投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2004 年 5 月 08 日 00:47:09:d1qFhv8SE.fbw
【パリ7日共同】6日のフランス紙リベラシオンによると、国際エネルギー機関(IEA)のマンディル事務局長は、原油価格の高騰がこのまま続けば、物価の上昇が世界経済の回復を損ない、石油危機の再来もあり得ると警鐘を鳴らした。
事務局長は、原油高騰の原因は石油輸出国機構(OPEC)の生産抑制にあるとし、危機回避には増産と備蓄の積み増しが最善の策だが、産油国は備蓄の回復には協力的ではないとの認識を示した。
また原油高による国内総生産(GDP)の伸び率に対するマイナス効果は、日本で0・4%、米国で0・3%、欧州ユーロ圏で0・5%に達し、重債務貧困国では2%近いとしている。
IEAは、原油価格が3年前に比べ10ドル高の1バレル=35ドルの高値水準が続けば、世界経済の成長率は0・5%落ち込み、2550億ドル(約28兆円)相当分が失われるとしている。(共同通信)
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