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「社会の磁場」について
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投稿者 まっくす 日時 2004 年 4 月 20 日 03:47:14:1gyEqZlfbcB1s
 

(回答先: まっくす様って、一体何モノなんでしょう(笑) 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 4 月 19 日 00:27:03)


ぷち熟女さん、こんばんは。

スイマセン、ちょっと長いです。

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いや、あの『つくづく情けないなあ』は、国民のお金が
ああも露骨に鷹揚に持ってかれ続けているのにだーれも
どうにも出来ない、結局はそのことに関してのコメント
だったのかな、と思っておりますの。
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なるほど、そうでしたかぁ(笑)。

ぷち熟女さんのコメントに込められている意味は、ちょっと人によっては
誤解を受けますね。立場がだんだん古株になってくると、だんだん、
ちょっとした文言に注意することが必要になってくるでしょうね。

そうしないとそれらを読んだ真実を知る人々からは積極的な返答は
期待できないと思ったほうがいいかもしれません。
阿修羅内にも、ぷち熟女さんの「人格」というものが形成されてますから、
それを裏切らない意味でも「表現の取捨選択」は大事な要素です。

もちろん愛嬌は必要ですけど、それは既にみんなから慕われているわけ
だから。私へのレスではむしろ、ぷち熟女さんなりの得た情報に対する読み
で補って欲しい、とちょっとこちらの心情を記しておきます。

今回の情報だってネット時代になってどこかに必ずバラす人がいるわけで、
それ自体はたいした問題じゃないかもしれません。

でも、ほとんどの国民はそれを知らず、ぷち熟女さんは知ることができる立場に
あります。そうである以上、得た知識をどの領域にどう生かすのかってことが
重要になってきます。

ましてや、若かりし頃のように、それらを盾にして政府に告訴したり、
反権力抗争やボランティア募金を募ったりするわけではありますまい。

だいじなのは静観しつつ(行動に直結せず)、冷静に状況を判断し、
政府や要人が発するコメントの「意味(意図)」を見極めることです。

そうすれば、きっと将来、知り得た情報を有効に活かすことができますよ。


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ええっとですね、あたくしは実生活の中でお金を道具として
使ってはいても経済のことはからっきし分かんないんですよ。
(そのクセ、何やら小狡いことを企んでいるヤツらがいると、
意識していなくても勝手に鼻が利いて勘づいちゃったり
するんですが、ホント、要らぬ才能です ね。)
あとで、論議が進んで大体の骨子をご説明し終わって
いただいた段階で
『ぷち熟女でも幼稚園児でも分かるよーん』バージョン
を書いてみて下さいませ。
その時までは、ただ読んでいるしかないんですの。
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なるほど・・・

関心はあるけれど、どう口をはさんでいいいのかわからない、
書かれている内容は理解できるけど、頭の中で何だかつながらない、
といったような意味ですよね。

『つくづく情けないなあ』と思う気持ちが失せるぐらい、
政府を含めすべての領域において経済システムが金縛り状態にあるという、
「地獄絵図」を描けばいいわけですね(笑)。

難しいなぁ。どこから描いたらいいんだろ・・・。

雑談版であっしらさん達と恋愛談義していたみたいに、
問答の形でやってみますか?

それとも・・・
すみちゃんみたいに浮かんできた疑問を「放り投げて」くれますか?

入り口としては、そうですねぇ・・・
たとえば、ぷち熟女さんは「ものづくり」の人なんですよね?
自営業?お店の経営?差し支えない程度に教えてくださいますか。
それによって、ぷち塾女さんの身の回りの事象なんかとリンクする
かたちで、わかりやすく展開できるかもしれません。

Mさんやすみちゃんとの「歴史談義」と同時並行で進めながら、
それらとリンクさせながら論議していくと、より重層的な議論の場に
発展させられるかもしれませんね。


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まっくす:
既に「国家間の相克」という軸で考えること自体が、
"彼ら"の思う壺であり、「制度的思考」なのです。

ぷち熟女さん:
この辺りは、戦争版でも書いたように、過去に文化系の
ボランティア協会二つの設立に関ったこと があって、ミクロな規模ながら、
もう肌で味わい尽くしたことなんですよね。

まだ青かったもんで、ボランティアであれ、行動を起こそうという意思でもって
その行動を起こすことを可能たらしめるためのストラクチャーを設立して
稼働し始めるや否や、こちらの設立の趣旨と脈絡もへったくれもない存在である
クセに、そういったストラクチャーのうまい利用の仕方は知り尽くした団体や
個人が構成員に取り入って、蟻やピラニアのように群がって来る・・・
そういう様子をシュールだなあ、これはー、と思いながら見ていたものです・・・。
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なるほど、ボランティア系の組織自体に、競争原理(宿主−寄生関係)が
「浸透」しているということですね。

みんな理念的なところ(善意)からスタートしてるけど、
いつの間にか「お金の奪い合い」みたいなところへ落ち着き、
骨抜きにされちゃう、と。
まさに、経済システムの金縛り状態のサンプルじゃないですか。

その「蟻やピラニアのよう」な人々も最初からそうだったわけじゃない
可能性がありますね。どこかで行動転換したのかもしれません。

おそらく、きっかけは「組織はおいしい」と気付いたときでしょうね。
結局、理想を実現するための手段が、力をつける為の目的になってしまう、と。

「力がなきゃ何にもできないじゃないか」と開き直れば、理想なんて
「看板」に過ぎなくなる。
現在のほとんどすべての組織に通有する現実じゃないでしょうか。

私は知人たちとの会話で、こうした傾向性(収束性)のことを
「社会の磁場」と呼んでいます。

「理念」や「善意」が、「暴力」や「おカネ」の磁力に吸い寄せられ、
その吸引力があまりに強いんで、人間が本来やりたい方向へ動けば動くほど、
磁力に逆らわなければならなくなる。ストレスが増幅する。

たいがいの人間は途中で諦めるか(堕落)、
死んだふりして生きざるを得ない(無関心)。
このような閉塞した社会状況を「磁場」にたとえているわけです。

(今後、多用する可能性のあるタームです。)


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そういった個人的な経験を、近年、自分の実生活がその影響を被らないわけ
にはいかないもっとマクロな規模のストラクチャー同士の関わり合いを
観察するという形でなぞっているだけの、まあ平たく申し上げればそういう
ことなんで、実は驚くことも呆れることもないはずなんですけどね。

CPAなんてもの、少数のイラク人をシンボリックに取り込んだ、
ピラニア主導のストラクチャーに過ぎませんからね。
それでも、毎度脅し、いたぶられ、騙されて掠め取られるその金額の
大きさには、ちょっといつまでも慣れられそうにはないですよ。

他の方々の過去のご投稿のお蔭さまで、さしものあたくしにも、
日本国も維新前から世界中の多くの国々同様、ただ食い物にするために
手塩にかけて育てられて来たことが分かって来ていました。

今は、やくざな『自称養父母たち』から、世界国家建設のために要るのだ
ということで『大きくしてやったろう、無事に暮らしているのが誰の
お蔭か分かっているだろうね?』
と稼ぎをもぎ取られ続けている状態なわけですね。
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そうなんです。

金額の桁が違う、影響力の桁が違う、というだけで、大なり小なり同じことを
やっているわけなんですよね。

相手が個人であれ、組織であれ、国家であれ、同じ仕組みの「社会の磁場」に
引っ張られて、ある意味で、「人が人ではなくなっていく」わけです。

「大人になったらわかるさ」と幼い頃に諭されていた意味が、
大人になって社会に出てみて、何となくわかってくる。
「これが大人の世界なんだ」って納得したいけど、どうも腑に落ちない。
そういう意味で「人でなし」みたいな感覚にとらわれる・・・

「腑に落ちない」って自覚があるならまだしも、日常の忙しさに追われて、
そんな気持ちにかまってられない。忘れる。

それらは無いものとして行動した方が「合理的」だと、
年をとればとるほど、自分に言い聞かせる・・・

この場合の「合理的」とは何でしょうか?
「社会の磁場」に逆らわず、自分の有利になるように行動することです。

そのことで誰も文句は言えません。自由意志=「人の勝手」ですからね。
すべては自己責任だし、他人の迷惑にならなければいいだろう・・・

こうして楽しみの先送りを繰り返しながら、我慢に我慢を重ね、
やがて引退を迎える・・・

この変な力の源はいったい何なのでしょうか?

私の感覚では、「足りない」という欠乏感からくる「マイナス族」の
思い込み、プラス方向へひたすら駆り立てる指向性(=「欲望拡大」指向)
なんだと思います。欲望は欲望を再生産しますから、自足を知りません。

このような欠乏感(欲望拡大)を運命づけられた社会では、
よっぽど才能のあるアーチストとかプロ野球選手とかじゃないかぎり、
「子供のようなきらきらした目」を保って人生を送ることは至難のわざです。

多くの人たちは「社会の磁場」に引っ張られ、ひとつひとつ諦めながら
生きざるを得ない。端的にいえば、「死んだように生きる」生存様式が
定着していきます。

あ〜あ、書きながら気が滅入ってきた・・・


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『我々の役には立つけど、外からもぎ取ってもぜ◯んぜん
美味しくないお金』っていうのは作れませ んかねえ?
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作れますよ。これに関しては断言しておきます(笑)。
既にプロトタイプは私の中にあります。

でも今の状況では実現不可能です。
Mさんじゃないですけど「まだ落ち方が足りん」からです。

「社会の磁場」が人を生かさない方向に向かわせているシステムの
根本矛盾に気付かないかぎり、多くの人々はこのまま突き進みます。

実現不可能になるための必要条件って、実は、

・日本という庶民の「くに」が世界の中心的役割を担うこと。
・"彼ら"が自分達の価値観を含め、その限界に気付き、方向転換すること。

この二つだけです。


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まっくす:
最後の希望が存在するとしたら、私のいう「くに」という枠組み(共同性)を
見直すしかないのです。(中略)
人々のうちにはいまも「ダルマ」が生きています。それを、我々に最後に
残された「くに」とその立命手段である「貨幣」にいかに反映させるか、
照準はおのずとそこへ絞られていくはずです。おわかりいただけますか?

ぷち塾女さん:
ええ・・・まだ朧げにしか理解できないんですけどね。
まっくす様が始めておられた論議に魅力を感じていたのは、
あたくしに全く理解できないわけではないという証拠なんだろうと思います。
でも、上に書きましたけど、現在の我が国は『自生した』
くにではないでしょ?
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「現在の我が国は『自生した』くにではないでしょ?」の意味は、
(特に明治近代化以降の日本は)日本人が自発的に作り上げた国じゃない、
外発的だという意味でしょうか?言い換えれば、オリジナルじゃないっていう?

そうだとしたら、そもそもオリジナルの重要性ってなんですかね。

一神教的世界観も結構なんですが、何でも神様のせいにするのは本当に
「自生」的な生き方なんでしょうか?

むしろ、最終的に神に責任を押し付けられるという意味では、
「じゃ、そういうあんたは何なの?自分はどこにあるの?」って
聞きたくなります。それって「自己自己」いいながら、
ちっとも「自己」がないのでは?

永遠に「自己(事故?)」がないから「安全」だ(笑)。

まあ、この辺りのオリジナリティ系の話は、歴史談義でも出てくるだろう
ネタなんで、簡単に触れときますが・・・

日本という「くに」は、アメリカの千年、二千年前、人種のるつぼを
経験済みなわけです。すみちゃんの仰るように、「島嶼への流入は
当たり前」なんですね。

閉鎖的だとか何とか言いますけど、日本の歴史をよく見れば、人、もの、
情報がつねに外部から流入し、それを受け入れ続けている「くに」です。
そういう意味では、現在の状況も、過去に経験済みなんで処女(童貞?)
じゃないんですね。(ぷち塾女さんのように「熟れてる」わけです。)

で、ここが大事なポイントなんですが、なんでそのアドバンテージを
活かさないの?ってこなんですよ。

そうした経験をもとに作ってきた伝統の「核」が生きているかどうか、
そこが私の言う「連続性」の問題なんです。

(この辺はMさんのサポートコメントが欲しいところです。)


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成り立ちそのものが、食い物になるための構造に
なってるという傍証に満ちていますからね。
現在、政治・経済の両面でそういう構造ががっちり
出来上がっているところに我々が創造した『おカネ』を
流通させるだけで、我々の生活が変えられるんですか?
まずそういう疑問が湧き上がるんですの。
現在の日本国の政体のままで、我々庶民のくにを立命
させることが出来ると考えていらっしゃるのですか?
そこで『もちろんそうですとも』と言っていただけるなら、
ただ聞いているしかないんですが、その先をどんどん
お話しいただきたいと思います。
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我々の生活は変えられます、と言い切っちゃっていいでしょう(笑)。

日本国の政体がいまのままかどうかは(そもそも政体という概念自体が
この国ではなじまないので、将来その概念が存続するかどうかも含めて)、
よくわかりません。

でも、少なくても我々庶民の「くに」を立命させることは可能だと思います。

前回のレスにも書きましたように、「政治」云々は日本の「国家間の役割」に
比べれば大して重要じゃないと考えています。

(阿修羅の多くの議論・関心が戦争を中心とした「政治」に向かっているが
ゆえに、表面上そう見えるのはよくわかりますが。)

でも、上述の「社会の磁場」が働くような経済システムのなかに、
人々は放り込まれて、生きています。
これが情勢を最も左右している根本動因だと思います。

(この辺りは異論はないですよね?)

ちょっと、わかりにくいか?
思考回路をちょっと変換してみます。

現状の経済システムにおける国家間の関係性を考えてみると、
日本という「くに」(たぶん、一部の親日的な東南アジア諸国
も含めて)は、地球的に見て「与える」という属性を多く担っている
ようです。

"彼ら"の認識のタームで書くと「取る=奪う」「取られる=奪われる」
となって、日本は「奪われる」側です。

でも、よ〜く考えてみてください。
貿易と同じで、経済はつねに相対の関係です。

奪う側が存在するから、取られる側も存在できるのです。
それがなければ、そもそも関係が存在しない。
関係がある以上「取った」「取られた」という事実が必ず存在します。

これは善悪の問題というより、役割分担とか地理条件、あるいは歴史条件の
違いの問題です。

・・・と、ここでいきなりですが、ぷち熟女さんに質問です。

あなたは「与える」側になりたいですか?それとも「奪う」側?

答えは明らかでしょう?
そして、その思いがこの「くに」の本来の属性です。

日本のように「奪い甲斐のあるくに」があるから、
"彼ら"だって存在できるし、「楽しい」んです。

日本が心底「与える」ことに飽き、文字通り鎖国してしまったら、
本当に困るのは"彼ら"自身なのです。だから、絶対に殺さないんです。

羽交い絞めでも、脅しでも、すかしでも、お愛想でも、とにかく
どういう手段でもいいから、日本を延命させ(生かさず殺さず)、
日本が逃げないように囲み込もうとするんです。

さらに書いてしまうと・・・
日本という「くに」の庶民はホント不思議な存在なんですね。

とにかく絶妙なバランスで「奪う」「奪われる」の内国比率を
事後修復する性質があるようです。長年の混血を経て、DNAの複雑な
交配がもたらした、独特な遺伝的な民族形質とでも言うんでしょうか。

つまり、日本だって「奪う」属性は持ってるわけですが、
そっちが行き過ぎたなと思うと、「与える」属性に自律転換する
修整能力が備わってるんですね。

これらの「ギブvsテイク」比率を変えるのは、外交とか駆け引きとか、
そういう意識的なものというより、その都度の情勢を体感して、
どちらに傾けば合理的か集合体として判断して動くためなのだと思います。

近い将来、より強大な「奪う」力が、強烈に(命がけで)日本から奪おうと
するでしょう。そのとき、ナント!、日本の庶民は必死になって「与える」
行動に走るようになります。

不思議でしょう?

でも、つねに受け身的な対応で世界のバランスを保とうとする、
とんでもない属性を担っている国なんですよ、ここは。

だから平気で「無私」とか「平明心」とか「禊ぎ」とかいう精神用語が
日常に飛び交うんでしょうね。

そして、そして・・・
いつか、戦乱の世の中で、世界が荒廃し、地球環境が限界にきて、
"彼ら"が、本音で自分たちの限界に気付く時がやってきます。

そんなとき、太古から培ってきた日本の叡智が必要になってきます。

きっと日本人は微笑みながら、"彼ら"をなだめる行動に出るでしょう。
そんなことができるのが、まさに日本庶民の世界的使命なんですね。

・・・何となく希望が湧いてきましたか(笑)?


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フシギなお方です。
あなたのお立場でこんな書き込みをなさっていて
大丈夫ですか?
------------------------------------------------------------------------

立場なんかないです。
何度も言うように、一介の庶民で、議論芸人です!

あらぬ誤解や買い被りで、私の「ネットの自由」を制限しないように(笑)。

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