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“依頼者”の正体:『ダヴィデの密使』と台湾・陳水扁総統銃撃事件との符合
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/143.html
投稿者 【公安情報ESPIO!転載】 日時 2004 年 4 月 20 日 14:15:18:Q8KaVjqN7Bcn.
 

●(((((((((((((((((((((( ESPIO! ))))))))))))))))))))))●
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■“依頼者”の正体            Vol.279 04/20/04
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1.『ダヴィデの密使』
 わずか1か月程度の内にも、いろいろ事件が起こるので、何だか
色褪せてしまったようにも感じるが、陳水扁総統銃撃事件について
少し触れておこうと思う。

 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/taiwan_presidential_election/

 すでに朝日新聞でも紹介されているから、御存知の読者も多いだ
ろう。実はこんな小説が存在するのだ。

「暗殺陳水扁」(特派員メモ 台北)
2004.03.30 朝日新聞朝刊 
 「ダヴィデの密使」(毎日新聞社)
 朝日新聞記者の大先輩で、2月末に亡くなった推理作家の伴野朗
さんが01年に出版した本だ。同じ年に台北で出版された翻訳書の
題名は、そのものずばり「暗殺陳水扁」。
 00年の総統選挙戦最終日。
 パレスチナとチベットの血を引くテロリストが用意したプラスチ
ック爆弾入りの花束が、支持者の台湾女性から陳水扁候補に手渡さ
れた。しかし、テロリストを追っていた男たちはそれを見逃さなか
った。支持者に紛れ込んでいたテロリストは射殺され、彼は爆破ボ
タンを押すことができなかった。
 それから4年後の総統選。選挙運動の最終日に陳総統に銃弾が撃
ち込まれた。しかし、暗殺は失敗した。そして、小説でも現実でも
陳総統は生き残って当選した。
 現実の銃撃事件の犯人は分かっていない。小説のように国際的テ
ロリストなのか。巨額のカネが動いたとされる選挙賭博に恨みをも
ったやくざなのか。反対派のいう「自作自演」なのか。
 「分かった。その先はおれが書くっ!」
 天国の伴野さんの声が聞こえてきそうだ。「続編」では、次回の
総統選の当選者も予測しておいてください。
 (田村宏嗣)


 http://www.asahi-net.or.jp/~vz6g-iwt/critique/tomono.html

 小説中の犯行予定時刻は投票日である3月18日の午前零時(現
実の事件は19日午後1時45分頃)。いずれも台湾総統選をめぐ
って暗殺計画が企てられたという設定である。
 作者の伴野氏は今年2月27日に心筋梗塞で死去。

 http://www.uonobu.jp/shuzai/ryakureki.htm
 http://www.nikkei.co.jp/news/okuyami/20040227AS1G2704727022004.html

 同じく一日違いの「2月28日」という日付は台湾人にとって特
別な意味があるため、

 http://www.panda.hello-net.info/keyword/na/228.htm

伴野氏の死と絡めて、様々な憶測を呼んでいるようだ。

 http://www.renminbao.com/rmb/articles/2004/3/25/30464.html
 http://www.phoenixtv.com/home/news/taiwan/200403/31/231933.html
 http://learning.sohu.com/2004/03/31/23/article219682397.shtml

 筆者が小説の存在を聞き及んだのは4月2日夜のことだった。翌
日、新宿の紀伊国屋に行くとすでに品切れ。

 http://bookweb2.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%83%5F%83%94%83%42%83%66%82%CC%96%A7%8E%67

 東京都立図書館の蔵書検索で調べると、多摩図書館で閲覧できる
ことが分かったので、4日の日曜日、冷たい雨の降りしきる中、立
川市まで足を運んだ。

2.小説とのリンク
 物語は、イスラエルの情報機関モサドの副長官が何者かによって
暗殺される事件から始まる。敏腕工作員が直ちに報復のための追跡
を開始し、犯人がチベット・パレスチナの混血のテロリストである
ことを解明。その犯人による陳水扁暗殺計画を察知し、犯人を抹殺
するという筋立てである。

<参考>最近の動向
・ハマス指導者暗殺
 http://www.haaretz.com/hasen/spages/416382.html
・ニュージーランドで工作員逮捕
 http://www.nzherald.co.nz/storydisplay.cfm?storyID=3561102&thesection=news&thesubsection=general

 小説ではプラスティック爆弾による爆殺計画になっているので、
「銃撃」とは異なっている。が、たしかに設定は似ている。
 時期的な一致はともかくとしても、選挙候補者の暗殺という発想
自体、かなり奇抜だと言ってもいいだろう。単なる偶然ではない可
能性もある。
 ひょっとすると現実の「銃撃」者も、“何らかの意図をもって”
あえて小説のストーリーに一部なぞらえて、「犯行」に及んだのか
もしれない・・・少なくとも、そういう想像をする余地もあろう。
 実際のところ、事件から間もなく、『ダヴィデの密使』との関連
性が大きく話題になったのだ。
 ちなみに、同書の出版を企画したのは、「反扁大将」の胡忠信と
いう人物なのだという。

 http://tw.news.yahoo.com/040326/46/ji9k.html
 http://tw.news.yahoo.com/040326/46/ji8b.html
 http://tw.news.yahoo.com/040326/46/ji9m.html
 http://japanese.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2004032480938

 すなわち、「連戦陣営の謀略である。」−という結論は余りに単
純で、むしろそう思わせたい何者かの意図すら垣間見えるような気
がしなくもない。

3.作成者は"Gary Yang"?
 「銃撃事件」という表現は、「銃撃」があったことを自明の前提
としている。緻密な検証はおろか、事実関係の把握も満足にしてい
ない筆者には判断し難いが、「銃撃」自体がインチキ、つまり自作
自演であることを指摘する向きもある。
 次の英文サイトは、内容から判断して、反陳水扁の野党陣営が作
成したと見られるものである。
 
 http://69.110.4.208/GunShotPictures.htm

 ブラウザでファイルのソースを表示してみると、

 http://home.kimo.com.tw/dicka32000/cc/liar200403191345396814579654000000000043216.html

が元の中国語版の資料のようである。
 ソースには として"Gary Yang"
と記されている。として"Cisco Systems, Inc"ともある。
 "Gary Yang"、"Taiwan"などとして、google 検索すると次のよう
な結果となる。

 http://www.google.co.jp/search?q=%22gary+yang%22+taiwan&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=

 ちなみに、

 http://home.kimo.com.tw/

は「Yahoo!奇摩」の個人ページである。
 試しに"dicka32000"でgoogle検索すると、

 http://home.kimo.com.tw/dicka32000/cc/liar200403191345.html

がヒットし、これが元のトップページらしい。
 英文サイトの冒頭には、

 This picture gallery page is posted in Taiwan.
 The author is a total stranger to me.

とあるので、額面通り受けとれば、英文サイトの作成者は中国語版
のそれとは、赤の他人だということになる。
 あるいは“Gary Yang”が

 http://69.110.4.208/

のサイト管理者だとすると、Linuxユーザーなのかもしれない。
 素人判断で自信がなく、ますます的外れな検討になりそうだが、
その線でさらに検索を続けると

 http://www.google.co.jp/search?q=%22gary+yang%22+linux&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=

のような候補が見つかる。
 仮に

 http://www.google.co.jp/search?q=cache:LdRzz2o0DioJ:saloon.javaranch.com/9/000253.html+linux+%22Gary+Yang%22&hl=ja&ie=UTF-8

だとすると、メールアドレスは

 http://saloon.javaranch.com/cgi-bin/ubb/ultimatebb.cgi?ubb=email&ToWhom=00011091
 gary_yang@yahoo.com

となる。
 一方、gary_yang で検索すると、こんなページも見つかるので、

 http://www.google.co.jp/search?q=gary_yang&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&lr=

同一人かどうか分からないが、可能性のある連絡先としては、

 gary.yang@rcmt.com
 gary_yang85@hotmail.com

などが挙げられる。
 このうち、rcmt.comは

 http://rcmt.com/ns/viewer.asp?view=HOME

を指している。つまり、RCMT社の社員である可能性もある・・
・確たる結論も導けないのに、長々と記してしまった。
 ちょっと今のところピンと来ないし、そんなに分かり易い痕跡が
残されているとも思えないが、何か心当たりのある人はぜひ情報提
供してほしい。

4.犯人の似顔絵!?
 英文サイトの内容のほうに戻ると、意図したのかどうか分からな
いが、結構ユーモラスな内容になっている。
 発表された弾道を説明するには、こんなポーズ

 http://69.110.4.208/GunShotPictures_files/shot.jpe

を取っていたとでも考えるしかないという。
 「よく見りゃ、楽しんでるように見えるでしょ」という具合に、
表情にまでイチャモンをつけている。

 http://69.110.4.208/GunShotPictures_files/ca01.jpe

 ただし、次の画像を見ると、

 http://69.110.4.208/GunShotPictures_files/cc51+.jpe

そんなふうには見えないので、これはちょっと言い過ぎかもしれな
い。
 「幼稚園児の目撃証言からでも、もっとましな絵を描けるだろう
」というように、たしかに、この犯人の似顔絵はお粗末である。

 http://69.110.4.208/GunShotPictures_files/cc81.jpe

 This is the suspect? Is it a man or a monkey?
 思わず笑ってしまった。
 本当にこんな似顔絵が捜査に使われているんだろうか?

5.関連記事の紹介
 読者から関連記事を訳したものを送っていただいたので、参考ま
でに紹介しておこう。

 http://homepage3.nifty.com/argus/nextweek1.txt
 http://homepage3.nifty.com/argus/nextweek2.txt

 元の記事も添付しようと思ったのだが、用意できなかったので、
おって紹介することになろうかと思う。
 なお、筆者自身は中国語が分からず、一部に意訳されている部分
もあるらしいので、その点を踏まえておいてほしい。

6.欺瞞工作 
 おどろおどろしく切り出した割には、なんだか論旨のはっきりし
ない、無味乾燥な展開になっていることと思う。
 というのも、たとえば「いろいろ批判はあっても、

 http://www.emaga.com/bn/?2004030088988061002293.3407

ジャッキー・チェンのコメント
 
 http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFRJAPAN-141944/

にも一理あるような印象を受けている、というのが筆者の率直な感
想である」などと、利害関係もないのに迂闊に首を突っ込むと、関
係者からの容赦ないバッシングに晒されそうだからだ。
 本当のところ、よく分からなくて怖い。
 あれこれ妄想を膨らませると、欺瞞工作の巨大な樹海に迷い込ん
で、結局、少しも身動き(判断)できなくなってしまう。それこそ
がこの種の情報工作の真髄である・・・言うまでもなく、何らかの
「欺瞞」があるとしていること自体、一つの「欺瞞」にもなり得る
のだが。
 どの陣営でもいいから、しっかり捜査して、事実を解明してほし
い。

7.エピローグ
 最後に「ダヴィデの密使」の結末に触れておこう。
 冒頭記したように、暗殺計画は未遂に終わった。次に掲げるのは
、小説のエピローグの一節である。
 


 十九日午後三時、杉江恭治は中正国際空港の待合室で、東京行き
の便を待ちながら、朝刊を読んでいた。一面トップには、超大型の
活字が躍っていた。彼は、ある種の感慨を持って、それを見た。
―陳水扁氏、台湾総統に。
―民進党勝利、分裂の国民党下野。

 「杉江」というのは作品中に登場する新聞記者である。林彪事件

 http://www.panda.hello-net.info/keyword/ra/linbiaojiken.htm

をスクープした中国通の記者ということになっている。
 一体、謀略劇の黒幕は誰なのか?
 モサドの工作員たちは、「ハジ」と呼ばれるテロリストの依頼主
について、こんな会話を交わしている。

 「東洋の国は、分からないことだらけだ。とくに中国人の世界は
・・・」
 「当然かもしれんな。『ハジ』だって、そう思っていたんじゃな
いか。でも、最後までわからなかったな。『ハジ』の依頼主の正体
だが・・・」
 「いいんだよ、フランク。北京であれ、台北であれ。もう終わっ
たことなんだ」

 安易な結論を示さなかったのは、複雑怪奇な中華世界を知悉した
作者ならではの解答だったのか。
 現実世界では「もう終わったこと」などと片付けてほしくない。
 “依頼主”が存在するのかどうかも含めて、事件の全貌が解明さ
れることを期待するばかりである。

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