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北朝鮮による拉致被害者5人の帰国で終わりなのか 首相再訪朝 家族会強い反発「予想以上」 官邸サイド、困惑
http://www.asyura2.com/0403/senkyo3/msg/626.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 5 月 24 日 15:59:51:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu71.htm

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北朝鮮による拉致被害者5人の帰国で終わりなのか
25年も拉致問題を無視してきた政治家とマスコミ

2004年5月24日 月曜日

◆首相再訪朝 家族会強い反発「予想以上」 官邸サイド、困惑
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040524-00000003-san-pol

「世論、最終的に理解」
 日朝首脳会談を受けて拉致被害者の家族らから小泉純一郎首相への批判が高まっていることに、首相官邸サイドは困惑している。北朝鮮側が死亡・行方不明としてきた十人に関して進展がない可能性があることや北朝鮮への食糧支援などで反発の声が上がるだろうことは、官邸側も事前にある程度想定していた。しかし、「政治責任をとってほしい」などとする家族会の首相批判は予想を超えていた。首相サイドは会談の成果を強調して理解を求める一方、批判が世論全体に広がるのか慎重に見極めている。

 「拉致被害者家族との面会は、マスコミに公開することにしよう」
 二十二日夜、平壌での日朝首脳会談を終えて帰国したばかりの小泉首相は、拉致被害者の家族らに訪朝の成果を報告するため都内のホテルに向かう車の中で、急遽(きゅうきょ)、事務方にこんな指示を出した。
 首相は羽田空港に戻るまで、訪朝の成果にむしろ自信を持っていた。だが、帰国した途端、政府関係者や与党幹部から家族の反発が強いことが相次いで報告された。「それならば」と指示したのが面会の公開だ。首相自身が熱心に語りかければ必ず家族の理解を得られるとの読みがあったようだ。

 しかし、そんな思惑とは裏腹に首相は家族会から集中砲火を浴びた。日朝首脳会談に同席した山崎正昭官房副長官は二十三日、フジテレビやNHK、日本テレビ、テレビ朝日の報道番組などに相次いで出演。「(首相への)批判は批判として謙虚に受け止め、一つのステップにさせていただきたいが、今回の首脳会談で首相は最大限の努力をしたと思う」などと釈明に追われた。
 もともと首相は訪朝前から批判は覚悟の上で、元米兵のジェンキンス氏の来日が困難であることも予想の範囲内だった。だが、「それでも自分が行かないと解決しないと考えた。このへんは政治家の勘だった」(官邸筋)といわれる。
 しかし、外交上の慣例である相互訪問の原則を破ってまで、首相が再訪朝したことから、「大きな成果があると確信しているからこそ首相は行くのだろう」(自民党幹部)と、期待値が上がってしまった。また、首相周辺の一部が家族八人の全員帰国に自信を見せたことなども「訪朝のハードルを上げてしまった」(政府筋)ことになった。

 首相は家族帰国から一夜あけた二十三日、自民党の安倍晋三幹事長とともに、自民党本部で夏の参院選に向けたポスターのための写真撮影に臨んだ。年金未納問題などに対する批判が高まる中、自民党にとっては首相の国民的な人気が参院選での頼りでもある。その人気に今回の訪朝がどう影響するか。政府内には、予想以上の首相批判に対して、「北朝鮮相手の外交の成果には限界がある。家族会の反発が収まらなくても、世論は最終的に首相を理解するはずだ」(政府高官)との声もある。(産経新聞)
[5月24日2時48分更新]

◆拉致被害者を見捨ててきた日本政府 救う会全国評議会
http://www.sukuukai.jp/shiryo/paper01/02-4.html

 結論からいうならば、家族会救う会が結成され救出運動を開始し世論が一定程度盛り上がるまで、日本政府とマスコミは多数に日本人が北朝鮮に拉致されていることを知りながら、ほとんど何もせず拉致被害者を事実上見捨ててきた。先に少し書いたが、横田めぐみさんの事件が起きる二カ月前に政府が公式に認定する10人の拉致事件の第1号となる久米裕さんの事件が起きる。1977年9月19日のことだ。工作員が久米さんに「なりすます」ことを目的とした拉致であった点と久米さんを海岸まで連れてきた在日朝鮮人が現場で逮捕された。

 実はこの在日朝鮮人李秀吉は東京田無で金貸しをしていてその客の一人だった久米さんを密輸で儲けないかと騙して石川県の海岸まで連れていったのだが、その日石川県沖に北朝鮮工作船が出現していたことが警察庁の電波傍受等で分かっていたため厳重警戒中の石川県警警察官に、すでに久米さんを工作員らに引き渡したあとだったが外国人登録証不携帯で逮捕された。警察の取り調べで李は久米さん拉致を自白し、自宅を家宅捜索すると乱数表と換字表等が出てきた。石川県警ではそれを使って録音してあった北朝鮮からラジオ放送の数字暗号を解読することに成功したという。

 ところが李は結局、不起訴処分となり、事件についての報道もなかった。この時拉致という重大事件が裁判に掛けられ、マスコミでも大きく取り挙げられていたら、横田めぐみさんはその二カ月後の暗い道を一人で帰宅しなかったのではないか。また、翌年拉致された田口八重子さん、曽我さん親子と三組のアベックももう少し警戒をしたはずだ。その意味で石川県警の不起訴という決定は大きな禍根を残したと言える。ところが、不起訴処分の後どう県警は警察庁長官賞をもらっている。ただし、この受賞の事実もまた対外秘とされていた。

 次のチャンスは、原敕晁さんが拉致されたあと、原さんになりすまして五年間も活動していた工作員辛光洙が韓国情報部によって逮捕され、原さん拉致を全面自白して有罪になった1985年だった。原さんを拉致対象者として選んで宮崎の海岸まで連れていった大阪在住の在日朝鮮人2人を事件の犯人の一部として逮捕することも十分可能だったのに、大阪県警は何もしなかった。マスコミもソウル発で書いたことは書いたが、あくまで韓国情報部の発表をそのまま伝えるという消極的姿勢を崩さず、扱いも小さかった。

 犯人が逮捕され自供をしており、その上辛光洙が原さんになりかわって取った旅券、免許証、健康保険証という動かぬ物証までがあるのに、やはりこの時点でもめぐみさんらは見捨てられた。

 三度目のチャンスが1988年1月の金賢姫記者会見だった。ここで政府はやっと重い腰を上げ、同年3月の参議院予算委員会で梶山静六・自治大臣国家公安委員長は一連のアベック失踪について「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚である」という歴史的答弁を行った。国会国の治安の最高責任者が、北朝鮮を犯罪者扱いしたこの答弁は、歴史的なモノだったが、マスコミはまさにこの大ニュースを無視した。読売、朝日、毎日ヘこの答弁について1行も書かず、書いた産経、日経も一段ベタ扱いだった。ここでもめぐみさんらは見殺しだった。

 そして、1990年9月金丸訪朝から始まった、日朝国交交渉は、1991年から92年にかけて八回行われたが、本交渉の席で拉致問題が取り上げられたのは、91年5月の第三回交渉のみであり、その上政府認定の10人全部ではなくただ「李恩恵」と呼ばれる田口八重子さんだけについて消息調査というまったく腰の引けた取り上げ方がされただけだった。

 マスコミも含めて詳しく事情を知らない人たちは、日朝交渉が1992年に中断したのは「李恩恵」問題で紛糾したためだと書いたり言ったりしているが、実際は日本側が第四回交渉にはいる時点で、本交渉には「李恩恵」問題を出さないから会談を再開して欲しいと北朝鮮側に低姿勢ですり寄る裏交渉が成立していたのだ。それに従い、四回から七回までは本交渉とは別の席で日本側次席代表が北朝鮮の次席代表に田口八重子さんの消息調査はどうなったかと形式的に尋ね、北朝鮮はそれをただ聞き置くという「セレモニー」が続けられたが、八回交渉で北朝鮮側がその「セレモニー」さえも認められないと激しく抗議したために会談が中断したというのが、真相だ。

 つまり、拉致という自国民の人権と自国の主権に対するこれ以上ないひどい蹂躙行為をされながら、日本政府はその加害者の国と公式に話し合う外交交渉の席で被害者をすぐ帰して責任者を処罰せよという独立国家の政府ならどの国でもなすはずの当たり前の主張をしなかったのだ。

 「文芸春秋」1998年6月号の加賀孝英論文によると、警察は田口八重子さん拉致で大物在日商工人、安商宅・東海商事会長が重要な役割を果たしたことをつきとめ、1990年5月10日付けで安商宅の自宅及び朝鮮総連への家宅捜索令状と同15日付でその手下の男への逮捕状が取られた事実がある。しかし、家宅捜索前日の5月9日に突如として捜査は打ち切りとなる。警視庁関係者は「金丸訪朝で潰された。そう聞いている」という驚くべき証言を加賀氏にしている。

 そして、1995年には自民党の加藤鉱一幹事長(当時)らが中心になって50万トンの米を事実上無償で「日朝交渉再開の雰囲気作り」(加藤氏)のために送ったが、その際にも拉致問題は一切持ち出さなかった。日本人が国家テロの犠牲になって20年も身柄を拘束され続けていることを政府が掴んでいながら犯人である北朝鮮に対して経済制裁を行うどころか、反対に無条件で支援をしたということだ。


(私のコメント)
北朝鮮による拉致問題の経緯を見ても日本の政治家とマスコミは信用できないことがよくわかる。何度も北朝鮮工作員による拉致事件を現行犯で捕まえても、警察レベル以上からの圧力によってうやむやにされてしまう。不起訴にしてしまえば犯罪が行われても処分はしないということは、在日朝鮮人は犯罪を犯しても朝鮮総連から政治家に圧力をかければ治外法権的特権が認められていた。

日本国全域に散らばった朝鮮総連の建物には税金もかからず営業活動が行えた。ようやく最近固定資産税がかけられるようになってきたが裁判を起こしている。このような特権的地位が在日朝鮮人に認められているのは、日本の政治家に特別なコネがあるからだ。在日朝鮮人といっても一般人ではなく北朝鮮の工作員として非合法活動をしている人たちのことだ。

日本には外国のスパイを取り締まる防諜機関が無い。国家機密を盗み出して捕まってもたった1年の刑罰で釈放されてしまう。だから外務省や日本の象徴には秘密を保持することは不可能で、日本の中央官庁は外国のスパイの巣窟になっている。もし日本に防諜機関が出来て徹底的な取締りをしたら、多くの政治家と高級官僚が海外亡命することだろう。

日本の行政組織は膨大に膨れ上がってはいても、どういうわけか情報機関と軍事組織はないことになっている。どうせアメリカに外交も防衛も丸投げしているから日本の政治家はノー天気でいられるのですが、今回のような外交交渉になると、とたんにその馬脚を現してしまう。外務省の田中均も北朝鮮の工作員みたいなものだから、今回の訪朝を見ても小泉首相はただの木偶の坊で北朝鮮の謀略に見事に引っかかってしまう。

国際交渉は相手がどのような方法で来るか十分に検討して、それに対する対抗策を固めて交渉に望むのが常識ですが、今回の金正日との交渉で十分な検討がなされた形跡はみられない。小泉首相が交渉事の達人なら一人でも大丈夫なのですが、金正日の前では借りてきた猫のようにおとなしく、北朝鮮ペースに乗せられてしまう。

ジェンキンス氏を巡る説得も小泉首相の馬鹿さ加減を証明するものだ。それに1時間も費やして、他の拉致被害者に対する交渉が出来なくなってしまった。前にも金正日は謀略を仕掛けてくるだろうと警告してきたのに小泉首相は見事に嵌ってしまった。小泉首相の無能さを責めたところで彼を首相にしたのは日本国民なのだから仕方がないことなのですが、日本の政治家は緊張感が無さ過ぎる。

今回の訪朝に対する評価を見ていると、前回の80%を越える支持率に比べると54%の支持率に留まり選挙に大きな影響を与えるほどではない。結局は北朝鮮のブローカーに利用されただけなのだろう。怪しげな朝鮮総連も反撃の謀略を仕掛けてきた成果が今回の訪朝なのだ。殿下さまは次のように解説している。

■2004/05/23 (日) 一発目。なるほど、そういうことだったのか・・。殿下さま
http://www2.diary.ne.jp/user/154269/

われわれが経験してきたところでは、朝鮮総連とは『差別を言い募ることで日本人に対する以上の特別扱いを要求する圧力団体&集金装置』であるから、今回の会談で日本側が『差別などが行われないよう友好的に対応(する)』ことを約束したということは、政府が朝鮮総連に対して『特権的取扱』を約束したということである。だとすると、その『成果』が朝鮮新報に出ているはずだと調べてみところ、なるほど。そういうことだったか

朝鮮総連会館への課税を巡る問題についての朝鮮新報記事をご覧いただきたい(→http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/02/0402j0520-00001.htm)。記事によると、朝鮮総連は19日、東京都による課税処分取消を求める訴訟を東京地裁に起こした。『中央本部会館が約40年間にわたって朝鮮民主主義人民共和国の実質的な在外公館として課税を免除されてきた(ママ)』という理由である。この提訴こそ、今後の日朝交渉に朝鮮総連を参加させることで、朝鮮総連が外交権能を有しているがごとき外観を作り出そうという動きと通底している(→http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/02/0402j0520-00001.htm)。

そもそもこれから日朝交渉を再開して『外交関係』を樹立しようというのに、外交関係のない北朝鮮配下の朝鮮総連が外交上の権能を有していると主張するとは自家撞着のお笑いぐさであるが、この提訴が19日付であったことに注目されたい。それは日朝交渉での合意事項がすでに訪朝前に決定事項であったことを物語るからである。それ以外にも朝鮮大学校卒業者に対する司法試験一次試験免除も(→http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/02/0402j0511-00001.htm)。

このような動きが小泉再訪朝と相前後して出てきたという事実からわかること。それは北朝鮮がさっそく『仕掛けてきた』ということである。小泉訪朝の評価で感情的に世論が割れている間にも、北朝鮮は動き始めている。わたしたちも事態を冷静に見ていく必要がある。


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