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なんでも思い通りになるのだという育て方をすると、 極めて依存心の強い、 自立できない子供に育つ。1990/10/10
http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/727.html
投稿者 hou 日時 2004 年 7 月 09 日 08:06:28:HWYlsG4gs5FRk
 

(回答先: 私達は洗脳されていました。不良債権の処理こそが構造改革だと。。。[某掲示板より] 投稿者 奈々氏 日時 2004 年 7 月 08 日 23:47:49)

●援助交際・マザコン・自立できない子供・・・などなど
いまのこの金融機関の状態を健全もしくは、肯定するひとは「甘えが強いのでは?」


銀行・企業崩れる甘えの構図(中)広がる摩擦――株持ち合い弱みに。, 日本経済新聞


 「日米構造協議は必要なかったのかもしれない」――銀行株の株価下落を示すグラフをみながら大手商社の財務担当幹部は苦笑する。構造協議でやり玉にあげられた株式持ち合い関係が、「日本の強みではなく弱みになりつつある」からだ。
 半導体関連製品メーカーの東芝セラミックスもそうした悩みに直面する企業の一つ。銀行株をはじめとした同社の株式評価損は九〇年三月期に九億六千万円に達し、さらに九〇年九月中間期には半期で約十億円にのぼった模様。同社の木村光三取締役は「銀行との株持ち合い関係をやめるわけにはいかないが、収益的に負担になってきたのは事実」という。
 電子部品専門商社の加賀電子のように本業は好調なのに、銀行株を中心とする持ち合い株の評価損で九一年三月期の経常利益が前年比二ケタ減少予想の企業も出ている。日本電信電話(NTT)の場合は銀行株だけで、九月まで半期の評価損が百六十五億円に達したという。
 それも当然で、銀行の株価は三月末比で半値近い銘柄ばかり。旧財閥系など古くから持ち合い関係にあり、保有銀行株の簿価が低い企業はまだしも、最近になって銀行と持ち合いを深めた新興企業はこの直撃を受けた。
 「銀行と株式を持ち合っていれば、甘えもきき、いざという場合も安心」との利点は薄れ、むしろ持ち合いのマイナス面が目立ってきた。
 銀行側も持ち合いによる安定した対企業関係などというのんびりした姿勢はとりにくくなってきた。東京、大阪、名古屋三市場での株式売買状況をみると、銀行はことし一―九月に合わせて一兆千百十七億円もの売り越しとなった。銀行の売り越しは過去十七年間で初めて。企業の財テク運用の受け皿である特定金銭信託やファンドトラストの縮小が大きな要因だが、金利自由化と金利上昇による収益悪化が銀行に「益出し」のための株式売却を迫ったことも理由の一つだ。
 全国証券取引所協議会がまとめた所有者別持ち株比率によると、全体に占める金融機関(投信を除く)の持ち株比率は八九年度に四二・三%と二十六年ぶりに減少に転じた。今年度これがさらに低下するのは間違いない。
 しかし金利上昇や株価下落といった環境変化の影響は、企業と銀行の関係希薄化という単純なものではない。逆に銀行にすがる企業も続出する。
 代表例が中堅商社、伊藤万。九月中旬、伊藤万の取引銀行のうち外国銀行や地銀の一部が貸金の回収などに動き始めた。不動産投融資の急増で、同社の有利子負債が九月末で一兆三千億円に達する見込みがはっきりし、「負債過大」とみたからだ。
 これを抑えたのは主取引銀行(メーンバンク)の住友銀行。外銀や地銀に「ウチが全面的に協力、支援する」と宣言、伊藤万と協議の上で今後半年で約三千五百億円にのぼる同社の債務圧縮計画を固め、他の銀行を説得した。しかし住友銀と伊藤万の間に意見の食い違いがあるとの観測から、磯田一郎住友銀行会長の辞意表明後、再び他の銀行の間に動揺が広がる気配だ。
 財務内容からみれば明らかに「メーン」頼りの企業が、そのメーンバンクとの対立をうわさされる。そうした主取引銀行と企業の奇妙な摩擦は、やはり巨額融資をテコに業容を拡大した不動産会社やノンバンク企業にも波及している。かつては考えられなかったこうした事態も「金余り時代に生まれた甘え合いに銀行も企業も慣れてしまった」(三菱銀行首脳)ためだ。
 持ち合い関係の希薄化と裏腹に、収益悪化に向かう企業は主取引銀行への依存を深める。しかしその関係も「蜜月(みつげつ)時代」とは異なり、互いに苦悩だらけの関係だ。
 企業と銀行の関係変化を象徴するのが「貸し借り関係の逆転」だ。自己資本比率向上のため都銀を中心に銀行は過去ほぼ三カ月間に劣後ローンや劣後債で約二兆円を調達した。貸すのは生命保険会社のほか一般企業だ。
 三菱商事は都銀数行に総額約五百億円、日産自動車も約百億円、いずれも金融子会社を通じて劣後ローンなどの形で貸す。海運会社や石油会社の金融子会社も銀行への重要な貸し手だ。銀行が弱体化する中で米国でみられた「貸し手は企業、銀行は借り手」という現象が日本にも上陸したことになる。
 これほどの資金を銀行が吸い上げ続ければ、金利全般の上昇要因になる。それがいずれ一般企業の首を絞める――借り手が銀行の時代にはそんな落とし穴も待っている。

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