★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文11 > 284.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
朝鮮半島・白頭山、100年に2回大噴火…世界的異例(読売新聞) ― 9世紀にも巨大噴火。渤海滅亡に影響?
http://www.asyura2.com/0403/jisin11/msg/284.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 12 日 17:36:01:eWn45SEFYZ1R.
 

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040711i403.htm

朝鮮半島の最高峰・白頭山(標高約2750メートル)で、過去2000年間で世界最大級だった10世紀の巨大噴火に匹敵する大規模な噴火が9世紀ころにもあったことが10日、東北大などの研究グループの調査で明らかになった。

 火山灰や軽石が日本に到達するほどの大規模噴火が100年以内に同一の火山で連続して起きた例は、世界的にも知られていない。

 白頭山は中国と北朝鮮の国境に位置する活火山で、10世紀の938年ころに巨大噴火したことが地質学的に知られている。その規模は、ローマ帝国の都市ポンペイを埋没させたイタリア・ベスビオ山の噴火の数十倍と言われ、北海道や東北地方北部で火山灰が確認されている。しかし、中国などの古文書には噴火の記録が一切なく、詳しい実態は分かっていなかった。そのため、日本と中国、韓国の研究グループは2000年から4年間、白頭山の中国側の地質や伝承を調べた。

 その結果、山頂から東北東に約15キロ離れた沢で、10世紀の巨大噴火でできたと見られる厚さ1メートルの火山灰などの堆積(たいせき)物を発見。さらに、その下に2センチの土壌をはさんで、厚さ25メートルに及ぶ火山灰や軽石の堆積物を見つけた。堆積物から採取した木片の年代を測定したところ、9世紀ころの噴火で火砕流が堆積してできたものと分かった。

 10世紀の巨大噴火は、中国東北地方で栄えた渤海(698―926年)の滅亡とは無関係だが、新たに9世紀ころの巨大噴火の存在が明らかになったことで、研究グループ代表の谷口宏充・東北大東北アジア研究センター教授(火山学)は「この噴火が、渤海の滅亡に影響を与えた可能性がある」と話している。

 ◆白頭山=中国名は長白山。山頂には火口湖の天池がある。朝鮮民族発祥の聖山であるほか、北朝鮮では金正日総書記が生まれ、故金日成主席の抗日闘争の拠点だったとされており、「革命の聖山」とも呼ばれている。

(2004/7/11/10:39 読売新聞 無断転載禁止)

 次へ  前へ

地震・天文11掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。