのハマコーのように)、遊びに現を抜かしていたのなら


、もっとガンガン叩かれてしかるべきだと思います。


 しかし、「落選」という政治家としては、何もかもすべてを失う「敗北」を喫して、


傷ついていたときに、その傷を癒すべく、「弱いひとりの人間の性」として、そうした


賭け事に没入していったことに、何の咎められることがあるというのでしょうか(#で


も、やっぱ、本来なら、そこで大勝ちして、そのカネを元手に真の「政界再編」にバク


進せんと、アカンわな)。


 誰だって、自分の思い通りにならなくて、挫折し、失意の日々を送るなかで、いろん


なところを放浪したり、また、時には、図らずも犯罪に手を染めてしまうことだってあ


るでしょう。しかし、あてどもなくほっつき歩いた「暗夜行路」の中にこそ、「蘇生」


への道筋が隠されているものです。


 

 確かに宮崎学氏言うところの「清く正しく美しい」という、何とも口先だけのスロー


ガンが3度のメシより好きなプチ・ブル的小市民の皆様にとっては、「違法カジノ」「


200万円負けた」という見出しを見るだけで、眉を顰める向きも多いのかもしれませ


ん。


 が、私に言わせれば、このワキの甘い、アホ丸出しのオッサンは、そのへんの“政策


新人類”と称される、官僚たちと重箱の隅をつついて喜んでいるような、チマチマとし


た「秀才バカ議員」にはない、「蘯尽的な爆発エネルギー」を持っているわけです。


 かつての無頼は、酒もバクチもオンナもやって、どうしようもないくらいの借金を背


負って、自分で自分をがんじがらめの現実に縛りつけておいたうえで、そこから自己を


解放する猛烈なエネルギーで、時代を、世の中をかき回していったわけですから。


 こうやって、いかにも俗耳に入りやすい“微罪逮捕”“人格攻撃”を連発することで


、国民の中に鬱屈しているガス(=フラストレーション)を抜き、本来、もっと批判し


、壊滅させなければならない「巨悪」から目を逸らせるのが、その目的なのです(それ


は、辻元チャンや三井環氏の不当逮捕にも如実に現れている)。


 たとえ、名前は同じ「犯罪」であっても、個人のレベルによる“微罪”と、原田明夫


のような最高権力者がその職権を濫用して、血税詐欺犯・加納駿亮を隠避させた「権力


犯罪」を同列に扱ってはいけない。


 

 つまり、自・公ファッショ政権としては、夏の参院選では是が非でも必ず両党で過半


数を維持し、06年までの小泉の任期中には、何としてでも、「はよう、自衛隊が集団


的自衛権を行使できるよう、憲法9条を変えてくれや」というアメリカ様のご都合に、


合わせようというわけです。


 いや、一連の秘書給与流用ギワクという“微罪逮捕”を連発し、さらには、何ともグ


ッドタイミングで、今度の「白川違法カジノ出入り」のリークですから、原田ファッシ


ョ検察は、なかなかのもんだなあと、私は感心してしまいます(笑)。この国の権力中


枢は本気で、全体主義体制に突き進もうとしている。連中のその「強い意志」を見誤っ


てはいけない。


 

 しかし、「原田明夫のファッショ検察(=日本最強の国策捜査機関)」は、自分たち


の調活費裏金流用ギワクはシカトしておいて、国怪議員(とりわけ、野党の護憲勢力)


に対する秘書給与流用ギワクについては、ビッシビシとパクるというわけですから、こ


れを無茶苦茶と言わずとして、何と言うかですよね。


 まだ、ケーサツの方は、元幹部が「顔出し」をして、内部告発をしているので、そう


した裏金づくりについて、組織としては「血」を流さなくてはならなくなりますが、検


察はそうした問題には一切、フタをして、いまだにアンタッチャブルなわけですから、


いかに組織として劣化、腐敗しているかが、よくわかります(今度のサトカン逮捕は、


民主党がケーサツの裏金づくりを国怪で追及しようとしたため、その意趣返しに愛知県


警がパクったというような、低次元の話ではない)。


 

 んで、そうした「国策捜査」の象徴として、三井氏の不当逮捕があるのですが、この


三井氏のデッチ上げられた事件の背後に、法務・検察とヤクザが結託した、これまたト


ンデモない大謀略が存在していることを、これから明らかにしたいと思います。


 三井氏が大阪高検公安部長という、現職の検察幹部のまま、大阪地検特捜部に逮捕さ


れたのは、02年4月22日のことです。


 それで、調活費流用による裏金づくりについて刑事告発されていた加納駿亮について


、検事総長・原田明夫が後藤田正晴のルートを使って、官邸(=小泉純一郎)と裏取引


をし、詐欺罪として真っ黒クロであるのにもかかわらず、「嫌疑なし不起訴」と、真っ


白シロという大ウソの裁定(=刑事処分)を下すことで、01年10月下旬から、翌1


1月中旬にかけて、加納の福岡高検検事長昇任人事のOKを取り付けたということは、


既に述べました。


 

 そして、三井氏が意を決して、「現職の検察幹部のまま、実名で内部告発をする」と


いう決意を固めたのも、この原田明夫による権力犯罪(=加納の詐欺事件もみ消し)を


絶対に許すことができないとする「義憤」、そして、「公憤」であることも、既に述べ


た通りです。


 しかし、それでも、三井氏が、内部告発を最終決断するまでには、やはり、相当の逡


巡と苦悩があったようです。


 そのあたりを、三井氏の手記『告発! 検察「裏ガネ作り」』の中では、次のように


吐露しています。


 

 <これまでいろいろと偉そうなことを書いてきたが、私も1人の小さな人間だ。正直


に告白すれば、退職金にも未練はあった。検察官として約30年、奉公した。相応の退


職金をもらって、神戸でささやかな弁護士事務所を開業しようと考えていた。私の弟が


四国の松山で弁護士を開業している。いま私の弁護団にも名前を連ねているが、民事が


専門だ。私は検事を30年もやっていたので、民事はあらかた忘れてしまっている。そ


れを弟に教わらなければならないなどとも考えていた。


 実名で組織の恥部を暴露すれば、そんな夢も吹き飛んでしまうかもしれない。


 いや、そんなことがあるはずはない。犯罪事実の告発は、公務員として当然の義務だ。


それで懲戒免職などになるわけがない。


 だが、守秘義務違反でやられるかもしれない……。いや、それもないだろう。私の心


は行ったり来たり、揺れていた。


 ある時はやたらと強気になる。こんな不正義を放置してなるものか。絶対に告発して


やる……。だが、しばらくすると弱気の虫がもたげて来る。そんなことをしていったい


何になるんだ……。>


 

 このくだりを読み返すとき、私が大新聞にケツをまくったときと同じものがあります


。まあ、私も毎日新聞とか、東京新聞といった組織にいれば、それなりの(どうでもい


い)ステイタス(もどきの存在)と、朝日、読売に比べれば安いものの、それなりの定


収入とボーナスが確保されます。


 しかし、そういうぬるま湯的な安穏を叩き割る形で、敢えて危険な道を選択してしま


うのは、結局のところ、その人がおそらく生まれながらに持っている「宿命」であるよ


うな気がします。


 では、その「宿命」とは具体的にはいったい何なのか、うまく表現することはできな


いのですが、人間が内に秘めている「狂い」ではないかと思うのです。


 

 人間は誰しも、譲れない最後の一線を持っています。


 しかし、そういう状況にさしかかっても、大半の人間はそこで肝心の一言を主張でき


ないまま、一生を終えていきます。


 しかし、ごくわずかですが、中には「狂っている」人間がいて、「一寸の虫のも五分


の魂」ではないですが、その「五分の魂」のために、損得勘定を捨て去り、そこでキレ


てしまって、全てを捨てて「アホ」になるのがいるのです。


 それが、宮崎学氏言うところの関西言葉にある「突破者」ですし、そうした「狂い」


のい火花の中にこそ、時代を、世の中を突き動かすエネルギーがあると、私は考えるの


です。


 そこで、三井氏の“分身”として、加納駿亮を詐欺罪で刑事告発していた四国タイム


ズの川上道大社長が、高松検察審査会に「嫌疑なし不起訴処分」に対する不服申立をし


ますが、三井氏が逮捕される約3週間前の02年4月3日付けで、三井氏の実名の入っ


た「証人申請書」が提出されることになります。


 んで、この証人申請書の提出が、事実上の“解禁”となり、マスコミからの取材が殺


到します。


 三井氏によれば、接触のあったマスコミとは、産経新聞大阪本社、朝日新聞東京本社


、同大阪本社、NHK大阪放送局、中日新聞、週刊新潮、週刊文春、週刊朝日、噂の真


相――だそうです。


 で、三井氏が実名告発をするにあたって、「一撃必殺」を狙いたかったとのことで、


人を介して02年3月中旬ころから民主党の菅直人と連絡を取り、三井氏が衆院の法務


委員会で証言し、それをもとに菅直人が追及するということで、同月末に確約が取れた


ことで、例の自らの実名を記した「証人申請書」の提出に至ります。


 

 さらに、同年5月のGW連休明けに朝日新聞の落合博実記者が調活費流用による裏金


づくりの実態を1面トップで報じ、三井氏も「顔出し」で一問一答に応じることで、こ


の記事をもとに菅直人が国会で追及することになっていました。


 さらに、三井氏が逮捕された4月22日の当日は、テレビ朝日の「ザ・スクープ」の


鳥越俊太郎キャスターのインタビューに応じることになっていましたが、その日の朝、


大阪地検特捜部に、「口封じ」のために不当逮捕されてしまったのです。


 既に、法務・検察サイドとしては、02年の初頭から、三井氏が調活費の内部告発を


やろうとしていたことは、掴んでいたようで、4月22日に泥縄式に逮捕に踏み切った


のは、その日に三井氏のインタビューがテレビで生中継されると勘違いしたからのよう


です(実際はその日は録画撮りだけで、放映は後日だった)。


 

 三井氏が鳥越氏のインタビューを受けることを決意し、最終的な日程の打ち合わせを


したのは、4月17日のことですが、翌18日に大阪地検の広報担当者が血相を変えて


、次席検事室に飛び込んできて、この話を大塚次席検事は、すぐに大阪高検の東條伸一


郎に報告。ただちに検事総長・原田明夫の耳にも入れられることになります。


 んで、その2日後の4月20日に、法務省三田分室内にある料亭「かつら」に、原田


以下、法務・検察の首脳が集まって、“御前会議”が開かれ、この場で三井氏をテレ朝


のインタビューを受ける4月22日の早朝にパクる方針が大決定されます。


 ところが、じつは、詳しくはこれから説明するように、三井氏の逮捕容疑があまりに


も根拠薄弱でありすぎるため、「これではリスクが大きい」との反対意見も出たとのこ


とです。


 しかし、最終的には「検事総長・原田明夫、法務省事務次官・但木敬一」の“東大卒


原田一派・悪の師弟コンビ”が押し切る形で、「三井環逮捕」のGOサインを出してし


まったというのです(笑)。


 

 原田検察がデッチ上げた三井氏の“犯罪事実”は、大きく分けて2つあり、まず、第


一は、1回目の逮捕となった容疑は電磁的公正証書原本不実記録作成、不実記録電磁的


公正証書原本供用、詐欺、公務員職権濫用というものです。


 これは、三井氏の手記や雑誌のインタビュー(『現代』03年7月号、「出獄緊急イ


ンタビュー・検察は暴力団と結託していた)などによりますと、三井氏は01年2月、


神戸市内にある競売物件のマンション(広さ135平方メートル)を、1651万円で


落札したのですが、その実質的な所有者が山口組系暴力団の亀谷直人元組長で、購入後


、その亀谷から、亀谷の舎弟的存在だった元暴力団組員の渡真利忠光を通して、「買い


戻したい」と言ってきました。


 ところが、亀谷側がその買い戻しの金を支払わずに、再三、退去を要求したのに、亀


谷側は出ていかない。そのため、裁判に訴えて、逮捕される直前の02年3月にようや


く引き渡し命令が確定し、マンションの鍵ももらってリフォームしていた矢先に、いき


なり逮捕されたというものです。


 

 んで、逮捕容疑にある「電磁的公正証書原本不実記録作成、不実記録電磁的公正証書


原本供用、詐欺」とは、この落札したマンションにかかる不動産登録免許税(47万円


)を免れるため、亀谷や渡真利と共謀して、住んでいないマンションに住んでいると偽


り、01年8月1日、虚偽の住民票の異動を行って、神戸市中央区役所に住民登録して


、その住民票を提出し(=電磁的公正証書原本不実記録作成、不実記録電磁的公正証書


原本供用)、同区役所から住宅用家屋証明書をだまし取った(=詐欺)、というもので


す。


 さらに、「公務員職権濫用」とは、01年11月にこの渡真利の素性を知るため、事


件捜査とは関係ないのに、部下の大阪高検公安事務課長に命じて、渡真利の前科調書を


入手した、というものです。


 

 しかし、三井氏によれば、その神戸市中央区のマンションを求めたのは、検事を退職


後に事務所兼住居用に考えていたうえ、次男が01年4月から高校に通うとのことだっ


たので、駅にも近くて通うのに便利なこのマンションを購入したとのことです。


 んで、これが競売物件だったのですが、裁判所の「現況調査報告書」には「占有者は


退去済で空室」とあったので、三井氏にしては、当然、空き家で落札できたと思ってい


ました。


 ところが、落札直後に無言電話があったことから不審に思い、警察に通報したことか


ら、亀谷がマンションの実質的な所有者であることが判明しました(実際の名義は亀谷


の親族である女性)。


 そして、亀谷は2度にわたって執行抗告を行う一方、舎弟的存在だった渡真利を通じ


て、「このマンションを2000万円で買い戻したい」と言ってきたのが、そもそもの


始まりだったといいます。


 

 こうした状況から、「4月の次男の高校入学は間に合わないし、ヤクザ絡みの物件で


ややこしい」ということから、この物件から手を引きたいと三井氏は考え、5月24日


には渡真利の求めに応じて、「買い戻し契約」を結びますが、その買い戻し約束の履行


期限が迫っても、渡真利(&亀谷)は、さまざまな屁理屈をつけて、居すわったために


、三井氏としては、当初の予定通り、物件の完全明け渡しを求め、準備を進めることに


なりました。


 競売物件を購入する際には、裁判所の買い受け人ローン制度を利用でき、代金納付予


定日の3日前までに書類を提出しなければなりません。その物件は8月1日が納付予定


日だったため、三井氏は7月24日に住民票を異動させたうえ、7月26日には三井住


友銀行で住宅ローンの契約を結んだ後に、抵当権設定契約書を作成し、8月1日に神戸


地裁に提出したとのことです。


 

 一般にも、新たにマンションを購入して、住宅ローンを組んで、引っ越したりする時


など、このように三井氏と同じケースはゴマンとあります。


 そして、引っ越しの際のタイムラグなどから、実際に住んでいる住所と住民票記載上


の住所(もっとも、そもそも統治権力が、国民の動向を完全に掴もうとするこうした住


民票制度の存在そのものが、どうして必要なのか、私などにはさっぱり理解できません


が)が乖離するケースなどいくらでもあります。


 だとすれば、こうやってマンションを購入し、住宅ローンを組んで、住民票を“不正


に”異動させ、不動産登録免許税減免の手続きを行うため、役所から住宅用家屋証明書


の交付を受けた人は、全員が“詐欺容疑”でパクられるというわけです(笑)。


 

 それと、第1の逮捕事実のもう1つである「公務員職権濫用」についても、その渡真


利に関する前科調書を部下に命じて入手したとのことですが、だとしたら、ケーサツ、


検察を問わず、捜査員はおそらく全員、「公務員職権濫用罪」でパクることができます


(笑)。


 特に公安ケーサツは、野党、とりわけ共産党の候補者が初当選したときは、その人物


の犯歴を徹底的に洗うだけでなく、自民党であっても、初入閣の際には犯歴データを照


会して、その人物の「スネの傷」を洗いざらい調べ上げて、「いざ、鎌倉」の際には、


その政治家を「刺す」材料として、大事に持っておくわけです。


 というわけで、とりあえず三井氏の第1の逮捕容疑については、“微罪逮捕”をとお


に通り越して、まさに「デッチ上げ」と言ってもいいですが、こうした別件逮捕、微罪


逮捕をお家芸にしている警視庁公安部の捜査員も、三井氏の逮捕容疑を見て、「うーむ


、こんな手があったとは」と唸ったといいます(笑)。


 つまり、それだけ三井氏の逮捕は、「証拠を積み重ねて、そこから真実を抉りだす」


という捜査の王道から見ても、まったくもって噴飯にしか値しない、トンデモナイもの


だったのです。(この稿つづく)
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/article/2004/311-6.html
http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/



http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%34%38%30%37%34%30%34%30%30%38

デジタル・ヘル―サイバー化「監視社会」の闇
ISBN:4807404008

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542p 19cm(B6)
第三書館 (2004-04-01出版)

・古川 利明【著】
[A5 判] NDC分類:007.3 販売価:\2,000(税別)
BookWebの取扱い店舗には在庫がございませんのでお取り寄せになります。
但し、「各店在庫案内」で表示されている店舗には在庫がございます。別途、当該店舗へご注文が可能です。お取り寄せした結果品切れの場合もございますので予めご了承下さい。 個人情報はDNA・指紋・虹彩・静脈網から病歴・学歴・離婚歴・職歴・犯罪歴・旅行歴・性癖・嗜好・交友・移動跡etcまでデータ化され、管理・利用される。
あなたのすべてが監視され記録されるサイバー情報ファシズムを膨大な資料と克明な取材で実証する。

第1章 「監視カメラ」が大量増殖していく社会(あなたのカオが知らぬうちにデジタル情報化されている街;過激なトークライブに出入りの客は全て警察に“面通し” ほか)
第2章 「電話盗聴・電子メール盗み見」の歯止めなき拡大(電話発明直後から始まったプリミティブな盗聴テクニック;“捜査のため”機器設けた刑事が男女関係を興味本位盗聴 ほか)
第3章 「住基ネット=国民総背番号制」でプライバシー総収奪(国民総背番号制度イコール社会全体のサイバー“監獄化”;住民票に番号を振ると個人の情報をコンピュータ処理可能 ほか)
第4章 「個人情報保護法」はいかにして歪められていったか(個人情報をダシにしてメデイアを規制し、言論封殺を狙う;「個人の私権」と「人間の根源的な自由」のプライバシー ほか)
第5章 「サイバー情報ファシズム化」への道(「ユビキタス社会」は「いつでもどこでも監視される社会」;全人類に生後すぐICチップ埋込んだら“素晴らしい!!” ほか)

お買い物のしかた 同分類検索 [BOOK著者紹介情報]
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古川利明[フルカワトシアキ]
1965年、新潟県生まれ。1988年3月、慶応義塾大学文学部(仏文学専攻)卒業。同年4月、毎日新聞社入社。大阪本社社会部、高知支局、姫路支局、大阪本社社会部(東京本社政治部、高槻駐在)を経て、1994年8月退社。1996年1月、東京新聞(中日新聞東京本社)入社。首都圏部「TOKYO発」取材班を経て、1997年7月退社。現在、フリージャーナリスト

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