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斎藤貴男さんのポケットから おぞましき戦争、その研究と日記 [朝日新聞]
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投稿者 なるほど 日時 2004 年 6 月 06 日 09:52:09:dfhdU2/i2Qkk2
 

本紙掲載2004年05月30日
 デーヴ・グロスマン著 戦争における「人殺し」の心理学

 渡辺清著 砕かれた神

 関岡英之著 拒否できない日本

 米軍兵士のイラク人に対する拷問の報道に接するたび、憂鬱(ゆううつ)になる。行為自体のおぞましさもだが、この問題で人権侵害を言われると、では殺戮(さつりく)だけの戦争ならOKなのかと叫びたくなってしまう。

 いざ始められてしまえば、戦争にルールも糞(くそ)もないのだ。『戦争における「人殺し」の心理学』は、殺人を躊躇(ためら)う人間性をいかに奪い、生産性の高い殺人マシンに仕立てるのかを、他ならぬ米陸軍士官学校の元心理学教官が論じた研究書。第二次大戦までは二割にとどまっていた「敵に発砲できる兵士」の割合を、ベトナムで九割五分に高めたノウハウと“思想”が書いてある。

 先の戦争に限りないロマンを抱かされた元少年兵の終戦後日記『砕かれた神』が改めて、読み継がれなければならない。激戦からの奇跡的な生還を果たした著者が、自らや戦友たちを死に駆り立てた“現人神(あらひとがみ)”が自決もせず、「出てこいニミッツ、マッカーサー」の片方と仲良く、まるで従者のように写っている写真を見せつけられた時の思いはいかばかりだったか。

 <とにかく偉い人ほど他人にむかって道義の大事を説くが、それがいざ自分のことになると、その不感症ぶりは、まさに白痴にひとしい。(中略)わけても天皇のあり方は、「天皇さえ責任者としての責任をとらずにすまされるのだから、われわれは何をやっても責任なんてとる必要はない」というようなおそるべき道義のすたれをもたらすのではないか>

 慧眼(けいがん)通りの成り行きを、私たちは今、これでもかとばかり思い知らされている。この国の何もかもは、“偉い人”たちの二世、三世の国内権力の私物化と引き換えに、かつての敵国に売り渡されていた。

 建築基準法や商法の“改正”も一連の司法制度改革も、いわゆる構造改革のすべては、九四年以降のアメリカ政府が毎年突きつけてくる「年次改革要望書」の中身そのままだ。これほどの事実が、しかし、実はまったく報じられてこなかった。

 『拒否できない日本』が初めて実証した。軍産複合体と呼ばれるアメリカと同じ経済システムに染め上げられ、一体化してしまった暁の日本社会もまた、常に戦争を欲することになる。

 ……付き合いきれない。国民という名の奴隷に貶(おとし)められたくなければ、村八分を厭(いと)わない“非国民”になろう。

 (ジャーナリスト)

http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=5947

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