★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産35 > 298.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
なぜ日本の軸受が世界を動かしたのか?−第二次大戦後の日本における転がり軸受の技術史−中央大学理工学部教授 角田 和雄
http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/298.html
投稿者 hou 日時 2004 年 5 月 22 日 21:35:12:HWYlsG4gs5FRk
 

.まえがき
日本の転がり軸受産業は,第二次世界大戦末期の1944年に最高3500万個の生産1)を最後として,空爆によって壊滅した。そして1990年代の国内生産は20〜30億個台になった2)。いま,日本の転がり軸受産業は世界各地でも生産活動を展開し,国際化が進んでいる。日系企業による転がり軸受の生産額は,1991年には世界の約28%になっている3)。

ここに述べる軸受の技術史では,初めに,第二次大戦後の民生品需要に特化した日本の転がり軸受産業における技術思想の形成と展開のプロセスを明らかにする。次に,この技術思想の創成には繊細な感性をもつ日本人の国民性が寄与したことを示す。さらに,初めは,日本という地域的なニーズに対応した技術が,有用な技術として普遍性をもつようになり,全世界に普及したことを実証する。

一般に工学の研究結果は論文として公表される。従って,工学史は公表された論文によって構築できる。しかし,技術は産業の現場で研究・開発され,商品の形として公表されるだけであるのが普通である。そのため,その商品を形成した技術思想は殆ど知られることがない。さらに,技術はノウハウとして産業の内部で保持・伝承される場合が多い。そのため,技術史およびその背景にある技術思想の記述には困難なことが多い。また工学史では,研究の日付けは公表論文によって確定できるのに対して,技術が産業の現場にまで普及した日付けを特定するのは難しい。従って,この軸受技術史では,技術開発の時期は幅のある記述になっている。

↓続き
http://www.ise.chuo-u.ac.jp/TISE/kyouyou/4kakuta1999110/

 次へ  前へ

国家破産35掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。