「米投資が金融改革に寄与」 　国務次官、新生銀再上場で
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004mar/12/CN2004031201000361A2Z10.html

【ワシントン１１日共同】ラーソン米国務次官（経済担当）は１１日、日本の報道機関と会見し、米投資会社などが新生銀行の再上場で巨額利益を上げた問題について、破たん銀行再生のための投資が日本の不良債権問題の前進や金融システム改革に寄与したと評価する認識を明らかにした。

次官は「金融分野の市場開放は競争力を高め、銀行のリストラや預金者の資産運用の選択肢を増やすことに役立った」と述べた。

新生銀は、破たんし一時国有化された旧日本長期信用銀行に米投資会社リップルウッド・ホールディングスを中心とした投資組合が出資して発足。再上場に伴う株式売却で組合側は約２２００億円の収入を得た。

これに関し、次官は「金融分野は、海外直接投資が日本政府や国民が望んでいるリストラの促進に役立つことの好例だ」とも指摘した。

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