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韓国高速鉄道KTX故障続発,構造欠陥露呈でピンチ---中国外交部:高速鉄道入札も日本の歴史問題を批判(株式日記と・・・)
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投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 4 月 05 日 15:34:54:Sn9PPGX/.xYlo
 

(回答先: 【韓国】「不安な高速列車」開通後故障相次ぐ  [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 05 日 02:40:45)

韓国高速鉄道KTX故障続発,構造欠陥露呈でピンチ --- 中国外交部:高速鉄道入札も日本の歴史問題を批判
2004年4月5日 月曜日


◆故障頻発の高速列車にひやひや

予定より1カ月近く開通を早めた高速列車が、初日から乗客をほかの列車に乗り移らせるほどの故障が発生するなど、1日2〜3件ずつ様々な故障や低速運転を繰り返している。

特に、初日に続き、3日に同じ列車で再発した電力転換装置の故障は、テスト運行の時から幾度も発生していたことだという。鉄道庁は準備も終っていない状態であるにもかかわらず、総選挙を意識して開通を急いだのではないかという指摘に何も言い返すことができなくなった。

 韓国の高速列車は多くの区間で既存の線路を一般列車と共に使用しているため、列車が線路で止まったり徐行する場合、乗客の不便や遅延といった問題を超え、大きな事故につながる可能性があるという専門家の指摘も挙がっている。

 鉄道庁は高速列車の線路の容量や運行および整備要員などすべてのシステムを1日184本の運行に合わせて組んでいたが、開通直前になって乗客の需要が予想より少ないとしながら1日128本に減らした。

 需要の予測から“どんぶり勘定”だったという批判はさておき、運行力量に30%以上余裕があるにもかかわらず、故障が相次いでいるとあってはさらに信用が薄くなるほかない。

 乗客の半分が列車の走行方向と逆に座らなければならない固定式座席のため、乗り物酔いやめまいを訴えるケースが多かったのも準備不足の一面を表している。

 鉄道庁は同じような外国のケースを取り上げ、特別問題はなかったとしたが、既に以前から既存列車の回転式座席に慣れている韓国の乗客の適応力は考慮しなかったということだ。後になって後ろ向き座席は料金を3%値下げするという方案を検討するとしたことにより、座席配列の問題点を自ら認めたことになった。

 トンネルに入ると騒音が大きく、多くの乗客が耳鳴りを訴えているのは「列車の密閉状態が悪いためだ」という指摘も挙がっている。山岳地形の韓国では、トンネルの占める割合が、平野だけを走るフランスは言うまでもなく、日本の2倍の33%であることを勘案し、もっと神経を使う必要があったということだ。

◆高速鉄道の本来あるべき姿勢

 ここでは、あえて日本の新幹線方式の優位性を指摘しながら「高速鉄道の本来あるべき姿勢」について検討してみよう。

 高速鉄道建設の経験やノウハウをもたない高速鉄道導入国において、勢い高速鉄道を導入した場合、たとえ車輌は走行可能であってもそれを支える軌道施設の建設経験やノウハウ、各種走行データの蓄積等がないと、とんでもない事態に陥ることになると、この欄で指摘してきた。それはあえて言うならば、韓国の高速鉄道(TGV)建設の進捗状況にはっきり現れている。

 ことのそもそもの発端(すなわち高速鉄道建設の大幅な遅滞)は韓国とフランス間で結んだ受注契約にありそうだ。そこには車輌の導入契約だけで、軌道建設などは韓国側の分担であったきらいがある(契約書を閲覧等できるわけではなく、推測に基づく)。元来、フランス側としても、車輌の受注が主な目的であり、軌道を含むインフラ(土盤、高架、トンネルなど)全般には関心がなかったものと思われる。

 また、つい最近の報道によると、韓国独自の技術(国産化率87%)により、最高時速350kmを達成したとの報道(2002年3月13日)があったが、ここにきての開発(1996年から開発に着手)発表は、少し唐突に思える。なぜなら、韓国高速鉄道契約はフランスのTGVとの契約であるからである。たしかに、当初契約では、46編成のうち、フランス側12編成、残りの韓国側34編成が技術提携により韓国で製造されるとなっている(参照右記の写真:「上」の車輛は仏・アルストム社の技術供与で、韓国国内で製作した初期運行用「KTX」。「下」は韓国国産技術で製作したロテム社の「G7」高速鉄道)。この報道を見る限り、ただ単に、フランスのTGV車輌を導入しただけでは、どうにも合わない不具合が存在したことを、うかがわせる色合いが強い。

それはさて置き、本題の「高速鉄道の本来あるべき姿勢」に入ろう。

 この問題を理解する手がかりは、台湾高速鉄道における日本の新幹線方式とフランスのTGV方式との受注競争に見ることができる。それはくしくも、ドイツ高速鉄道(ICE)の脱線事故、さらには台湾大地震等の外部要因があったことは否定できないが、日本の新幹線方式が台湾当局に受け入れられたこととは、偶然の一致とは思えない。そのことはこれまで培ってきた、新幹線の「安全第一」、「定時性」、「大量輸送」という、概念が広く認められた証左といえる。

では具体的に、「新幹線」と「TGV」の違いを検証してみよう。一般にいわれる新幹線方式の優位性を以下に述べると、

 @発車時と停車時における加速性と減速性に優れる
 A最大軸重が軽いため(動力分散型)軌道施設建設費の軽減を計れる
 B総合運行管理システム化による安全走行が可能

 ーーなどが挙げられる。(後略)

◆日本の生命線 あくまで製造業 JR東海 葛西 敬之社長

 ――世界に誇る新幹線が初めて輸出され、台湾の台北・高雄間で建設中です。JR東海もひと役買っていますね。

 「鉄道技術は、製造技術と、運行管理・メンテナンスの技術からできています。新幹線を売り込んだのは、メーカーと商社でつくる日本連合でしたが、台湾側からJR東海に、運行ノウハウを教えてほしい、要員の訓練をしてほしいとの要請が来ました。メーカーの商売は、金の切れ目が縁の切れ目ですが、技術協力は、金の切れ目が縁の始まりで、息の長い話です。懸念されたのは、事故が起きれば、システムや教え方が悪いからと、我々だけがトラブルに巻き込まれる可能性のあったことです」

 ――技術協力に(事故などに対する)免責条項が必要だということですか。

 「わが社では、技術協力で金もうけするつもりはない。だから、トラブルの責任は持ち込まないで、と主張しました。しかも、日本の新幹線システムがそのまま移植されたのではなく、フランスやドイツ方式も混在しており、できる範囲での協力です。もうけもしないのに、どうして技術協力するのか。日本のメーカーに稼いでもらうためです。メーカーが強くなれば、我々に納める製品の質が維持される。つまり、お客様の安全を守ることにつながる。逆に、技術協力によって日本メーカーが体力を落とすようなら、技術援助はするべきではない」

 ―― 一方、中国の北京・上海間への新幹線売り込みは、単純ではないですね。

 「台湾には、自前の車両メーカーを育てるつもりはなく、車両の更新期には、また日本から買うでしょう。しかし、中国は何でも自分の国で造りたいと願っている。現に、『見本をください。造り方を教えてください』と言っています。そうなれば日本メーカーは得るものがない。しかも中国は、各国の技術を組み合わせようと考えているようです。さらに、在来線も入ってきて、遅い機関車と混在するかもしれないとなると、我々は教えようがありません」


(私のコメント)
韓国で高速鉄道KTXが運行を開始しましたがトラブルが多発している。しかしこれらの多くは予想されたトラブルであり、そもそも韓国にフランスのTGVを導入を決めた時点でわかっていたことだ。フランスのトンネルもない平原を走るTGVと、韓国の山間のトンネルを走り抜ける韓国では条件が違いすぎる。現にフランスから直輸入したTGVを走らせたところ、トンネルの風圧で車両が破損してしまった。だから直輸入のTGV12台は使いものにならない。

急遽、韓国で車体を強化した国産のKTXはまだトンネル内の気圧の問題を解決していないようだ。朝鮮日報の記事からだけでもこれからのKTXの前途多難さが想像できる。単なる車両故障は改良してゆけば解決つくだろう。しかし構造的な問題はこれから明らかになってゆきますが、これらを解決するには全部作り直すほどの手段でないと解決つかない。

新幹線とKTXの根本的な違いは、新幹線が電車方式であるのに対してKTXが機関車方式であることだ。機関車方式は先頭と末端に動力車両を置いて中の客車を軽く作ることが出来る。しかし加速と減速が劣り運行速度と年間輸送能力も劣ってしまうことになる。またKTXは改良されているとは言え、一回走るだけで百回近いトンネルを入ったり出たりの風圧で車両強度も傷んできたらどうなるのだろうか。

また軌道面も従来方式のバラストであるために保線作業や石が飛んだりする事故も心配される。架線も新幹線のような二重構造ではなく単線で架線事故も予想される。客車両も固定式であるために半数が後ろ向きの座席となるため眩暈や乗り物酔いになる乗客が続出している。回転式の座席にすればよいのだが大幅な改造が必要だ。

韓国はこれほどのトラブルが予想されていながらなぜ日本の新幹線を採用せず、フランスのTGVを採用したのだろうか。根本的には反日感情があるのだろう。中国における高速鉄道の方式も間もなく決まりますが、やはり中国国民の反日感情が障害になっているようだ。しかし韓国のKTXの運行状況を見れば中国の首脳も考え直すでしょうが、それでも国民感情を配慮しなければならないとなると自分で自分の首を締めていることになる。

韓国や中国の反日感情は、自国のナショナリズムを高め、政府への批判を日本に反らせて政権の安定化を図るためであり、日本への外交戦術の材料に過ぎません。しかし経済面では日本の経済協力関係が発展のためには必要だ。ところが国民はその切り替えが出来ない。それに比べ日本人はアメリカに酷い目にあいながら「アメリカさんありがとう」と言っているおめでたい国民であるために、アメリカとの経済関係は上手く行っている。韓国人や中国人も日本人みたいに名を捨てて実を取る大人の対応が必要だと思うのですが、国民性の違いは変えようがない。

◆外交部:高速鉄道入札も日本の歴史問題を批判

中国外交部の李肇星・部長は、6日に行われた定例記者会見の席上で、中国の北京−上海高速鉄道計画は中国にとって重大な建設プロジェクトの一つであるとコメント。現在、専門家らによる検討が進められていることを明らかにした。中国で先日報道された「フランスTGVが高速鉄道計画に採用」とのニュースを公式の場で否定した形となった。中国新聞社が伝えた。

  李・部長は、日本の記者から高速鉄道計画についての質問を受けた際、条件が整い次第、公開入札で行うと説明。日本企業が平等な条件のもとでの競争に参加することを歓迎すると述べた。

  一方で、日本の首脳が靖国神社参拝を止めないことについては、中国及びアジア諸国の感情を傷つけるものとして、これを受け入れることはできないと表明。2000年にわたる日中関係の中で、かつて日本の軍国主義による侵略の歴史があったこともまた事実であり、日中両国が今後も友好関係を発展させていくためには目をそらしてはならないとの姿勢を示した。(2004/03/08(月) 11:38:01)

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