|  
        | 
      
| Tweet | 
 
 
デーヴィット・アイクの物の見方の四つの段階説と、イラク日本人人質問題。   
投稿 平成16年04月13日23時40分 
太田龍の時事寸評 
平成十六年(二〇〇四年)四月十三日(火)
(第九百十三回)
○デーヴィット・アイクは「究極の大陰謀」(三交社、上下。英文原題は、
 不思議の国のアリス)と、「時間の輪の物語」(未邦訳)の中で、人間の
 物の見方の四つの段階について述べて居る。即ち、
 (1)体制側の公式見解を鵜呑み丸呑みし、体制側のマインドコントロール
    の通りに考え、行動する、普通の人々。
    もちろん、これが殆んどである。
 (2)公式見解に対して、個々断片的に反対し、批判する人々。これを、
    アイクは、各種のラジカル派、と呼ぶ。
    もちろん、「ラジカル」にも、程度の差が色々ある。
 (3)更に進んで、体制側が目に見えないかたちで、中期的、長期的及び
    超長期的なアジェンダ(行動計画)を立てて、そのアジェンダ実現
    のための陰謀を推進して居る、と考え、そしてこの陰謀を暴露し、
    そしてこの陰謀と戦おうとする人々。
 (4)更にその先へ進む人々。
    この人々は、無限を求める。
    そして、この無限の次元に接近することによって人間の究極の解放と 
    自由を達成しようとする人々。
○前記の四つの区分けは、まあ、妥当なところであろう。
○しかし、アイク自身は、
 (1)→(2)→(3)と進み、→(4)の段階に進もうとするけれども、
  今のところ、彼のその試みは全く失敗して居る。
○イラクに於ける日本人三人の人質事件の発生(2)の段階がやや増殖して、
 (1)の陣営の人々との若干の亀裂が少々顕著に成りつつある。
○けれども、日本には、厳密な意味での(3)の段階は、一つの陣営として、
 つまり、イルミナティ世界権力の陰謀と対決し、これを戦わんとする陣営
 として、明確には成立して居ない。
○しかし、それは何故なのか。
○それは、日本民族が、今に至るまで、
 「西洋」と言うものの正体を明らかにし得て居ないからである。
○今の時点に於て、「西洋の正体」に迫る上で、日本民族が到達し得た
 最新最高の水準は、
(1)太田龍著「聖書の神は宇宙人である」(平成十一年)
(2)太田龍著「監獄宗教の完成態としての一神教の正体全的暴露」(平成十二年)
この二冊。
○更に、翻訳書としては、
 (1)フリッツ・スプリングマイヤー著、太田龍監訳
    
    「イルミナティ悪魔の十三血流」(KKベストセラーズ)
 (2)ジョン・コールマン著、太田龍監訳
    
    「三〇〇人委員会」」(KKベストセラーズ)
(3)デーヴィット・アイク著、太田龍監訳
「大いなる秘密」(上下二巻、三交社)
(4)ユースタス・マリンズ著、太田龍監訳
「カナンの呪い」(成甲書房)
以上四冊。
○欧米には、
 (2)の段階に含まれる、無数に多くのグループ、個人とその網の目が
  存在する。これは、日本には殆んど全く存在しない。
○そのことを示す、ごく最近の実例の一つとして、シェリダン・ランプトン、
 ジョン・ストーバー共著、
 Weapons of Mass Deception(二〇〇三年九月)
 
 を挙げることが出来るだろう。
○この本は最近、邦訳本が出版されて居る。
 (『粉飾戦争 − ブッシュ政権と幻の大量破壊兵器』、神保哲生監訳、
  「インフォバーン」刊、二〇〇四年三月)
○前記の二人の共著者の著作のうち、二冊は邦訳あり。
○しかし、欧米のこれらの(2)の陣営の背後には、日本人には、夢想も
 出来ないような、(3)の陣営、つまりイルミナティNWO世界権力の
 陰謀と戦う人々の、厚い陣営が存在する。
○何故、こう成ってしまうのか。
○一九九一年の第一次湾岸戦争から、二〇〇一年九月十一日の例の事件、
 そして二〇〇一年十月以降の米国の対アフガニスタン戦争、二〇〇三年
 三月以降の米英の対イラク戦争、これらの一連の戦争は、既に、一七九七年
 の第一回シオニスト世界大会、そしてその前、一八七一年八月十五日付、
 アルバート・パイクのマッツィーニあての書簡、そしてその前の.....
 と言う風に、数百年前からのイルミナティの超長期的アジェンダ(作戦計画)
 によって、設定されて居るのである。
(了)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jijisunpyou.cgi
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。