米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は１０日、米中枢同時テロ実行犯のうち２人について、２０００年１０月にイエメンで起きた米駆逐艦コール爆破事件の捜査線上に浮かんでいたが、連邦捜査局（ＦＢＩ）と中央情報局（ＣＩＡ）の連絡ミスで米国への入国を防げなかったと伝えた。

　当局はハリド・アルミダールら２容疑者が００年１月にクアラルンプールでテロ組織アルカイダの会合に参加したころから追跡を開始。その後ＣＩＡは、駆逐艦爆破事件の捜査で主犯格のアルカイダ工作員と２人が関係していることを把握したが、連絡ミスで入国を防ぐ措置が遅れた。

　２人は０１年８月末にＣＩＡが入国拒否者リストに入れる指示をする前に入国。同年９月１１日、民間機を乗っ取り、国防総省ビルを攻撃した。（ニューヨーク共同）

毎日新聞　2004年4月11日　13時21分

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040411k0000e030051000c.html

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