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ええいっ! やけくそ 最後っ屁プ〜
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投稿者 田舎暮らし 日時 2004 年 5 月 25 日 15:54:05:5k6kbkdmmiNFw
 

(回答先: 怒りの個人的な理由とでも・・・ 投稿者 田舎暮らし 日時 2004 年 5 月 25 日 11:50:20)

自分の頭で考える癖その2

『改革』と云う名の、裏に隠された破壊的な真実に注意を要することが肝心かとも・・・。
年金・税金・教育・健康保険等の制度改革、国営事業の民営化…構造改革の名のもとで、社会政策を変更してきたアメリカ追従の日本。 そのアメリカ社会が結果どのようになってしまったのか?

異論は当然あるでしょうが、
学校教育は、子供本来が持つ好奇心や独創的な考えをする気持ちをたたき出し、鋳型にはめ、考えるのをやめて行動し、問題を起こさせないようにさせるためのものである。
人々は従順な生産者であると想定されている。 云われた事をやり、残りの生活では受動的に消費しているものと想定されている。 物事を考えるな。 物事について知るな。 

云われた事だけをやり、他の事に関心を持ち、最大限に消費する…これが一般国民の役割。
民衆は参加者ではなく「観客」であるべきで、参加するのは一部の責任ある人々にまかせておけば良い…との理論。
人々は、作られた欲望だけに関心を向けるように仕向けられていることに気づかない。 

人々から「施し」を取り上げるやりかたの『福祉改革』。 子育てのようなものは仕事ではない。仕事で無いから社会的価値も無い、だから社会援助などしてはいけない。 それで、福祉に頼る人間が減り、結果、改革は成功したように見えるが、生活の為に非常に賃金の低い仕事につく、すると賃金表の最底辺の人々の賃金はさらに低くなる。

民間機関(会社)の目的は一つ、利益を最大化し、人間の条件を最小化することであり、それにより利益が最大になる。 国営事業の民営化も、同様になるのは当然である。
今後益々、貧富の差が拡大するだけではなく、固定されようとしている。  世界の住民の1%が、底辺の60%(約30億人)の収入を得ていると云われている。

世界が「大貧民」ゲームのようになっている。
例えばインドネシア経済は、GDPの140%を超える債務のおかげで壊滅状態。 その債務の主な借りては、軍事独裁政権をめぐる100から200人の人達で、その政権と縁故者を米国が支えてきた。 貸し手は国際銀行で、その債務の多くはIMFを通して社会的なものになっている。 その金はどうなったか? 金はひとりでに増えた。 資本の輸出があり、開発も行われてきたが、その金を借りた人々はそれについて責任を取っていない。

返さなければならないのはインドネシアの国民であり、その結果、厳しい経済計画とひどい貧困と苦しみのもとで暮らす事になっている。 自分が借りもしなかった債務を返済するのは望みの無い債務である。  貸手の立場は、リスクから守られている。 リスクの多い借金に金を貸し、投資する人々にリスクの無い保証を提供するのが、IMFの主な機能の一つである。

リスクが大きいから高い報酬を得る。 しかし、そのリスクを引きうける必要は無い。 全体としてそのシステムは、借り手を責任から開放し、その国の人々を貧乏にし、貸し手をリスクから守るものとなっている。
 ※1898年キューバがスペインから独立するのを防ごうとして、米国がキューバを征服、引継いだとき、米国はキューバ国民の同意無しで押しつけられたものだから無効だとの主張で、債務を放棄した。 これが米国の主導で、「不正な債務」と呼ばれる原則として国際法で承認された。 力によって押しつけられた債務は原則として無効だというものである。
米国のIMF委員が、もし不正な債務の原則を適用すれば、第三世界の債務のほとんどは消失するだろうと指摘している。 金が貸し出され、誰かがそれを借りていると云うのは経済的な事実だが、誰がその債務を負っているのか、そして誰がリスクを引きうけるのか、それは権力による決定である。

 世の中で当然とされている前提を鵜呑みにせず、自分で考えるべきである。

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