ボーリング地質調査の中止などを求める決 議が採択された「基地建設阻止座り込み100 日集会」＝27日夜、名護市の辺野古漁港前

　【名護】名護市辺野古沖での米軍普天間飛行場代替施設建設に伴うボーリング地質調査に反対する座り込みが100日を迎えた27日夜、辺野古漁港前で「基地建設阻止座り込み100日集会」（主催・基地の県内施設に反対する県民会議、ヘリ基地反対協議会）が開かれた。

　集会では同調査の中止と普天間飛行場の辺野古移設計画の撤回を求める決議と、移設を進める日本政府や稲嶺恵一知事、岸本建男名護市長に抗議し、建設断念を迫る「新基地建設阻止座り込み100日集会アピール」を採択した。

辺野古の海岸から見える米軍 キャンプシュワブ(写真中央 白い建物)沖縄が好き

　集会には主催者発表で約500人が参加。

　山内徳信県民会議共同代表は「座り込みには、県内外や国外からも支援が寄せられている。この闘いは勝たなければいけないし、勝てるはずだ」と述べ、座り込みの継続で代替施設建設を断念に追い込もうと呼び掛けた。

　安次富浩ヘリ基地反対協代表委員は「市民、県民の応援で100日も座り込みを継続できた」、命を守る会の金城祐治代表は「日本の平和のためにいま行動しないと、いつやるのかと呼び掛けたい」と話し、支援を訴えた。

建設用ボーリング調査事務所 (反対派の頑張りで塀の基礎 しかできていない)沖縄が好き

　沖縄市の実家へ帰省中に、集会を知って駆けつけた坪川奈弥さん（31）＝石川県＝は「本土では沖縄の基地問題は沖縄だけの問題という意識が強い。これ以上沖縄に基地を造ってほしくない」と話した。

　採択された決議文はアピール文を添えて、米国政府や日本政府など関係機関に送付し、稲嶺知事や那覇防衛施設局などには手交する予定。

辺野古漁港の桟橋から：桟橋右は青 い海、左は赤土が流失し赤くなった海。 基地建設とは関係なく自然破壊は確 実に進んでいます。沖縄が好き

[7月28日11時27分更新]

建設断念まで心ひとつ　辺野古で座り込み100日集会

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