★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ35 > 555.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
宇宙空間における宇宙飛行士の性交問題(X51)
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/555.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 10 日 02:45:16:ieVyGVASbNhvI
 

 
2004年05月08日
宇宙空間における宇宙飛行士の性交問題

【Independent.co.uk】第一次世界大戦の最中、愛する恋人の元を離れ前線に長期に渡って配備された兵隊達は、性的興奮を鎮静するため特殊な臭化物をお茶に入れて飲まされていたという。しかし先月、イギリスで開かれた宇宙科学シンポジウムにてある重大な問題が示され、話題を呼んだ。それはNASAが数年後に予定している火星有人飛行において、乗員クルーの性欲をいかにして制御するか、あるいは制御すべきか、といった問題である。この問題に関し、シンポジウムに出席したレイチェル・アームストロング博士は来るべき火星有人飛行プロジェクト - このプロジェクトは火星に凡そ3年間、女性宇宙飛行士2人を含む6人の宇宙飛行士が搭乗する予定である - に関して、NASAは現在、こうした宇宙飛行士達の本能的欲求に如何に対処するか検討を重ねているはずであると話している。「一つの案として宇宙飛行士が火星にいる最中、科学的な方法で彼らの生殖活動を一時的に抑えることも検討していると思います。」博士によれば、こうした宇宙飛行士の本能的欲求の制御は今後行なわれる長期的な宇宙飛行の際、もはや避けることのできない重要な問題であると言うのである。

また一方、今年一月にブッシュ大統領から発表された長期的な火星有人飛行計画を準備している当のNASAはこうした議論について困惑を示している。「そのような事については一切何も聞いておりません。」NASAのジョンソン宇宙センター代表者は語っている。しかし、こうした否定はおそらく、まだNASAにも宇宙における性的な問題に対し、発表出来る程の準備が出来ていないことを示唆していると考えられるだろう。確かにアメリカは乳首がテレビに出たことで宗教的抗議すら起こるような国なのである。

しかしまたハーヴァード大学心理学教授ダグラス・パウエル博士はこの問題は必ずNASAが直面しているはずであると強調している。博士は1999年にNASAの依頼により長期宇宙飛行の間、宇宙飛行士の間にどういった心的、行動的な変化が起こりうるかを調査した人物である。「精神的にも肉体的にも健全で旺盛な人々はもちろん性的にも旺盛です。そうした人々の間で、性的な関係が起こる事は全く自然なことです。そしてそれは宇宙であろうとどこであろうと同じです。宇宙空間で一体何が起こりえるか?これは全く真面目で、そして予め解決すべき重要な問題だと思います。」博士を始め他の科学者達もこうした出来事から宇宙飛行士の感情的な上下が発生し、集団の関係がバラバラに乱れる原因となることを懸念しているのである。

また博士は更に、かつてロシアの宇宙飛行士がミール宇宙ステーションに閉じ込められた時の出来事を指摘している。「非常に狭い環境に二人の人間が数ヶ月間閉じ込められた際のことを考えてみてください。あらゆる状況が殺人に繋がることすら有り得るわけです。」そしてそれが異性間となると話は更に複雑である。そこである科学者は性的な問題を避ける為に宇宙飛行士には50歳以上の人間を採用するというのはどうか、と提案したものもいたほどなのだ。

この宇宙空間における男女の愛憎劇という問題はこれまでにも一部では話題となっている。2000年にはフランスの天文学者ピエール・コーラー博士が自身の著書おいてNASAがかつて試験的に宇宙飛行士に上空200マイルの地点でセックスをテストさせたと主張し、話題を呼んだ。しかしNASAはこれを強く否定し、その後このテスト自体はインターネットに流布した怪文書の類いをもとにしたものであるとされ、現在はそうしたテストが行なわれたことは否定されている。

他にも1982年、女性として初の宇宙遊泳を行なったスヴェトラーナ・サヴィツカヤ宇宙飛行士は男性の宇宙飛行士2人とサリュート7号に搭乗したが、その際にもネット上にロシアが人類初の宇宙での妊娠実験を行なったという噂が流布している。しかし、これも単に確証のない噂にすぎない。サヴィツカヤ飛行士はその後に著わした宇宙飛行回顧録にて「男性宇宙飛行士が宇宙船のハッチでエプロンを持って私を迎えた」と記述している。しかし、彼女はそれを投げ捨て、「対等に働く同僚としての関係を確立した」と記している。

しかしNASAが現在予定している火星への有人飛行では事態は更に複雑である。今後更に長期的な有人宇宙飛行実験が行なわれるようになれば、人間の本能的欲求への対処、それはもはや不可避的な問題と成り得るだろう。

また興味深い事に、NASAは現在、宇宙飛行士間の性交を特に禁止していない。

「我々は宇宙飛行士のプロフェショナリズム、そして彼らの適切な判断を信頼しています。こうした問題に対して正式に明文化されたものはこれまでありません。」NASAの代表者はそう語っている。

しかしまたこれは宇宙空間における人間の営みの多くの問題のごく一部に過ぎないこともまた事実である。

現在NASAが計画している火星有人飛行計画では宇宙飛行士はおそらく三年間に渡ると言われている。(うち1年間が宇宙飛行、2年間が火星)。NASA生体臨床医学研究学会のジョアンナ・ウッド博士は、南極に被験者を孤立させて行なった実験を例にあげ、長期的な飛行の間、心因性緊張から宇宙飛行士にどのような心的変化が起こるか、それは非常に重要な問題であると話している。前者の場合、被験者は必要ならばいつでも救出できるため、事態はそれほど深刻なものではない。しかし宇宙空間においてはそうはいかないのである。

「宇宙飛行士個人間の関係というのは非常に重要な問題です。しかし、我々は性的な問題に関してはあくまでもそれぞれ個人の裁量に任せています。」ウッド博士は語った。


【参考1】Space.com : Sex in Space Forbidden, Says Russian Cosmonaut(2001/06/01)
一方、ロシアでは宇宙飛行士のセックスは明示的に禁止されている模様。ロシアの宇宙飛行士タルガット・ムサバイエフ氏はロシアの新聞紙上のインタビュ−に以下のように語っている。

「この問題をめぐってはこれまで、道徳的、倫理的、医学的、様々な方向から議論が行なわれてきました。しかしひとまずの結論として、宇宙空間での性交は行なってはならない、と決定されました。それは生まれてくる子供が一体どうなるのか、全く未知だからです。」

また更にムサバイエフ氏はこれまでに宇宙飛行士の誰かが宇宙飛行中に性交を行なったことがあるか?という質問に対しても否定的な見解を示している。

「絶対にないと言えるでしょう。これに関しては今までにもたくさんの変な噂話がありますが、我々はそういう話を聞くたびおかしくてたまりません。だって、我々にはそんな事が出来そうな機会すらありませんからね。それにアメリカ人は規律に厳しい人たちですから。」

またムサバイエフ氏は他にも他国の宇宙飛行士とロシアの宇宙飛行士を比較し、いくつかの事を教えてくれた。「私がキャプテンとしてロケットに搭乗した二度目の飛行の際、同乗した他国のエンジニアは私の実に31倍の給料をもらっていましたね。ロシアの宇宙飛行士の報酬は日給で一日当たり300ドル、更に所得税も差し引かれます。他には、宇宙遊泳の際には特別手当が支給され、それは遊泳していた時間によって賃金が決まります。また手動ドッキングを行なった際には自動ドッキングを監視していた場合の2倍の額が支給されます。」ムサバイエフ氏は語った。

http://x51.org/x/04/05/0828.php#more


宇宙でのセックスの秘密を解き明かす(上)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20001108305.html

 次へ  前へ

Ψ空耳の丘Ψ35掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。