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配布資料:NGOの挑戦「ブッシュの戦争と有事法制を考える」ぎふ集会 2003年6月14日【9・11とスターウォーズ】
http://www.asyura2.com/0403/genpatu2/msg/245.html
投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 6 月 21 日 11:27:02:ihQQ4EJsQUa/w
 

(回答先: 配布資料:NGOの挑戦「ブッシュの戦争と有事法制を考える」ぎふ集会 2003年6月14日【劣化ウラン、NPT】 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 6 月 21 日 11:24:46)

大庭里美講演記録
NGOの挑戦「ブッシュの戦争と有事法制を考える」ぎふ集会 2003年6月14日 岐阜市文化センター

その母体になったのは、95年の再検討延長会議の時に非常に大きなロビー活動をして成果を挙げたNGOたちでした。それまでは反核運動というか世界の核兵器をなくそうとする勢力はディスアーマメント(disarmament)、「軍縮」という言葉を使っていました。95年にアボリション2000を立ち上げた非常に大きな意義、それは、核兵器を少なくするのではなく、全部無くするということをはっきりと目標に掲げたことでした。アボリションというのは廃絶という意味で、2000というのはそれから5年間のうち2000年までに廃絶に向けた具体的な交渉をはじめるという目標を掲げたからです。アボリション2000には、世界で今2000以上のグループが入っています。この言葉はもともと米国で奴隷廃止論の人たちが始めた言葉だそうです。奴隷廃止も始めは「そんなことはできないよ」といってきた、しかし、やったんだ、だから核兵器廃絶ということもできないことはないということです。これはIPPNW(核戦争防止国際医師会議)の方々が言い出した言葉だそうです。IPPNWは、80年代にノーベル平和賞を受賞したこともある、今も精力的に動いている団体です。それから広島、長崎の市長が会長と副会長になっている世界平和市長会議という大きな団体。そうしたもろもろの平和の大きなグループが入っていて、そういうのもNGO、私たちみたいなのも1グループ。でもそういった人たちが国際会議で集まると、あの人は偉いから、この人は金のない貧乏なNGOだからということではなく、非常に対等な形で話し合っていて、見ていて気持ちがいい。財源があるなしではなく、一人一人がどういった内容を持っているか、そういった活動を今行っているか、そのことによってみんなが結ばれているんだと思います。

*ブッシュ政権に好都合だった9・11
2001年9月11日、米国で恐ろしい事件が起き、日本でもあれ以降、憲法改悪や有事法制の動きが坂道をころがるように進んできた。それに加えて昨年発覚した北朝鮮の拉致問題。こういったことがすべて悪いほうへ悪いほうへと動いて、いったいどうしたらいいのか、途方にくれる状況ですが、9・11とは何だったか。今考えてみるとあれは非常にブッシュ政権に幸いした事件でしたね。それまで、ブッシュは結構人気が悪くていろんな批判がでていたのが、9月11日にああいった米の象徴的な建物が攻撃されて大勢の人がなくなったことで、ブッシュ氏には何をしても言いというフリーハンドを議会で与えられて。それまで民主党はミサイル防衛計画などに反対していたんですが、9・11以降いっぺんに変わってしまいました。ブッシュは何をやってもいい、軍事予算は要求し放題、つけ放題、スターウォーズ、ミサイル防衛計画も歯止めなく進み始めたわけですね。その時に、日本でも大きく報道されたバーバラ・リーさんという民主党女性議員が、ただ一人、戦争に、あだを討つための侵攻に反対をする投票をした。昨年バークリーにいった時に、知人が、「彼女だってまさか自分ひとりだとは思わなかっただろう。空けてみたら1人ということで大変しんどい時期を送られただろう」と言っていましたが、一年経ってみるとやはりバーバラさんの言ったことが正しかったんだということで今度の戦争に反対する法案に賛成してくれる人たちはずっと増えています。

9月11日をよく同時多発テロといわれるんですが、私は極力その言葉を使わないようにしています。実はあの事件は何だったかということは全く分かっていないのです。確かにWTCに2機の旅客期(ママ、機)が突っ込むはリアルタイムで見ました。その映像まで捏造とは思わないんですが、ペンタゴンに関しては私は信用していません。みなさんは、新聞とかでテレビで飛行機がペンタゴンに突っ込むところはごらんになられたでしょうか。どう考えても私は記憶がないのです。いろんなHPで公開されていますが、9月11日以降のペンタゴンの写真を見ると、飛行機が突っ込んだ跡なんかない。それではあまりに説明のつかない映像です。フランスその他のヨーロッパの国ではそれはかなり話題になっていることなんですが、多分米国人はほとんど知らないし、日本人もほとんど知らないと思います。本当の、真実のところは何かわからない、そしてペンタゴンに突っ込んだといわれているアメリカン航空77も機体はどこに行ったのかも分かっていないのではないでしょうか。分かっているのはその後、状況がどんどん軍事産業とブッシュ政権に好都合なように展開してきたということなんですね。

*2本のビデオが暴く米の宇宙軍拡政策
今日、2本のビデオを持ってきました。「ニュークス・イン・スペース2」と「帰ってきたスターウォーズ」と。米の塩場色・ビデオという人権や環境保護のビデオプロダクションの制作です。どちらも30分ぐらいなので見ていただくのに楽だと思うんですが、ただ、吹き替えではなく、字幕です。私も、米のグループが作って見せてくれたときに非常にびっくりしまして、これはやはり伝えなければと思って翻訳をして、ビデオジャーナリストユニオンの協力で字幕をつけてもらったんです。

前者は1998年に出来たもので、日本語版は2000年に発売しました。これは宇宙の科学探査の話で、NASAが打ち上げた宇宙船が発電用のプルトニウムを積んでいるのがいかに危ないかを警告したビデオです。カッシーニと言う、土星に向けて打ち上げられた探査機はいちおう事故も無く土星に向けて今も多分飛んでいると思うんですが、もう用はすんだかなと思っていたらこの間、スペースシャトル「コロンビア」の墜落事故があった。まさにそういった事故が起こりうるということを警告しているビデオなんです。核物質を搭載した宇宙船が、地球再突入の際に、本当に正確な角度で突入しないとああいうふうに燃え尽きてしまう。もしその時に積んでいた核物質が放射能をばら撒いてしまったら、地球上の人たちの、いま70億人として50億人くらいが被爆する恐れがある、意外に宇宙船の事故は多いんだと警告している。さらに、このビデオは、宇宙開発の裏に潜む軍事開発の秘密を暴いています。

もう一つの「帰ってきたスターウォーズ」は、ハリウッドの映画と勘違いする人もあったりするんですがそれとは関係はありません。レーガン大統領の時代にSDIが計画されました。ミサイル防衛構想ですね。米の歴代大統領がこのミサイル防衛構想を持ち出すんだそうです。国民の人気とりになるらしくて。それがレーガン大統領の時に非常に突出した形で現れてきて、それがいま、新たに復活をしてきた。それで「帰ってきたスターウォーズ」というんです。このビデオが米国で出来たのが2001年6月。あの9・11が起きるちょっと前です。また翻訳してくれって私のところに届いたんですが、それはかなり大変な作業で、忙しくてその日延ばしにしていたらあの事件が起きました。それからそのビデオをもう一度見直してみると、その後にブッシュ政権がとったアフガンへの侵攻とかイラクへの攻撃計画というのは9・11があったからではないことが、そのビデオを見ると明らかなんですね。それより前から、宇宙に兵器やスパイ衛星を配備して、どこでも気に入らない国があったら攻撃するんだと、もうずっと前から計画していたことなんです。1997年に米のスペースコマンド(これは国防省とかNASAとかいくつかの機関が一緒になって構成している宇宙軍の総元締めのようなものです)そこが「2002年(ママ)への展望」(Vision for 2020)というきれいなパンフレットを出しています。その中で[われわれは宇宙に出撃し、宇宙で戦い、宇宙から攻撃する]とはっきり書いています。そこに出ているイメージ写真は、レーザー兵器がどこを狙っているかというとイラクを狙っている。これが出版されたのが1997年です。

アフガニスタンの時に、私たちはいち早くその問題を取り上げました。あのアフガン侵攻の時にも世界的に侵略戦争反対の声が上がり、日本でも報復戦争反対、有事法制反対という結構大きな波になったと思いますが9・11以前から宇宙の戦争に対して反対している「宇宙の兵器と原子力に反対するグローバル・ネットワーク」という団体が毎年、国際平和週間を計画していたのですが、大勢の米国人がなくなって、今年はやめようかという声もでたようです。しかし、フロリダに事務所を置くブルース・ギャグノンというコーディネーター(現在メイン州ブランズウィックに移動)から9・11直後にメールが来て、「だからこそやらなくちゃいけないんだ、米はこれでもうフリーハンドでどこも気に入らない国があったら攻撃できる態勢にある、そして宇宙への兵器配備も歯止めが無くなった、だからこそわれわれはやらなくてはいけない」ということで、日本でも何ヶ所か、広島、諫早、北海道、東京などで、少人数でしたが該当で訴えたり、講演会をしたりしました。で、本当に私たちが恐れていた、グローバル・ネットが警告していたことがどんどん進んでいました。

*アフガニスタン、イラクとの戦争は以前から計画
アフガンの戦争だって、9・11があって報復でやったのではありません。その前から計画していたのです。その証拠はいろいろあります。あそこは石油と天然資源の宝庫で、それに対する思惑が、中国は新疆・ウイグル自治区の独立問題、そしてチェチェンの民族紛争、こういった問題で中国、ロシアと米の指導者たちが手をにぎりあってアフガニスタンをああいう状況にしたんだと思います。本当にひどい。私たちは止められなかったんですが、そのことによって米はやはりおかしいんじゃないかということは世界的に明らかになってきた、だからこそ今度のイラク攻撃に対しては史上空前の反対のデモが起きたんだと思います。このビデオは、ほとんど口コミで広がっています。テレビ局に相談しても扱ってくれない、新聞はいちおうこんなのがでましたが。実はもう、ブッシュ政権以前から、宇宙にスパイ衛星を打ち上げたりレーザー兵器を軌道に乗せたり打ち上げたりする世界支配を考えていた。レーザーというのはものすごい電気が要りますからその電源は原子力発電しかありえない。だから米はNASAとペンタゴンが一緒になって宇宙での原子力というのを猛烈に積極的にやろうとしています。そういうことは米国人も知りません。日本人だけが知らないのではないのです。ビデオで、NASAの専門家やタカ派の上院議員が出てきて「米は宇宙に進出しようとしているのは当たり前なんだ、米は欧州から米大陸に殖民してきて、西部へフロンティアを広げてきた。それは与えられた自明の運命である。欧州議会が反対しようとわれわれはやる」としゃあしゃあと語り、ビデオを見た人はみんなあきれています。ラムズフェルド国防長官も出てきて、「ABM条約?それは古代史だよ」と言っていますが、これはもちろん9・11の前のことです。宇宙の平和維持の国際条約は2つあります。1967年の宇宙空間平和条約、これはスプートニクをソ連が打ち上げて、宇宙競争に歯止めをかけるためにむしろ米が中心になって作った。それと1970年代のABM条約です。これは米ロ間の協定。でも9・11の後、米はこういった国際条約を見て見ぬふりをしたり、ABMのように次々と破っていきます。そして12月14日に一方的に破棄を通告し、6ヶ月したら自動的には帰されたわけですね。そういったことも、このビデオの中で彼らははっきりといっています。だから、テロリストやテロ国家が米を攻撃したから米が今のようにどんどん戦争をあちこちやっているのではないということです。

*詐欺の大統領、ブッシュ政権の怪しさ
ブッシュ政権地震、正当な大統領ではない。詐欺の大統領だと思います。2000年11月に行われた大統領選では明らかな不正が最低13もあったと米の活動家は伝えてきています。例えば、米には米国籍を持っていても英語が良く分からない人たちもいますが、そういう人たちに分からないように告知を変えてみたり、明らかに民主党に入れそうな人たちがバスで投票に行こうとするとそれを妨害してとめたりというようなことをいくつもやっている。マイケル・ムーアさんが「ボーリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー賞を受賞されましたが、彼は本の中でもブッシュ政権の怪しさを明快に指摘しています。彼の表現を見ると本当に胸の中がスカッとします。ブッシュがイラクへの戦争を宣言した時には、ただちに「ブッシュ、お前のことなんか誰も大統領なんて思ってないぞ。お前は四百何十日もうそばかりついてきた、そうだ、いまこそ真実が明らかにされるんだ」という激しい(でもユーモアのある)抗議文を送っています。彼のブッシュへの呼びかけは、「ブッシュ知事さま」で、大統領ではありません。米の活動家たちもたいてい誰も彼のことを大統領とは言いません。Mr.ブッシュ。大統領と認めることが出来ないんです。卑怯なやり方で、軍需産業、宇宙産業、石油産業、航空産業、つまり企業、軍産複合体に支えられて彼は大統領にのしあがった。そこのところの構造は、いま、かなりわかってくださる方がでてきたと思いますが、9・11の直後のころはなかなかわかっていないことが多かったと思います。日本もそうですが、米のメディア規制は、非常に強いそうです。ほとんどメディアは企業に買収されてしまっているといいます。それで、市民たちはああいったビデオを自主制作し、ひとり一人、草の根で上映会をやっているのです。

2000年11月に長崎市で「核兵器廃絶地球市民会議」が開催され、ちょうどブルースも招かれて日本に来たものですから、長崎会議の後、広島でもビデオ上映会を呼びかけて、10人ぐらいでビデオを見て、講演を聴きました。参加者はほとんど女性でした。これだけしか集まらなかったといったら、いいよ、と。ブルースさんも苦労しているからそういったことも分かってくださったんだと思います。もっともっとその時に人が集められたらよかったなと思いますが、つらいところです。その代わり一旦そういった活動家に触れ合ったり話を聞いてくれた人たちが、、そのことを、その時だけではなくて自分の中で温めてまた人に伝えます。実は私たちの一番の武器というのは、お金とか地位とかではなくて、そういった自発性ではないかと思います。

宇宙の方に話が飛んでしまいましたが、米の政策はいま宇宙に向けて、核兵器、原子炉、レーザーを含めてまでも宇宙に支配権を確立していく。宇宙支配ではなくて地球支配のためです。宇宙ともう一つ、地上で実際に使える小型核兵器の開発の二本立てといえます。そしてそれはイラクでの戦争でもうすでに始まっていることなんです。アフガニスタンでも地中に貫通するバンカーバスターだとかデージーカッター、クラスター爆弾を使いましたね。あれはほとんど大量破壊兵器だと私は思うんですが、イラクに大量破壊兵器がいくら探してもないないといっていますが、自分たちが使っているのがそれこそ大量破壊兵器ですよね。

*冷戦が終わって、もっとひどい事態に
私は1950年生まれ。朝鮮戦争勃発の年に生まれ、冷戦時代の中で育ってきました。(もっとも「冷戦」と言っても、世界の各地では実際には、「熱い戦争」が繰り広げられていました。)キューバ危機なんてのもあって、冷戦が終わったという時には本当にほっとした気持ちがありました。でも、冷戦終結から何年もたってみると、それは非常に甘かった、もっと恐ろしい時代にはいってしまったという思いがします。アボリション2000は、冷戦が終結して明るい見通しができた時に、核兵器をなくせるかもしれないという大きな希望のネットワークとして成立しました。希望のピークは1997年ぐらいだったでしょうか。その後はどんどん恐ろしい状況になってきていると思ったりします。

冷戦が終わってどういうことになったかと言うと、結局、米国は一番強い国になった。世界に今ある36,000発の核兵器のうち、米が10,600発の核弾頭を持っています。哲学者の高橋哲哉さんが最近、『心と戦争』というすぐれた本を出版されましたが、その本の中にもそういった資料が出てきます。その次に多く持っているのはロシアですが、ロシアはほとんど米の支配下に入っています。それから、核保有国と公言してはいないけどだれもが知っている核保有国のイスラエル。北朝鮮の比ではありません。イスラエルは恐らく1個2個ではなくて100発、200発を持っている。さっきのビデオにも出てきたフランク・バーナビーさんという、イギリスの核兵器開発にかかわった学者がそう証言しています。実際にイスラエルの核技術者であったモルデハイ・バヌヌさんという人が自分の仕事に疑問をもって86年に内部資料と写真をとって外に持ち出し、イギリスの新聞に曝露しました。そのために彼はイスラエルの諜報機関モサドによって、ローマで拉致されて、秘密裁判で18年の刑を言い渡され、イスラエルの監獄に17年間閉じ込められています。そのうち最初の12年間は独房でした。バヌヌさんは、毎年のようにノーベル平和賞候補に挙げられています。

今、北朝鮮の核開発、核保有が大きな問題になっていますが、それよりもっと先に解決しなければいけない国がたくさんあります。もちろん北朝鮮も核を持ってはいけないんだけれど、これに関してははっきり、どの国も持ってはいけないということが基本です。日本も、中国も、ロシアも台湾も韓国もいけないんです。台湾も韓国もかつて核兵器の開発をしていた歴史があります。そういった全体の中で非核地帯条約と言うのをちゃんと成立させると言うことを前提に考えなくてはいけないのに、今の日本の状況は北朝鮮が悪者だといえばいいような状況になっている。これは大変危険な状況だと思います。良識ある市民の声をもっと挙げていかないと、決してそれは核廃絶への道とはいえません。むしろ北朝鮮を敵視することによって憲法9条を廃棄し、有事法制(通ってしまいました)、そういった体制にもっていくということの方が狙いではないかと、ずっと恐れております。

*核抑止論は消滅、現実の核戦争が始まった・・・
米ソ冷戦時代、たくさんの核兵器を持ちながら核戦争にいたらなかった。核抑止論というのが前提としてあったんです。大量の核兵器を保有しているんだけれど使ったら大変なことになるから使わないと言うのが核抑止論です。それ自体、大変なまやかしだとおむんですが、しかし、2002年1月の時点で核抑止論はなくなりました。ブッシュ大統領が9・11の後、どんどん戦争政策に向かっていくなかで、米は核体制見直しをまず発表します。これは、核兵器を使うということをはっきりとその中でいいました。使用可能な核を開発し、それを使う可能性がある、先制攻撃をする可能性があるんだと宣言したのです。そしてそのことをさらに確認したのが昨年1月末のブッシュの年頭一般教書だったわけですね。その時点で、もう世界は変わってしまった。戦争があればもう核戦争になると、むしろ考えざるを得ないような状況になっていますし、劣化ウラン兵器もある意味、核兵器の一部ではないかと考えられます。これはもう、始まっている、私たちは非常に恐ろしい現実の核戦争の時代に入ってしまったんだというふうにもいえるんじゃないかと思います。

それを止めようと、今年の1-2月、世界中の市民が立ち上がったわけです。イラク戦争は止められなかったけれども、私がジュネーブで見たものは、NGOはへこたれていないということでした。NGOは、政府間の公式の会議には基本的には入れないのですが、時々オープンの時に行って傍聴できます。後は非公開で、何が行われているか入って見たいし、外交官に会って話をしたいんですが、やはりなかなか会えません。でも、部屋は同じ階の真向かいで、NGOは時々傍聴に行き、自分たちのステートメント(要求)を出していきながら、自分たち自身もワークショップや会議を2週間の間ずっと続けたんです。公式会議の中でもNGOのプレゼンテーション(意見発表)という場がきちんと保障されていまして、今回は11人人が発表されました。IPPNW代表とか秋葉市長とか米先住民の代表とか。先住民の被害と言うのはとても大事なことなのにほとんど日が当たらない部分なので、そのキャシー・サンチェスさんの報告については全部翻訳をして「希望の種子」にも入れていますので後でゆっくり読んでください。

*注目を集めた広島市長の核兵器禁止提案
秋葉さんは「2005年に核兵器を禁止しようじゃないか、そのために自分は平和市長会議の会長なんだけれども、平和市長会議でこれをすすめていくからぜひ協力してくれ」と流暢な英語で話をされました。2005年といえばすぐなんですが、あまりに素晴らしい発表あったので、NGOはアボリション2000の中に早速、秋葉市長の提案を実現するための作業グループを作りました。広島市のHPの平和市長会議のところに、そのうち訳が出たら載るそうなのでぜひ見てほしいと思います。広島、長崎市長がいまずっとがんばっていらっしゃる、日本の市民がそれをどうやって支えていけるかということをそれぞれのところで考えていただきたいと思います。秋葉市長は、「結局、核戦争が起きてターゲットになるのは都市なんだと、だから都市が団結し、連帯して核戦争を防止しなければいけないんだ」と明解にいわれました。

政府は失敗しました。国連の政府間会議は米の暴走を止めることが出来ませんでした。いま、私たち自治体ががんばっていかなくちゃいけない、平和市長会議のほかにもそういった非核自治体の国際ネットワークとか活発に動いているところがいくつかあるので、そういうところと提携していける可能性があります。そしてその中には日本の非核自治体、日本の市町村がはいっているはずなんです。入っていなかったら、岐阜市なら岐阜市、瑞浪市なら瑞浪市でそういった動きを市民が声をあげてつくっていただくというのが1つの可能性ではないかと思います。

政府間会議は187カ国のうちの106カ国しかでていなかったんですが、いろいろ話を聞いていまして、2000年の会議の時に具体的に核廃絶のために13のステップをするということをみんなが約束した。米国を始めとする核保有国を含めて全締約国が、例えばCTBTの発効とか、核分裂性物質生産禁止とか、非可逆性、透明性、そして「核兵器廃絶への明確な約束」を決めたのですが、ぜんぜん守っていないのが米国です。だからそれを守らせるようにしなくてはいけないというのが私が聞いた圧倒的な声でした。

*「NGOは私を飛ばせてくれる風なんだ」・・・
それと同時に、政府代表の中には、NGOとの連携が重要だと認識している人が多いことがわかりました。来年にはNGO代表の発表をもっと増やそうという声もあったということです。私たち市民が求められているんです。国連は、必ずしもいいものばかりではありません。国連の中の人が、先ほどのビデオの中でも、もう嫌になって出てしまった人が何人かありましたが、失望することも多いけれども、しかし逆にいうと、国連の中でがんばっている人たちを支えていくのは、私たち一般市民の声であるということなんです。政府代表の経過報告をしてくださいましたが、その中でも自分たちはNGOの参加を期待しているということを強調しておられました。

それから、わたしは聞きそこなったのですが、国連の中の軍縮担当のダナパラさんという人は、「他の者たちは私の羽をちょんぎろうとするけれども、NGOは私を飛ばせてくれる風なんだ」というふうなことをお話されたと言うことです。今回、NGOは37団体が参加してきていたんですが、南米を除くほぼ世界中からグローバルに集まっていました。中でも女性や若い人たちがとても活発です。ベテランの人から防衛の専門家から、そして20台の若い活動家から、とても生き生きと、今のこの暗い状況のなかでエネルギッシュに集まっていました。国連で今回、NGOの事務局をやってくれているリーチング・クリティカル・ウィル(http://reachingcriticalwill.org)という世界の非常に長い歴史を持つ女性団体の中で核軍縮を担当しているグループが3種類のポスターを作りました。そのポスターを今日もってきています。私は学校で非常勤講師していますが、ポスターをお土産にして教室にはってあります。

*決して希望をなくしてはいけない
私たち、決して希望をなくしてはいけないんだと思います。一介の市民がジュネーブにいってものを言うことが出来るなんて、よもや私自身も思ってもいなかったので、こういうチャンスがあるんだということを知ってほしいのです。日本はいま、非常に危険な方向に行っていますが、国際的な連帯の行動から学んでいけることは大変多いのではないかと思います。アボリション2000の活動などは冊子、資料をみてください。初めの問題に帰りますが、劣化ウラン弾、劣化ウラン兵器というような、犯罪的で危険極まりないものと、私たちの電気を作ってくれているものとがしっかりとつながっている、そしてここで起きようとしている核廃棄物処分の問題もみんなつながって、私たち市民にものごとがわかりやすくなってきているのではないかと思います。一緒にこれからもがんばっていけたらと思います。どうもありがとうございました。

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