中経連会長も辞任へ太田・中電前会長が表明 [中日新聞]電気事業連合会会長、万博協会副会長なるほど

中経連会長も辞任へ太田・中電前会長が表明 [中日新聞]電気事業連合会会長、万博協会副会長
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投稿者なるほど日時 2004 年 7 月 28 日 19:54:09:dfhdU2/i2Qkk2

記者会見で会長辞任を発表し、深々と頭を下げる太田宏次氏＝２７日、名古屋市東区の中部電力本店で（鵜飼一徳撮影）

中国古美術品の不明朗な購入問題で中部電力（名古屋市）の会長と取締役を辞任した太田宏次氏（７１）は二十七日、中電本店で記者会見し、中部経済連合会会長も辞任する意向を正式に表明した。一方で川口文夫社長は、古美術品問題の社内調査を継続し、取引の経緯などについて徹底解明していく方針を強調した。

　太田氏は「中電の会長を辞する以上、財界の職にとどまることは遠慮したい」と語ったが、中経連会長辞任の時期については「できるだけ早期に辞任したい」と述べるにとどまった。

　古美術品問題で不信を招いた責任を認める一方で、太田氏は「事実関係で私に瑕疵（かし）があったとか、不正があったという意味で退いたわけではない」と強調した。

　中電は一連の取引について、社内の「コンプライアンス（法令順守）推進会議」（議長・川口社長）で調査中。太田氏主導の古美術品購入による損害が明らかになれば、損害賠償請求や、購入にかかわった役職員らの処分を検討する考え。

　中電では会長を退いた後に相談役に就くケースが多いが、太田氏の処遇について、川口社長はこの日の会見で「これからの検討課題」と明言を避けた。太田氏への退職慰労金支給についても「調査が進んでから判断されるべきこと」と話した。

　太田氏は一九九五年から中電社長、〇一年から会長だった。九九年から〇一年まで電力会社の全国団体、電気事業連合会会長に就任。現在、愛知万博を主催する博覧会協会副会長なども務める。

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