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岡田・藤井体制で小沢氏の民主党乗っ取りは成功した しかし小泉首相のような党の看板スターがいない
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投稿者 TORA 日時 2004 年 5 月 20 日 06:32:09:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu71.htm

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岡田・藤井体制で小沢氏の民主党乗っ取りは成功した
しかし小泉首相のような党の看板スターがいない

2004年5月19日 水曜日

■小沢は前から知ってた!〜年金政局(1)b■ 佐々木敏
http://blog.melma.com/00042082/20040518

「オレが(民主党の)代表になったら、国会議員全員が年金(保険料)を払っているか調べる。しかも、(国会議員も)国民年金に強制加入となった'85年の前も後も、すべて調べるんだ。はっきり言って、オレにとっても危ない話だ。オレだって払っていないかもしれない。議員だけじゃない。必要に応じて公設秘書の年金も公開させる。それでもオレを担ぐんだな?」(『週刊現代』04年5月29日号 p.39 「小沢一郎『公設秘書の年金未納を調べろ』」)。

これは、04年5月17日発売の『週刊現代』が、「5月14日(午後2時台)の代表就任受諾記者会見以前の5月12日に、民主党の小沢一郎代表代行(当時)が、民主党幹部に語った」と報じる記事である。週刊誌の印刷・製本・配送にかかる時間を考慮すると、この記事が5月14日以前に書かれたことは間違いない。

●厚生年金違法加入●
5月14日の小沢の受諾会見の約3時間後、小泉首相の飯島勲秘書官は「小泉首相には(強制加入となった85年以前に)国民年金未加入期間があった」と記者会見で明らかにした。

飯島は、社会保険庁の資料を見たのではなく、銀行通帳など手元の記録で確認した、という。小泉の銀行預金通帳によれば、60年代から年金保険料はちゃんと引き落とされている、と飯島は主張するのだ。

が、当時はまだ年金保険料を銀行で引き落とす制度はなかった(04年5月17日放送のTBS『ニュース23』)。飯島の主張は明らかにウソなのだ。

この、飯島の「社会保険庁のデータを見なかった」という主張は、5月14日の記者会見当時からマスコミに疑問視されていた。「それなら、正確かどうかわからないではないか」と突っ込む記者もおり(産経新聞04年5月15日付朝刊1面)、それに応える形で仕方なく、飯島は銀行預金通帳云々の言い訳をせざるをえなくなったのだ。

なんで、社会保険庁のデータを見るのがいやなのか?……考えられる理由は1つしかない。社会保険庁で照会すると、国民年金だけでなく、厚生年金の加入状況も同時にわかるからだ。

実は、小泉首相の年金スキャンダルの最大の疑惑は国民年金の未納(未加入)ではない。それとは別に、厚生年金に違法加入していた、という詐欺、脱税にも該当しかねない疑惑があり、それを隠したいから飯島はヘンな言い訳をせざるをえない、と解釈するのがもっとも自然だ。

小泉は70年4月1日から74年11日1日まで、横浜の不動産会社に勤務し厚生年金に加入していたが、その間、72年12月には衆議院議員に初当選している。この、不動産会社勤務当時、小泉は20〜30代の「若造」だ。どう見てもただのサラリーマン(会社員)であり、会社役員ではない。そして、会社役員や芸能人ならともかく、国会議員はその職にありながら(ヒラの会社員として)会社の仕事をすることは事実上不可能だ。

とすると、小泉は勤務実態のない会社に在籍しつつ、その在籍を根拠に厚生年金に「違法に」加入していた疑いが濃厚だ(04年5月17日発売の『週刊ポスト』04年5月28日号 p.29 「厚生年金違法加入疑惑」)。この、違法な厚生年金保険料の支払い分は、当然所得税の課税対象から控除されるので、それによって「節税」された分は「脱税」となる可能性がある。また、勤務実態のない会社に勤務したことを理由に将来年金を受け取ると、詐欺に該当する恐れもある。

●刺し違え●
04年5月17日、小沢は、自身の、85年以前の国民年金未加入が判明したことを理由に、民主党の代表選出馬を「突然」辞退した。
が、『週刊現代』前掲記事は、小沢の「全国会議員の年金の未納・未加入を明らかにする」作戦は、小泉首相のクビがねらいだ、と述べている。

もちろん、小沢が、小泉と同じ85年以前の未加入を理由に代表選出馬を辞退したからといって、それで小泉が即退陣するという保証はない(04年5月17日放送のテレビ朝日『報道ステーション』における、加藤千洋・朝日新聞記者の発言)。しかし、未納(未加入)問題や違法加入疑惑で小泉政権を揺さぶれば、たとえ04年5月22日の再訪朝で小泉が北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けて一定の成果を挙げても、そのあとの国会で年金法案を廃案に追い込むことが可能になる。そうなれば、04年7月の参院選で与党・自民党の(惨敗はムリでも)少なくとも圧勝を防ぎ、民主党の議席減を最小限に留められる。

●クーデター継続中●
小泉首相が再訪朝によって国民の支持を得ようとすることは、04年2月頃から予想されていた。一定の成果が見込めない限り「首相が」(相手国の首脳の訪日なしに)二度続けて外国を訪問することはありえないから、訪朝が決まれば、なんらかの(世論への目くらまし的な意味かもしれないが)成果はあるに決まっている。そうなれば、7月の参院選は与党・自民党に有利、野党・民主党に不利になる。

小沢は5月10日の菅直人・民主党代表の辞任表明直後は、岡田克也・民主党幹事長に代表就任を要請されても、「菅代表の残り任期(04年9月まで)でなく、党規約を改正して2年間の任期を与えてほしい」と言っていた、と伝えられている。

たとえ、自身の未納(未加入)問題がなくとも、小沢がそのまま代表就任を受諾すれば、そして7月の参院選で民主党が1議席でも減らせば「敗北」の責任を問われて、04年9月の代表任期終了を迎えることになる。そこで、民主党の一部は当然、他の代表候補を立てて代表選を(たとえ形式的にせよ)戦おうとするから、下手をすれば小沢といえでもその代表選で「落選」し、政治生命もそこで終わってしまう危険があった。

14日に、岡田の説得を受けて代表就任を受諾する際、小沢は、岡田の主張する「話し合い決着」を蹴り、形式的にせよ代表選を行うように訴え、5月18日に、党規約(任期途中で代表が欠けたときの規定)に基づき、両院議員総会による代表選出手続きが行われるはずだった。

14日の受諾会見から、この手続きが終わるまでの4日間は、たとえ小沢が岡田からの代表就任要請を受諾しても、まだ正式決定ではないから断れる。
現に17日、小沢は断った(ということは、断りたいから「代表選をやってくれ」と言った、ということか)。

しかも、強制加入になる前の未納(未加入)を理由に、小沢が代表就任を辞退したことで、民主党の次の執行部(岡田新代表)は……岡田が菅直人・前代表のもとで幹事長としてまとめた、政府与党が成立をめざす年金法案の成立につながる「(与党と民主党の)3党合意」の存在にかかわりなく……「未納」問題で、政府・与党を追求せざるをえなくなった(3党合意は事実上、破棄される可能性が高まった)。

【岡田は5月17日深夜の民主党幹部との会談で「未納、未加入問題がある人は執行部から外れてもらう」と語った(共同通信Web版04年5月18日 < http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040518-00000026-kyodo-pol > )。一方、毎日新聞の岸井成格記者は「ほとんどの国会議員が未納問題の恐れを抱えているが、官僚出身の議員だけはこういう制度に強いらしく、ほとんど全員完璧に納めている」という(04年5月17日放送のTBS『ニュース23』)。とすると、小沢の潔い(?)決断の結果、民主党内では、官僚出身議員が重用され、その発言力が一気に増大することになる。当然のことながら、官僚出身の「左翼系」議員はいないので、発言力を高めるのは、保守・中道系だ(民主党内の旧社会党系グループの発言力は一気に低下し、民主党は憲法、防衛、外交などの諸問題での党内対立を「卒業」することが可能になる)。岡田は通産官僚出身なので堂々と(?)代表を務められるが、党実務を仕切る幹事長はだれが務めるのだろうか?……実は、小沢の腹心、旧自由党系の藤井裕久は大蔵官僚出身(93年の細川内閣では蔵相)なので未納の心配がない。もし、この、旧新進党(新生党)時代に「小沢チルドレン」とまで言われた小沢直系の藤井が幹事長に就任するのなら、岡田代表の新執行部は事実上の「小沢リモコン執行部」であり、小沢の「民主党乗っ取り計画」は成功した、とさえ言える。】

民主党幹部のなかには、「(代表辞退という)潔い身の処し方で、小沢が今後代表に就任する芽は残った」という意見があるので(産経新聞04年5月18日付朝刊3面「肉を切らせて骨を断つ」)。おそらく小沢は、04年9月の代表選に出馬して、小党自由党の党首から、最大野党民主党の党首(代表)になるという、前代未聞の「乗っ取り」を完遂するつもりに違いない。自民党から政権を奪うには、衆議院の解散・総選挙が必要だが、それは当面ない……04年7月参院選がハプニングによって「衆参同日選」になる可能性は低い……というのが小沢のヨミなのだろう。

●同日選の可能性●
但し、筆者は、同日選の可能性はないとは言えない、と見る。国会での年金法案審議が、民主党の「未納」問題追及などで立ち往生し、かつ、小泉首相が「5月22日の再訪朝により拉致問題などで一定の成果があった(と国民が評価した)」と(国民でなく小泉自身が)思ったら、小泉はその性格から見て、「国会立ち往生」の責任をとって退陣(内閣総辞職)することはなく、解散・総選挙で国民の信を問う……つまり「賭け」に出るほうを選ぶだろう。

なぜなら、5月22日に急遽決まった再訪朝が、すでに「賭け」なのだから。
小泉は、首相就任前後に語っていた「自民党をぶっ壊すつもりで改革をやる」という言葉とは裏腹に、「与党としての自民党と、自身の権力とを守るためには、なんでもやる」という「権力欲」のかなり強い政治家のようだ。

それは(靖国神社をどう考えるかの議論はさておき)、自身の思想信条として、「(01年)8月15日には、いかなることがあろうと靖国神社に参拝する」と公約して01年4月に首相および自民党総裁に就任したにもかかわらず、周囲に文句を言われると、あっさりそれを翻して8月13日に参拝してしまったことに、もっとも典型的に表れている。

ほかにも、(道路)族議員を「(改革への)抵抗勢力」と呼んで敵視する振りをしつつ道路公団改革を進めると主張しながら、結局は自民党内の権力基盤を固めるために、道路族議員のドンである青木幹雄・参院自民党幹事長と手を組んでしまったことからも読み取れる。

もはや小泉政権は、なんらかの政策や思想信条を実現するための政権ではなく、完全に政権維持のための政権、つまり選挙に勝つためだけの政権になっている。

民主党に限らず、衆議院議員は全員、解散・総選挙(同日選)はありうるという覚悟でいたほうがいいだろう。
もし、岡田新代表のもとで民主党が「衆参同日選」で議席を伸ばすと、04年9月の代表選では、小沢が当選する可能性はほぼなくなる。逆に、民主党が議席を減らすと、民主党が政権を取る可能性は当面(おそらく3年間)なくなる。


(私のコメント)
小沢民主党の誕生は、小沢氏自身が小泉首相と同じく任意加入の時期に未加入があり代表を辞退することになった。逆に菅氏は役所のミスが原因で未納になったのであり、年金に関しては菅氏は代表を辞める理由はなかった。しかし選挙の顔としては菅代表では補選で三連敗するなど、神通力を失っており代える必要があったのは確かだ。

しかし小沢代表で年金で参院選を戦えばと思っていたのですが、小沢氏自身が未納では年金を争点にして参院選を戦うのは出来なくなった。年金制度を決めている議員自身が未加入だったり未納だったりでは国民の納得は得られない。このような無責任な国会議員では官僚たちが作った年金法案に、ただ粛々と議決していたに過ぎない。

これでは民主党も自民党も変わりがなく、実務は官僚たちが仕切って国会議員の先生方は中味のない審議ごっこをしているだけなのだ。だから総理大臣や国務大臣になったところで官僚たちが作ったメモを読み上げるだけの人形に過ぎなくなってしまう。これでは選挙の投票率が下がり続けるのも当然だ。

岡田民主党になって自民党に対抗できることは、世代交代なのですが民主党の若手も自民党の若手もまるでやる気がなく、党首選挙で立候補する人がいない。みんな派閥の幹部の言いなりで、若手とはいっても陣笠議員に過ぎず、志のある若手議員は数えるほどしかいない。政策にしても大臣になってから慌てて勉強を始めるといった情けない状態だ。

小泉首相が国民の支持率が高いというのも、今までの総理に比べれば口先は達者だし、外国の首脳と会談をするにしてもバカにされないで済むレベルの能力はあるからだ。今までの首相は多かれ少なかれ鈴木善幸や森喜朗的な外人にバカにされてばかりの情けない人物が多かった。

岡田新代表も小泉首相に比べれば不器用そうで、外国の首脳にジョークの一つも言えない日本の政治家タイプだ。例えば北朝鮮の金正日と会談するにしても小泉総理ならなんとか会談でわたりあえるかもしれないが、岡田代表では金正日に手玉に取られそうだ。歴代の日本の政治家は情けないほど弱腰で外国の首脳にペコペコばかりして、まるで威厳がない。

日本の総理大臣はバカでもなれるようになっている。年功序列で当選五回で大臣で当選十回で総理大臣といったように決められる。だから凡庸でも運がよければ政治のトップの地位に立てる。しかし実力で総理になった訳で無いからたちまち馬脚を現して一年足らずで失脚する。それの繰り返しだった。

小泉首相が三年続いたのも歴代の首相では出来なかったことをやってのけたから国民の支持率も高い。自衛隊のイラク派遣も北朝鮮への強腰外交も他の首相では出来なかっただろう。靖国神社参拝における中国からの抗議も他の首相だったら聞き入れて抗議に屈していただろう。だからこそ日本国民の支持率も高いのですが、これからの総理もその点は見習ってほしいものだ。

自衛隊のイラク派遣も、災い転じて福となすで憲法改正で自衛隊を国軍として認めさせるように出来れば結果オーライかもしれない。しかし戦死者が出ないうちになんとか撤退できればいいのだが、冷酷な小泉首相でなければこのような事は出来ない。

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