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ゴルゴ13「円売り・ドル買い」”介入”の迫真性  劇画マンガのほうが日経新聞よりレベルが高い?
http://www.asyura2.com/0403/hasan34/msg/526.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 3 月 26 日 13:45:57:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu67.htm
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ゴルゴ13「円売り・ドル買い」”介入”の迫真性
劇画マンガのほうが日経新聞よりレベルが高い?

2004年3月26日 金曜日

◆ゴルゴ13「円売り・ドル買い」“介入”の迫真性 ZAKZAK 2004・03・25
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_03/1t2004032501.html

 「スナイパーまで介入してきたか」(日銀関係者)。『ビッグコミック』の人気劇画「ゴルゴ13」(さいとう・たかを氏)が内外の金融関係者の間で話題となっている。政府・日銀の“円売り・ドル買い”の為替介入がテーマで、「リアリティーがある」と評判なのだ。金融のプロをうならせる“迫真シナリオ”の意外な生みの親は−。


 最新作のタイトルは「プライス・キーピング・オペレーション PKO」で、今月10日に前編が掲載された。


 イラク戦争の戦後処理に手間取り、支持率を落とす米大統領。産業界からはドル高政策の是正を求められるが、ドル安が進めば米経済を支えている海外マネーが逃げ出しかねない。二律背反した要請に応えるため、日本政府に対し、継続的な為替介入を誘導する…というストーリーだ。


 現実も、政府・日銀は昨年初めから今年3月初旬までに33兆円もの「円売り・ドル買い」の介入を実施。過去最高だった99年の7兆6000億円をはるかに上回る規模で、財務省の溝口善兵衛財務官には、米経済誌が皮肉っぽく「ミスター・ドル」なるニックネームを贈ったほど。


 実在する日米の高官がモデルになっているのも興味深い。ライス米大統領補佐官が「タイス補佐官」、元財務次官で「金融当局のドン」とされる武藤敏郎日銀副総裁が「松岡・日銀副総裁」として登場してくる。


 円売り介入が長い目で見て本当に必要な国策なのかという疑問が最近、議論されるが、劇画でも「日本の国益を守るために必要な措置なんです」という財務省官僚に、松岡が「国益だとっ? どこの国の国益だっ?」と声を荒らげ、「(ドル買いで購入する)米国債は持てば持つほど損をするが日本株を買った外国人投資家は大儲けじゃあないか!! 介入資金は、結局税金なんだぞっ!!」と一喝する場面がある。


 「円売り介入への微妙な思いを代弁する部分がある」といい、日銀内の評判は悪くないという。


 短資会社のエコノミストが『ゴルゴ13と外為特会外債売却』というリポートを出したのをきっかけに、テレビ東京系の『ワールドビジネスサテライト』に取り上げられたほか、AP通信、ウォールストリート・ジャーナル、ダウ・ジョーンズも報道した。「最近、ここまでビビッドに反応があったのはなかった」(小学館の担当編集者、西村直純氏)。


 18日の参院財政金融委でも取り上げられ、谷垣禎一財務相が「20年ぶりに『ゴルゴ13』を読んだ。今の立場を離れて読めば面白い」と感想を漏らしている。


 なぜ、為替介入をテーマにしたのか。西村氏は「今年は米大統領選があるので、国際経済を焦点としたものをやりたいと(脚本担当者らと)相談していた」と話す。


 「ゴルゴ13」の場合、5、6人の脚本家が交互にストーリーを書いている。以前、作家の船戸与一氏が別のペンネームで、40作ほどのシナリオを書いたというのはよく知られるエピソードだ。


 今回、脚本を担当したのは40代の元銀行マン。「10年くらい脚本を担当している。現在はシンクタンクに勤め、会社にはナイショにしている」(西村氏)といい、東京三菱銀行が誕生する2年前、「銀行の大合併が起きる」という話を書き、劇画が現実をスクープしたと話題になった。


 25日に中編、4月10日に後編が掲載される。誰がゴルゴの標的にされるのかを含め今後の展開が注目されるが、前出の西村氏は「ホワイトハウスの権力闘争の話になり、ゴルゴ13がどうからむのかがポイント。誰かを狙って終わりでなく、やや複雑な役回りを演じています」と話している。


◆相場雑感 ケンミレ株式情報 3月25日
http://www.miller.co.jp/kmp00/visitor/market/report/

昨日ECB(欧州中央銀行)が利下げを匂わせる発言をしたことで、ユーロが売られて対円では3月8日で138.57円だったのが、128.57円と130円を突破して7.2%も円高が進みました。対ドルでも2月16日の1.2893ドルが1.2130ドルと5.9%もユーロ安が進んでいます。

日本では必死で円高阻止の介入をしたにもかかわらず、対ドルでは105円台と終わってみれば円高水準に逆戻りしていて、ユーロ高阻止の介入を全くしていないユーロは自然にユーロ安になっています。

背景には日本の景気が良くなっているというファンダメンタルズ要因がありますが、もう一つは『上がり過ぎれば下がり、下がり過ぎれば上がる』という相場の性質を反映した動きがあると言えます

ところが日本のように無理な介入を続けますと、これは為替ディーラーやヘッジファンドの絶好の餌食となります。なぜならば、常に円を売ってドルを買うという需要(介入)がありますので、円を買ってドルを売る仕掛けを『いくらでも行える』からです。

通常は円を買おうとしても『売りがなければ買えません』が、常に政府・日銀が円を売ってくれますので、ディーラーやヘッジファンドはいくらでも円を買えます。これが為替市場の歪みを更に深める結果となり、介入しても介入しても円高が止まらない一因になっています。

これは1980年代後半の円高局面と1995年の円高局面で既に『経験』していることなのですが、政府・日銀は経験則を次の行動にいかさない(自分の金ではないので、損しても自分の懐は痛みませんし、責任を取る必要もないという緊張感のない環境が招いていると思います)ために、今度も同じ失敗を繰り返しているのではないかと思います。

そして、この政府介入の失敗によって巨額の評価損が出て債務超過になっているのではないかという追及を国会で受けているわけです。

財務省は収支を発表しませんので本当のところは分かりません。しかし、国民の税金を使っているわけですから、本来ならば『どうなっているのか』を国民に報告する義務があると思います。


(私のコメント)
日本経済新聞を読んでも経済のことが分からないのは新聞記者たちの資質に問題があるわけですが、日本政府の官報化して独自取材の記事は一割にも満たしません。その一割も企業人事などのどうでもいい記事が多く役に立ちません。その点で雑誌などは売れなくなれば廃刊ですから、物議をかもすような記事もどんどん書かねばなりません。しかし信頼性に欠けるようです。

ビックコミックというマンガ雑誌に「ゴルゴ13」というマンガが連載されていますが、この方が国際為替金融の実態に近いことが書かれている。新聞やテレビなどでは円高を阻止するために円売りをしていると報道していますが、実態は下落するドルの買い支えなのだ。この事は何度も株式日記に書いてきました。

いまやアメリカから雪崩を打ってドルがEUや円に還流しているわけですが、政府・日銀がやっている事は、為替投機筋を助けてやっているようなものだ。手持ちのドルをユーロや円に代えたくともユーロや円の売り手がいなければ買えません。ところが円に関してはバカな政府・日銀がいくらでも売ってくれる。為替投機筋は日銀に足を向けて眠れないだろう。

テレビや新聞などはそのような実態を明らかにしようとしないのは職務の怠慢がなせるもので、イギリスのFT紙などを見たほうがよくわかる。財務省や日銀もなかなか情報を公開しないので発表ものしか書けない記者は何も実態が分からないのだ。おそらく80兆円もの米国債の為替差損だけで10兆円規模の評価損を抱えているはずだ。ところが新聞はその事を問題にしようともしない。

「ゴルゴ13」によると政府・日銀が狂気の31兆円介入をした裏には、天才的スナイパーを使って松岡日銀副総裁を脅迫しているためだとしている。アメリカのFRB議長や財務長官などは口では日本の為替介入はけしからんと言いながら、裏では脅迫的手段でドルの買い支えを指令しているとしている。日本が裏切ればアメリカ経済が壊滅的打撃を被るからだ。

参考「株式日記と経済展望」のバックナンバー

「アメリカ金融帝国論」日銀の速水総裁の
円高論は「国を売る」ことの理論的根拠
http://www.asyura2.com/2003/hasan22/msg/569.html

打つ手を失った米国、ドル基軸通貨時代の終焉
アメリカ政府のATMとなった日銀は日本を滅ぼす
http://www.asyura2.com/0311/hasan31/msg/167.html

こんなにアメリカ国債を購入して大丈夫か?
日本国民の財産をアメリカのため使う財務省
http://www.asyura2.com/0311/hasan32/msg/712.html

◆日中の米国債保有停止あり得ない=米国は投資に最適−財務長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040326-00000547-jij-bus_all

【ワシントン25日時事】スノー米財務長官は25日、下院金融サービス委員会での証言で、日本や中国は米国債保有が自らの利益になるため投資を行っていると指摘し、「日中両国が米国債の保有を停止することはほとんどあり得ない」との認識を明らかにした。日中両国が米国債の保有を望まなくなるという「最悪のシナリオ」では、どういった事態が起きるかとの議員からの質問に答えた。 (時事通信)
[3月26日7時2分更新]

◆東京外為市場・25日=106円付近、日銀が介入も円買い衰えず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000628-reu-bus_all

[東京 25日 ロイター] 午後5時過ぎのドル/円は、前日NY終値から軟化し、106円近辺で取引されている。日本経済の回復に対する期待感から、海外勢を中心とした円買い意欲は衰えず、ユーロ/円は約4カ月ぶり安値、ドル/円は約1カ月ぶり安値に下落した。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が広がっているほか、地政学的リスクがドルの上値を抑えていることも、市場が円買いに傾きやすい要因となっている。ただ、ドル/円、ユ−ロ円ともに下値では実需筋を含めた買い意欲もあり、夕方は安値圏でもみあい。また、日銀は午前に断続的なドル買い/円売りを行い、円高進行を阻止したもようだが、当局の介入姿勢が弱まっているとの見方が多くなってきている。
 前日海外の流れを引き継ぎ、きょうの市場でも円買い意欲の強さが目立った。日本の景況感の良さから海外勢を中心とした円買い興味は衰えず、ECBの利下げ観測が広がっていることや地政学的リスクなどからドルを買い上がる材料にも欠けることも、市場に円を選好させている。。(ロイター)
[3月25日18時10分更新]


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