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米英軍はイラクから撤退しろ【BUND_WebSite記事】
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/111.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 4 月 19 日 00:16:21:WmYnAkBebEg4M
 

米英軍はイラクから撤退しろ【BUND_WebSite記事】
http://www.bund.org/editorial/20040415-1.htm

バグダッド・サマラ・バスラ 占領反対! 全土で一斉蜂起するシーア派

 イラクで、占領反対を掲げるイスラム教シーア派が一斉蜂起を開始した。シーア派はイラク全人口の6割を占める多数派だ。フセイン独裁下では支配階層から排除され弾圧されてきたが故に、フセイン政権崩壊を歓迎したシーア派。そのシーア派が今、出口の見えない米英による軍事占領に反旗を翻しはじめた。軍事占領を終わらせないかぎりイラクに平和はやってこない。

■爆発するシーア派の怒り

 4月4日、アメリカによる占領統治に強く反対しているイスラム教シーア派の若手指導者ムクタダ・サドル師支持者を中心に、イラク各地で反占領デモが行われた。デモは各地で暴動状態となり、占領軍部隊と衝突し多数の死傷者が出た。きっかけは、@サドル師が主宰する週刊紙が反連合軍活動扇動容疑で発禁処分になったこと、A同師側近のムスタファ・ヤークービー師が逮捕されたことだった。サドル師は4日、抗議のハンストに入ったといわれ、サドル師支持者を中心にイラク全土のシーア派がデモに立ち上がった。

 イラク南部シーア派の聖地ナジャフでは、1000人のデモ隊に英軍部隊が発砲。銃撃戦の末、アメリカ兵1人とエルサルバドル兵1人、それにイラク人をあわせて22人が死亡した。イラク南部では、バスラやナシリアでもデモ隊と英軍部隊などの占領軍が衝突している。

 首都バグダッドでは、シーア派の貧困層が多く住む北東部サドルシティー地区で反占領デモと米軍が衝突した。目撃者によると、サドル師派民兵組織「マフディ軍」と群衆が複数の警察署や政府庁舎を占拠。これを排除しようとした米軍部隊と銃撃戦になった。民兵は小火器のほか、ロケット弾も使用。上空には米軍の武装ヘリが旋回し、一帯は騒乱状態になった。この衝突で、米兵7人が死亡20人以上が負傷、イラク人1人が死亡。首都バグダッドにおける戦闘としては開戦以来最大の被害が出た。

 北部キルクークでも、反占領デモの最中に自動車爆弾が爆発、米兵2人とイラク人5人が負傷した。5日には、イラク南部の港湾都市バスラにあるバスラ州庁舎が、サドル師主宰の週刊紙アルハウザの発禁処分解除や拘束されている側近らの釈放を求めるサドル支持者により占拠される事件も起きている。

 こうした中、サドル師は4日、ナジャフ郊外クーファのモスクで声明を出し、「敵は脅しを愛し、我々の意見を抑圧し市民を軽べつしている。もはやデモは意味がない。デモ以外の方法を探るべきだ」「我々はこうした暴力に黙ってはいられない。敵を震え上がらせよ! 今こそ神の名の下に立ち上がり、最善を尽くして敵を完全に破壊せよ」と訴えた。

 サドル師は、フセイン政権下で暗殺されたアヤトラ(高位聖職者)のムハンマド・サーデク・サドル師の息子で、年齢は23歳とも30歳ともいわれる。過激な反米主義を掲げるシーア派強硬派の指導者として、米英占領下においても生活が改善されない現状に怒るシーア派貧困層の若者を中心に急速に支持者を広げている。彼らの怒りが、民主化も戦後復興もいっこうに行わない米英占領軍に向けて爆発しはじめたのだ。

 スンニ派武装勢力や反米勢力による米兵襲撃・反米テロに加えて、シーア派も占領反対を掲げて一斉蜂起を開始した。もはやアメリカのイラク占領政策は完全に破綻した。米英占領軍は一刻も早く主権委譲を行い、イラクから撤退するべきだ。

■米軍支援で疲弊する借金大国日本

 イラク占領政策の完全な破綻、世界中で頻発する反米テロ、膨大な貿易赤字に財政赤字、追いつめられ孤立化するブッシュ政権。アメリカ追随一辺倒の小泉政権は、そのブッシュ政権を必死になって支えようとしている。

 3月26日、参議院本会議で04年度予算案が与党自民・公明両党の賛成多数で可決され成立した。新規に発行される国債は36兆5900億円で、歳入に占める割合は44・6%と過去最悪。04年度末には国と地方の借金の総計が700兆円を超える。小泉政権は、「3年続きの緊縮財政」だというが、米軍支援予算だけは増え続けている。

 昨年10月小泉政権は、イラク復興支援の名目で2007年までの4年間で総額50億ドル(約5500億円)の米軍支援費の支出を約束。インド洋での自衛艦による米英艦船への燃料補給だけでも昨年12月の段階で総量33万4000キロリットル、150億円にものぼる。さらにイラクへの自衛隊派兵費用には総額377億円もかかる。

 04年度予算には、「北朝鮮の弾道ミサイルに備える」という理由で、「弾道ミサイル防衛(BMD)システム」の整備予算も計上された。アメリカからのBMDシステム導入には、契約ベースで1068億円もかかる上、実戦配備のためにはヘリ空母(1057億円)や空中給油機(240億円)なども購入しなければならない。

 だがこのミサイル防衛構想は、開発中のアメリカ国内でさえ、軍事的有効性が少ない(高速で飛んでくる複数のミサイルを迎撃するのは不可能)上に、何十億ドルもの膨大な開発予算がかかると、軍関係者からも批判が噴出しているシロモノだ。アメリカ軍需産業にボロ儲けさせるために日本がお金を出すようなものなのである。

 さらに04年度予算には、在日米軍に対しては総額は2441億円の、まさに至れり尽くせりの「思いやり予算」(在日米軍駐留経費負担)が計上された。沖縄で新たな米軍基地を建設するためのSACO関係経費266億円も日本が負担する。

 今、米軍横須賀基地では、将来の原子力空母配備をにらんだ12号バース(埠頭)の延伸工事が05年度完成を目指して進められている。これに伴い、新たに厚木基地に配備された空母艦載機FA18スーパーホーネットの整備用格納庫の新設工事や、横浜市内の米軍住宅施設の建設も先取り的に実施されている。横須賀への米軍原子力空母配備関連予算だけでも、思いやり予算から総額900億円も支出されようとしている。原子力空母はいわば「動く原子炉」だ。こんなものが横須賀に配備されれば、首都圏全体が放射能汚染の損害を被る恐れがある。

 昨年のイラク戦争では、横須賀基地の空母キティホーク戦闘群や三沢基地のF16戦闘機部隊などが参加した。地球規模での米軍の軍事作戦を支える在日米軍施設の強化が、思いやり予算という名の私たちの税金によって行われている。こんなことを続けていけば、借金大国日本はさらに疲弊するばかりだ。

■テロ対策の名による言論弾圧

 マドリードで起きた列車爆破テロの犯行声明を出したアルカイダ系の組織は、日本もイラク戦争における米国の協力者としてテロの標的に指定した。スペインに続いてアメリカのイラク戦争を支持してきたウズベキスタンでも、3月28日深夜から29日午前にかけて計3件の爆発があり、子供や警察官を含む計19人が死亡26人が負傷した。

 イラク開戦1年を前にした3月18日、ブッシュ大統領は、ケンタッキー州フォートキャンベル米軍基地で「テロリストたちは自由なアフガン、自由なイラクを憎み、標的にしている」「私たちは攻め続ける」と戦闘の継続を訴えた。小泉首相も24日、英紙「タイムズ」とのインタビューで、「日本でもテロが起きないとは言えない。テロへの備えを強化した。だが、日本がイラク復興支援から退くことはない」と、ブッシュとの盟友ぶりをアピールした。

 アメリカによる「イラク大量破壊兵器の脅威」でっち上げが暴かれ、イラク戦争の大義が喪失する中で、スペイン・ニカラグア・ホンジュラスがイラクからの撤兵を決定し、ポーランドも撤退を検討しはじめている。それでもなお小泉首相は、日米同盟護持を掲げイラク派兵継続を明言し続けている。もはやいつ日本を標的としたテロが起きても不思議ではない。

 警視庁は、ニューヨーク・ヤンキースが来日して行われた大リーグ開幕戦など3月下旬に東京ドームで開催されたイベントに、延べ1750人の機動隊、火薬をかぎ分ける警察犬を動員し、「過去最大の警備体制」を敷いた。都内主要ターミナル駅にも機動隊を300人投入、外国人が集まる繁華街などに警戒網を広げている。

 しかし私たち国民には、具体的にどのようなテロの脅威が迫っているのかは全く知らされない。小泉政権が報道各社に、むごたらしいテロ被害映像の放映や、テロの標的となる恐れのある施設やイベントの報道を自粛するよう要請しているからだ。

 自衛隊のイラク派兵に際して小泉政権は、「防衛庁発表」以外の報道自粛という報道統制を行った。警備公安警察は、自衛隊官舎に「イラク派兵を共に考えよう」と訴えるビラをポスティングした立川の反基地グループ・メンバー3名を、なんと「住居侵入」で逮捕・起訴した。イラク出兵からテロ警備へ、日本もまた「戦時下」に入るに従って、9・11以降のアメリカと同じように「報道の自由」や「言論の自由」といった基本的な人権の侵害が、大手を振ってまかり通るようになってしまった。日本の戦後民主主義は、その脆弱性をさらけ出している。

 小泉首相は、「どの地域でもテロというのは起こる可能性はある」と言うが、テロは自然災害ではなく人災だ。今日本がテロの標的になっている理由はハッキリしている。米軍支援のための自衛隊イラク派兵を強行したからだ。自衛隊イラク派兵によって日本は、歴史的に親日的だったアラブ・イスラムの人々を敵にまわしてしまった。

 アメリカ追随一辺倒を見直し、劣化ウラン弾の汚染除去や医療支援をはじめ、本当にイラクの人々のためになる日本独自の復興支援に取り組んでいくならば、日本がテロの標的にされることもなくなるはずだ。

(2004年4月15日発行 『SENKI』 1141号1面から)


参考

ブッシュ追従のポチ犬小泉を支えている創価・公明党イカンザキの手は血塗られている。【これで平和とか福祉とかって、笑わせる】
http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/1089.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 4 月 14 日 00:19:36:WmYnAkBebEg4M


元画像のリンク
http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/0,7371,1043150,00.html
と+αのパロディ。

神崎代表「サマワ比較的安全」 来月中旬にも陸自先遣隊 (12/21)
「もっと危ないと思っていた」神崎氏、サマワ訪問後会見 (12/21)

(左)
参院選 公明党・神崎武法氏、CMで熱演−−「インパクト」狙い時代劇風に
http://www.mainichi.co.jp/eye/2001senkyo/sangiin/article/news/200106/05-3.html

(右)
記者会見する神崎公明党代表(時事通信) (22日22時35分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031222-01586857-jijp-dom.view-001

米軍の包囲攻撃、ファルージャで殺された子供たち、

http://english.aljazeera.net/NR/rdonlyres/8CB7C17E-F69E-48A2-8034-DEA425192815/33968/1.JPG

http://english.aljazeera.net/NR/rdonlyres/92F0EBB4-0D97-4EAA-B860-9DDB733A5416/33970/5.JPG

http://english.aljazeera.net/NR/rdonlyres/C8D97D53-FE33-467A-A0E6-C6CB511BD5EE/33969/4.JPG

http://english.aljazeera.net/NR/rdonlyres/CD411013-F00B-4848-AC1A-51E566A59AE4/33971/6.JPG

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