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神戸小学生惨殺事件のA少年が仮退院(3・10)(革マル派解放1814号)
http://www.asyura2.com/0403/nihon12/msg/677.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 4 月 14 日 20:19:37:0iYhrg5rK5QpI
 

神戸小学生惨殺事件のA少年が仮退院(3・10)

http://www.jrcl.org/

母親は冤罪と信じていた!

改めて暴かれた神戸事件の謀略性

 三月十日の法務省の発表によれば、一九九七年に発生した神戸小学生惨殺事件の「犯人」とされ、関東医療少年院に送られていたA「少年」〔当時十四歳、現在二十一歳〕が、その日仮退院した。この事態をまえにして、マスコミは彼の母の「手記」を公表しつつ、「本当に更生したのか?」、「再犯の可能性がある、責任はだれがとるのか」などなどとキャンペーンを開始した。
 だが、このような悪らつな宣伝のために利用されたA「少年」の母親の「手記」こそは、犯人=A少年という予断にもとづいてのマスコミの悪意と偏見にみちた報道とはまったく逆に、彼が冤罪であることを証明するもの以外の何ものでもない。わが同盟が一貫して暴露してきた神戸事件の謀略性が、それによって今、再び三たび証明されたのだ。

母親は「前から胸につかえていた事」を聞いた

 「二〇〇二年五月二十三日(木)、仙台に面会に行ったとき、長男の様子を見て、とっさに判断し、前から胸につかえていたことを聞きました。長男の顔をじっと見て『冤罪という事は、ありえへんの? お母さんは直接あんたの口からはっきり聞かんと、納得できへんネ!』私は泣きながら聞きました……」(「朝日新聞」三月十日夕刊に掲載された母親の「手記」)。
 ここには、少年に一番近い存在であった母親その人が、事件発生(一九九七年五月)以来一貫して息子の無実を信じていたことがはっきりと示されているではないか。「A少年=犯人=怪物」などとする恐るべき社会的狂騒がどんなに渦巻こうとも、彼を犯人とは言いえない諸事実を知っているに違いない母親は、警察に強要された彼の「自白」をまったく信用してはいなかったのだ。
 それだけではない。母親のこの問いかけにたいして、「長男は、私の眼をじっと見て、涙を浮かべて、下を向きながら『ありえへん』と一言答え」(前同)たという。彼は自分がやった、やらない、という主体的表現をせずに、ただ「ありえへん」とあたかも他人ごとのような言葉を使って答えたのだ。しかも涙を浮かべながら。このことはいったい何を意味するのか。
 もしも彼がかの事件を実行したのであれば、「ありえへん」などというリアリティの片鱗もない表現をとるはずがない。「ありえへん」という他人ごとのような言葉こそは、権力が七年間にわたって自分が「犯人」だと思いこむように彼を洗脳してきたことの赤裸々な露呈なのだ。じっさいA「少年」自身は、今でも事件そのものについては「まるで夢まぼろしのようだ……」としか言えない現状にあるという(「毎日新聞」三月十日付夕刊)。
 マスコミが大宣伝し、少年および彼の家族を袋叩きにしてきたにもかかわらず、母親はいまだに冤罪を信じ、彼も自分が犯人だと思いこまされ洗脳されているだけであるということが、母親の「手記」をつうじていまや誰の目にも明らかとなったのである。

無理矢理わきたたせられた「贖罪(しょくざい)意識」

 したがってまた、法務省が仮退院の理由としてあげた「(A「少年」に)しょく罪意識が芽生えてきたこと」なるものの欺瞞性も明らかではないか。
 当時わずか十四歳のA少年を警察に連行した兵庫県警は、彼を犯人に仕立てあげるために、両親から切り離したった一人にして、狭い取調室でとり囲み責めたてたのであった。彼を両親から隔離したままで、親から見放された∴モ識を醸成し、絶望状態に追いこみ、無理矢理「自白」を引き出した。それ以後さらになんと三ヵ月近くにもわたって両親が彼に面会することを妨害しつづけ、その間に捜査官らは、彼を自分じしん本当に「犯人」であるかのように思いこませ、洗脳していったに違いないのだ。
 さらにA少年が医療少年院に送られて以降、権力の意を受けた少年院当局は、二十四時間テレビカメラで監視しているわずか四畳ほどの独房に、彼を一日中、何年にもわたり閉じこめた。そのようにして、「しょく罪意識」をもたないかぎり、つまりは自分が犯人であると思いこまないかぎりそこから出ることができないという状態に追いつめたのである。
 このように権力はA少年を犯人に仕立てあげるために、必死になって彼を洗脳してきたのであった。そして彼は昨年秋にも仮退院すると言われていた。ところが権力は以下のように宣伝しつつ、ズルズルとそれをひき延ばしてきた。「『彼を出すのはとても危険です。……革マル派によって彼が取り込まれてしまうのではないか、そしてそのための計画が練られていると見ている』(法務省関係者)」(『月刊実話ナックルズ』〇四年二月号)と。これこそは、彼の仮退院を機に、われわれによって神戸事件の謀略性がよりいっそう鮮明に暴きだされることへの危機感を吐露したものにほかならない。仮退院となり母親の「手記」が公表された今、その権力者どもの恐怖はまさに現実のものとなりつつあるのだ。

浮かびあがるわれわれの謀略暴露の真実性

 われわれは神戸事件の発生直後から、米CIAが仕組んだものであることを直観し、綿密な調査と的確な分析にもとづいてこの事件の疑惑を具体的につきだしながら、謀略性を満天下に暴きだしてきた。(註1)
 あらためて確認するまでもなく、まずもって決定的なことは、A少年を「犯人」とする物的証拠は何ひとつなかったということだ。逮捕直後の記者会見で兵庫県警が「凶器」として発表したナイフからも、マスコミが注視するなかで大々的におこなわれた向畑の池の捜索の結果、発見された「金ノコギリ」からも、また首を洗ったとされる自宅の風呂場などなどからも、被害者の血痕があったという証明は何ひとつなされていないのだ。
 A少年の「自白」として『文藝春秋』九八年三月号に公表された「検事調書」にしても、そのことごとくが検事の下手な作り話にもとづいて誘導した結果であることが歴然とするものであることを、われわれは具体的かつ実証的に暴きだしてきた。その後今日にいたるまで、われわれのこの暴露をくつがえす証拠はもちろん何ひとつ「発見」されていないではないか。
 さらに、A少年が書いたとされた二つの犯行声明ならびに「懲役13年」という文章こそは、逆にA少年が犯人ではありえないことを証明するものだった。現に犯行声明の筆跡がA少年の筆跡と一致しているとは、兵庫県警科学捜査研究所でさえ判断できなかった。またこれらの文章の内容は、「大学生でも書けない」(立花隆)ほどの極めて高度な論理性や思想性に貫かれたものであって、国語の成績が良くなかったと言われる十四歳のA少年に書くことができないことは明白なのだ。いやむしろ、この「懲役13年」の文章の出所がアメリカ映画『プレデター2』の一節であったり、元FBI特別捜査官ロバート・レスラー著の『FBI心理分析官』やロバート・D・ヘアの『診断名サイコパス』からの引用であることなどからしても、神戸事件の背後においてFBIやCIAと結びついているグループが暗躍していたことは明らかなのだ。(註2)

今こそ神戸事件の真相を白日のもとに!

 すべての労働者・学生・市民・知識人諸君!
 神戸事件を仕組んだ米CIAの圧力を受けた日本の国家権力者は、当時のマスコミによる神戸事件報道の狂騒のなかで、日米のウォー・マニュアル≠ナある「ニュー・ガイドライン」を策定し、ネオ・ファシズム支配体制を飛躍的に強化して、現在のブッシュ政権につき従っての日本国軍のイラク出兵という一大攻撃にいたる道をしっかりと掃き清めたのであった。
 しかもこの背後では同時に、アメリカ権力者による日本の暴力装置(自衛隊や警察機構)の再編がおしすすめられた。諜報体制が弱かった日本の警察機構を米CIAのコントロール下に組みこみ再編する策動の如実な現われこそ、地下鉄サリン謀略事件につづく神戸小学生惨殺の謀略事件にほかならなかった。
 まさにこのことは、わが同盟が事件以来一貫して暴露し、警鐘を乱打してきたことではなかったか。われわれは、日本のマスコミ、知識人ならびに一切の諸党派の腐りはてた対応を弾劾しのりこえて、神戸事件のCIAがらみの権力犯罪としての直接性とその深層にあるものを白日のもとに暴きだすために奮闘してきたのである。
 すべての諸君! 神戸事件の謀略性を隠蔽するためのあらゆる策動を許すことなく、A「少年」が仮退院となった今こそ、事件の真相と深層を暴きだす闘いを、さらに前へ前へと進めていこうではないか。

(註1)社会問題研究会編『神戸事件の謎 A少年は冤罪だ!』(あかね図書販売)参照
(註2)「懲役13年」に引用されたダンテの「神曲」の文章は、A少年には入手困難な、当時すでに絶版となっていた寿岳文章訳のそれであることをわが同盟はいち早く暴露した。ところが、A少年を「天才型」の「直観像素質者」などとでっちあげて、だからダンテの文章を記憶できたのだなどと強弁していた朝日新聞。この朝日新聞が今日、なんの自己批判もなく「寿岳文章訳と酷似していた」(三月十一日付「天声人語」)などと書いているとは、破廉恥にもほどがある。

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