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参議院選挙の候補たちはインターネットをどのように活用しているか。四氏の場合
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投稿者 TORA 日時 2004 年 6 月 26 日 15:31:33:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu73.htm

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参議院選挙の候補たちはインターネットを
どのように活用しているか。四氏の場合

2004年6月26日 土曜日

◆選挙・候補者のウエブサイト3 2004・06・23

さて、参議院選が明日公示になる。
 「選挙・候補者のウェブサイト」にも書いたように、ウェブサイトは選挙活動には利用できないため、応援サイトともども公示とともに更新を停止しなければならない。そして公示前の候補者のサイトの表現にも、いろいろな規制がある。それなのに、候補者のホームページを見ようと、一般の有権者が候補者たちのサイトを見るのは、選挙期間に入ってからが多い。

そのため、ネットを重視する候補者のウェブマスターは、現在、サイト更新の最後の追い込みに入っているはずだ。選挙期間内に入ってからアクセスしてきた人たちに対して、規制のある限られた表現の中で、いかに「この候補者に投票したい」という気分にさせるか、で、頭がいっぱいだと思う。

さて、その中で、たまたまわたしが目についたサイトを2つあげてみたい。

■ 山谷えり子氏 (http://www.yamatani-eriko.com)

山谷氏のサイトですごいのは、「今月のご挨拶」と「プレスルーム」に書かれている、山谷氏自身の文章の質の高さだ。状況にふさわしい適切な文体と文章の長さは、さすが元サンケイリビング新聞編集長である。

特に「今月のご挨拶」には、「こんな文章を書ける人間は、いそうで、実はほとんどいない」と、つくづくうなってしまった。主張自体はかなり右寄りにも関わらず、難しい表現を使わずに、山谷氏と主張を異にする人間にもするすると読ませて、「ああ、そうですね」と妙に納得させてしまう。こういう文章が、書けたらなぁ。

山谷氏はかつて衆議院議員として当選したあとに、落選を経験している。聞くところによると、落選した候補というのは本当に大変なもので、精神的にも経済的にもあらゆる面で、痛い思いをするものらしい。だから今回は背水の陣で必死なはずなのだが、「今月のご挨拶」には、政策実行に対する決意は出ていても、当選自体へのすがるような必死さが出ていないのだ。そのため、「ぶれのなさ」「落ち着いた人格」が、言外ににじみ出ている。

サイトそのものはシンプルなつくりだ。が、山谷氏の年齢やこれまで実績を考えると、革新的なサイトを作っても浮きまくるだけなので、正しいといえると思う。

■ れんほう氏 (http://www.renho.jp)

蓮舫氏のどこがすごいかというと、ブログ形式の日記を、ほぼ毎日更新し続けていることだ。

若い候補者に対して、ネットの活用を主張する多くの人が言う。「ウェブを活用しよう。毎日一行でも良いから、本人が書いたものをアップしよう。」 でも、これはなかなかできないことだ。

はじめて出馬する候補者には、毎日一行を書く物理的な時間的ならある。超目玉候補でもない限り、それほどお呼びはかからないからだ。でも、精神的な余裕がなくなってしまう。それでも、本人がサイトの重要性を感じているばあいには、ほかの仕事をすべて止めて、丸一日ウンウンうなったあげく作った文章を、さかのぼりで適当な日付に分散してアップすることになったりする。

また、プレッシャーを受けていると、選挙が近づくにつれて、往々にしてすごいことを書いてしまう人間がいる。「わたしが結果を出せなければ、従来型の選挙に逆戻りする」とか「ホームページを自分で書いているのは、私だけだ」とかだ。書いている本人としては、「自分はほかの候補者とは違う」と何とかアピールするとともに、実は書くことによって自分を奮い立たせているのであろう。ところが、こういう記述にアクセスした支持者でない人間は、その記述に候補者の余裕のなさと、精神的なブレを感じる。

蓮舫氏の日記には、このありがちな余裕のなさが感じられないのだ。公示直前に「すごい風」などをさらっと書けてしまうのだ、とんでもない大物か、たんなる勘違い人間のどちらかだ。

◆選挙・候補者のウエブサイト2 2004・05・09

夏の参院選の候補者のサイトで、びっくりしたのを2つ。なお、以下のコメントは一個人のものにつき、世間の見方を代表しているとは思わないように。わたしの独断的な私的コメントで、サイトの作成者にとばっちりがいったら大変だ。(とばっちりがいくことがあるんだよ。)

■ 鈴木宗男氏のサイト (http://www.muneo.gr.jp)

わたしは、無用なスプラッシュページというものが嫌いなのだが、宗男氏のFlashを使ったスプラッシュページには、さすがにぶっ飛んでしまった。宗男氏の「やる気」がみなぎっているし、これなら彼に興味がない人でも、このページは見る気になるだろう。指示通りボリュームを上げて、できれば部屋を真っ暗にしてみれば、効果満点だ。 ああびっくり。

宗男氏の支持者ではない人間(例えば無党派層)の支持を得るために効果的か…というと、疑問符がつく。サイトのつくりのよさでアクセス数が増えても、それが必ずしも票に結びつくものではないだろう。でも、宗男氏の健在ぶりを示し、すでにいる宗男氏の支持者たちの士気を高めることがこのスプラッシュページの目的なら、かなり成功するのではないかと思う。

あまりにもスプラッシュページの印象が強くて、サイトの中身を見る前に満腹になってしまった。


■ 尾身朝子氏のサイト (http://www.omi-asako.jp)

まず、ほとんどのページが、イメージ・ファイルだけを並べた構成なのにびっくりだ。ブラウザによって「見え方」が変わってしまう可能性を、嫌ったのだろうか?

字までイメージファイルにしてしまったとすると、ファイル内の文字内容の更新があるたびに、イメージファイルを差し替えるのだろうか。代替テキストも入っていないので、ブラウザをサクサクと操作しようと画像表示をオフに設定したら、何も表示されなくなってしまうし、間違っても音声ブラウザは使えない。

それから、JPGファイルの尾身氏の肌の写りがよくない。わたしはWindowsでこのサイトをみたのだが、Macではどのような肌写りになってるんだろう。これはいくら何でも可哀想。

尾身氏が別の職業だったら「こんな作りのもあるんだ」で済むかも知れないが、「ITコンサルタント」の肩書きを使いながら、サイトのつくりがこのような状態というのは、さすがにちょっとまずいと思う。

◆選挙ポスター:それは組織力の問題だ 2004・06・18

さて、今年の参議院選挙は6月24日が公示で、7月11日が投票日だ。つまり、この選挙の候補者が、自分への投票を依頼する「選挙活動」をできるのは、24日の公示から投票日前日までだけだ。

というわけでこの期間中には、巷は選挙カーと演説でうるさいし、街にはポスターや選挙ビラが氾濫することになる。あまりにも見苦しい光景だが、選挙運動するほうは必死なのだ。

ところで、この選挙期間に候補者のポスターやチラシなどが、何枚ぐらい出まわるかをご存知だろうか。参議院選挙における制限枚数は、わたしの記憶が正しければ、1候補者につき、ポスターは7万枚、ビラの数は25万枚、選挙ハガキの数は15万枚だ。

え? 立候補したとしても、印刷費用がないって? 大丈夫。実はこの印刷費用のかなりの部分は、公費負担だ。つまり国が出してくれる。

が、ここで「自己負担が少ないから」と、金欠候補が嬉々としてポスターやビラやハガキを、制限枚数いっぱいまで刷ってしまったらどうなるか? もちろん強力な組織がバックについていて、ボランティアもたくさん集められる候補は良い。が、そうでない候補の事務所は、いろいろと刷った印刷物の処分に、のちのち悩まされることになる。

ポスターやビラはそのままでは表に出せない。公示とともに人海戦術でポスターやビラの1枚1枚に、証紙を張らなければならない。そして証紙を貼ったあと、選挙区の候補なら公共のポスター掲示板に、だれかが出向いて貼ってこなければならない。選挙期間内に、7万枚すべてを貼りにいける力はあるかな? ビラも同じだ。25万枚を限られた期間で、すべてさばけるだろうか。

比例区候補は、選挙区の候補よりもっと大変だ。参議院の比例区は全国区なのに、ポスターを掲示する場所は、自分で見つけなければならないのだ。ポスターは電柱など公共の施設に張ってはいけない。となると、どこに、だれに貼ってもらおうか?

もちろんこちらも、組織がバックについていれば、そこへお願いできる。でも組織がない場合は、知り合いの家の塀に貼らせてもらうのがせいぜいだ。それに、ポスターは紙なので、そのままではペラペラしていて貼れない。台紙となるベニア板や、ベニア板を塀などにくくりつける針金等を、用意しなければならない。

さて、紙類が選挙期間中にさばけなかった場合、それはとっても惨めなことになる。ポスターはけっこう大きい。そして7万枚のポスターはかなり重く、場所をとる。ハガキもチラシも枚数があるため、こちらも同様だ。だから、候補者の事務所は、選挙後の処分のことを考えながら、これらの紙類の発注枚数を考えなければならない。

候補者とそのスタッフには、選挙後に大仕事が残っている。当選しようが落選しようが、選挙が終わったらすべての選挙ポスターを速やかに撤収することだ。ここで、政党としての組織力や選挙の作法が問われる。できれば投票日の翌日に、そして遅くとも3日以内に、すべてのポスターを撤収しなければならない。

比例区の候補のポスターなどは、スタッフも把握していなかった国内の最果ての地に貼られていることがあり、選挙後、事務所に「○○県XX郡に貼りっぱなしだぞ。見苦しいからはがしに来い!」と、クレームの電話が入ることがある。

もちろんこれも組織がついていれば、△△建設のXX支店の人に、はがしに行ってもらえばよい。が、組織がないと、「○○県XX郡? そんなところに行く交通費はないよ。誰かそのあたりに知り合いが住んでいる人はいない?」と、ポスターはがしにいけそうな人間を、探し回ることになる。

候補者と政党の評判が悪くなることもいとわないのであれば、選挙後のポスターはがしの作業を、放棄してしまうことも可能だ。3年前の参議院選挙では、自由連合の比例区の候補のポスターが、ベタベタと電柱に貼られ(すでに選挙違反)、しかも選挙が終わってもいつまでもそのままで見苦しかった。

巣窟日誌ブログ  ふくしまゆみ
http://yfden.blogzine.jp/sokutsu/cat258787/


(私のコメント)
参院選が始まりましたが、選挙カーがうるさいだけで誰が立候補しているのか選挙看板を見ないとわからない。「株式日記」でもインターネットを選挙に活用せよと何度も書いてきましたが、いまだに選挙法が改正されていない。ホームページが図画文書の配布に当たるという総務省官僚の無理な解釈のためだ。ネットがなかった時代の法律でどうしてネットが裁けるのか。

前回の参院選挙でもネット解禁を訴えて出た候補が選挙期間中もホームページを更新して選挙をしていましたが、落選したせいか選挙違反で捕まることもなかった。この候補は確信犯で選挙違反で捕まることで裁判になれば、総務省のネット規制は違法だと裁判で決着が付けられたであろう。

私の日記でも毎日のように小泉首相や竹中大臣を批判した記事を書いているのですが、これは怪文書の配布ということになるのだろうか。なるわけがない。選挙期間中に政治的な意見が表明できないというのは明らかにおかしい。ところが掲示板などに政治的意見を書き込むと削除してしまう管理人がいる。トラブルを恐れて削除するのだろうが、このような自主規制が官僚や一部の政治家の狙いなのだ。

そのおかげで選挙に対する関心も薄れて投票率も下がれば、自民・公明党が有利だからネット利用を妨害しているのだ。それでも以前よりは規制もゆるくなって選挙期間中も更新は出来ないがサイト自体は閉鎖せずともよくなった。だから23日の公示前に候補者達は力の入ったサイト作りをしている。

福島由美氏のサイトで候補者のホームページを論評していましたが、鈴木宗男氏のサイトは力が入っていて音声付の派手なサイトだ。いずれネットが解禁されればビデオなどの動画も使って演説や活動をサイトで見られるようになるだろう。しかし現在は無駄なポスター7万枚やはがき25万枚など無駄なことに使われている。その費用をネットに使えば選挙費用もかなり安く出来るはずだ。

自民党の一部がネットに反対しているのは、自分の支持者達が老人が多くネットを利用していないから不利だと妨害している。日頃はIT革命だのといっていながら実際は妨害しているのだ。そして選挙カーで名前を連呼するだけの選挙形態に固執している。そんな議員が国会に多いから日本が停滞してしまうのだ。


◆最近はアクセス数が増えたおかげでプロバイダーのサーバーがちょくちょくダウンするようになりました。1時間に200アクセス以上になるとダウンするようだ。もしメインのサイトが見られないときはミラーサイトか裏サイトでご覧ください。

http://1234tora.fc2web.com/index.html (ミラーサイト)
http://members.goo.ne.jp/home/1234tora/main (裏サイト)

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